NHK2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』の追加キャストが発表された。
連続テレビ小説第109作目となる同作は、笠置シヅ子をモデルにした作品。1914年に生まれた大阪の銭湯の看板娘・花田鈴子がやがて「ブギの女王」と呼ばれ、大スター歌手への階段を駆け上がっていく姿を描く。花田鈴子役を趣里が演じる。10月2日放送開始。
新たな出演者は新納慎也、安井順平、小栗基裕(s**t kingz)、陰山泰、富田望生、利重剛、宮本亞門。新納慎也は演出家の松永大星役、安井順平は梅丸楽劇団の制作部長・辛島一平役、小栗基裕はダンサーの中山史郎役、陰山泰はトランペット奏者・一井役、富田望生は鈴子に弟子入り志願する小林小夜役、利重剛は梅丸のライバル会社・日宝社長の大林林太郎役、宮本亞門は破天荒な天才作詞家の藤村薫役を演じる。キャストコメントも到着。
【新納慎也のコメント】
念願の朝ドラ初出演となります!オファーをいただいた時は本当に嬉しかったです。「当て書きのようだ」と言われる松永大星という演出家の役です。
「まぁね、僕は演出家の一面もあるからね」と思いましたが、どうやらその当て書きの様だと言われる部分はそこではないらしい…(笑)
「ヒロインの相手役ですか?」「違いますっ!」と言われておりますが、いやはやどうなることやら?ですよ。鈴子の才能をいち早く見抜いた審美眼のある松永を、心を込めて全力で魅力的に演じたいと思います。
【安井順平のコメント】
各方面から板挟みにあう中間管理職を演じます。さて、この職に求められる能力という項目を見つけました。コミュニケーション力、リーダーシップ力、人材育成力、課題解決力だそうです。残念ながら辛島部長はこれらのどれもが足りません。逆に、板挟みになりがちな人の特徴として、頼られると断れない。何事に対しても一生懸命で誠実。必要以上に相手のことを考えてしまう。辛島部長は全てに該当します…
制作部長としてはダメだけど、俳優としてはそうありたいものです。そんな辛島部長ですが、どうか愛してやってください。
【小栗基裕(s**t kingz)のコメント】
初めて朝ドラに出演させていただきます。
中山史郎という寡黙なダンサーを演じました。ダンスシーンも必見です!
梅丸は個性的なキャラクターだらけですが、中山もなかなかクセ強です。笑
エンタメの世界ってクセが強い人ばかりですよね。でもそれが一周回って愛おしくなってくる。だからやめられない!
笑えて泣けて元気がもらえる、素晴らしい「ブギウギ」の世界を沢山の方に楽しんでいただけたら幸いです。
【陰山泰のコメント】
トランペッターで楽団のバンマスという役です。
去年の東京NHK制作のドラマ『アイドル』でも同じ様な役柄で出演しました。
トランペットという楽器は手強いです。
戦前戦中そして戦後にかけての、音楽にとっては厳しい状況下、鈴子ちゃんと共に演奏を続けることの葛藤と喜びを、明るく演じていくことができれば、と思っています。
今回初めてご一緒する、キュートでバイタリティー溢れる主演の趣里ちゃんとの共演は、とてもとても嬉しくて楽しみです。
【富田望生のコメント】
なんともコロコロッとした...愛らしい女の子を務めることになりました。
「ホント小夜ちゃんしょうがない子やわ〜」と、チームの皆さまに見守られながら、ズキズキワクワクな日々を全力で駆けております。趣里さんの側でお芝居できること、この物語のヒロインの人生にお供できること、大変嬉しく、光栄です。小夜ちゃんの見つめ方で、支えとなれますよう尽力して参ります。
楽しみにしててくんちぇ!
【利重剛のコメント】
小学生の時にラジオで「買物ブギー」を聞いてから、ずっと笠置シヅ子さんの歌声に魅了されてきました。「ヘイヘイブギー」は一番好きな歌です。僕にとって人生のテーマソングです。
その笠置さんをモデルに、大好きな足立紳さんが脚本を書き、大好きな趣里ちゃんが主演するなんて!発表を聞いた時から参加をしたくてたまりませんでした。本当に嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
【宮本亞門のコメント】
演出家になって自分が演じることは極力避けてきました、これから演技指導がしにくくなるからです。演出家の蜷川さんが「今でも俳優時代の下手な演技を揶揄される。演出家は演技を映像で見せないほうがいい」と忠告されたのもその一因です。
でも笠置シヅ子さんの大ファンの僕は、あえてカメラの前に立ちました。笠置さんに惹かれる理由は、宮本家が同じ香川県出身であることや、母と同じ松竹歌劇団に入団していたこと、それに戦前、戦後と日本中にジャズで元気と希望を与えてくれたからです。
正直、僕のカメラ前での演技は吐きそうなくらい緊張し硬直してましたが、共演者の趣里さん・草彅剛さんらキャスト、スタッフ皆さんのお陰でリラックスできました。この番組で視聴者の皆さんが朝、前向きな一時を迎えられ、ポジティブな喜びを感じられたら幸いです。
【制作統括・福岡利武のコメント】
東京編の出演者も素晴らしい方々ばかりです!
鈴子の才能を見出し、東京へ鈴子を連れてくる演出家・松永役の新納慎也さん。白いスーツがよく似合う新納さんにしかできない独創的なキャラクターになっていると思います。安井さんは、制作部長として自由奔放な羽鳥善一と松永大星に挟まれるまさに中間管理職。二人の強烈な芝居に挟まれながらも、全く埋もれることのない存在感を放ってくれています。トップダンサー・中山役の s**t kingz の小栗さんは、流石の素晴らしいタップダンスを披露していただいています。そしてダンスだけでなく魅力あふれる個性的なキャラにも注目してください!陰山さんは、バンドのトランペット奏者です。トランペットの稽古にもかなり本格的に取り組んでいただきました。鈴子と一井のジャズの掛け合いは本当に迫力があります。
富田さんは、鈴子のところに突然やってくる、福島弁のとても癖が強い弟子入り志願者です。悪いことも良いことも全てが愛おしく見える魅力いっぱいのキャラクターに演じてくれています。ライバル会社の社長・大林は利重剛さん。業界の大物を貫禄たっぷりに演じてくれています。宮本亞門さんは笠置シヅ子さんにただならぬ思いがあると伺い、この天才作詞家の役で出ていただけないかとオファーしました。演出家の宮本さんならではの鋭いアイデアをたくさんいただき、オリジナリティーあふれる役を作り上げていただきました。
東京編も引き続きたくさんの個性豊かなキャストで、エンターテインメントの世界を魅力たっぷり描き出します。
10月2日の放送開始まで1か月を切りました。楽しみにお待ち下さい!
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