写真集『羽生結弦 孤高の原動力』が11月11日に刊行される。
同作は、羽生結弦を写真家の蜷川実花が6つのシチュエーションで撮り下ろした写真集。6シーン64カットの写真に加え、羽生結弦への独占インタビュー、プロ転向1年のアイスショー全記録、羽生結弦への100問100答、「撮影ドキュメント263分」などを収録する。
写真集発売に先立って11月6日刊行の『AERA 11月13日増大号』の表紙に羽生結弦が再登場。写真集には収録しきれなかった未公開カットも掲載予定とのこと。
【羽生結弦のコメント】
蜷川さんとのセッションは3回目です。最近は、羽生結弦という存在にこの服やセットを合わせたときに、どういう構図になるのかを客観視するようになりました。突拍子もないかもしれないですけれど、「この子はどう見られたいのかな」と服の声を聞いたりするようなイメージです。特に、蜷川さんはセットがものすごく凝っていらっしゃるので、そのセットに対してどういう感情や意味をもたせるべきなのか、蜷川さんはどういう視点から写真を撮っていて、どういう雰囲気を受け取りたいのかなと考えながら挑みました。
【蜷川実花のコメント】
羽生さんを撮影していると、ファインダーを覗きながら怖くなる瞬間があります。「この人はどこまでいくんだろう」と底が知れない、内側から出てくる表現力のすさまじさにいつも吸い込まれそうになるというか。表現の幅が広いという言葉では収まらないくらい、人というものを超えた、独特な存在感を持った方です。赤いバラのセットやビッグシルエットの衣装といった、被写体本人のパワーがないと成立しないシチュエーションも多く取り入れています。でも、羽生さんだから絶対に大丈夫だと確信していたし、撮影を終えて、その遥か上を見せていただきました。
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