土曜ドラマ『お別れホスピタル』が来年2月3日22:00からNHK総合で放送される。
原作は沖田×華の同名漫画。余命数か月と判断される人や、病状に加え認知症などで日常生活が困難な人を受け入れる療養病棟を舞台に、その最前線に立つ看護師・辺見歩と非常勤で一般病棟からやってきた医師・広野誠二が、患者やその家族の事情に巻き込まれ、関わっていくなかで、その人らしい「限りある生のかたち」を求めて日々奮闘する姿を描く。
脚本は『おかえりモネ』『透明なゆりかご』などの安達奈緒子。辺見歩役を岸井ゆきの、広野誠二役を松山ケンイチが務める。全4話。
【岸井ゆきののコメント】
「お別れホスピタル」辺見歩役の岸井ゆきのです。
ここ最近は、どう生きて、どう死んでいくのか、生物としての人間の変化を受け入れるのか、あるいは見て見ぬふりをするのか。いくつかの作品を通して考えていました。
そして今回、最期まで最善を尽くし、その人生を見届ける役をいただいたことは自分にとってとても大きなことだと思っています。計り知れない"生き切る"ということを、物語を通して感じたいです。
【松山ケンイチのコメント】
今回演出の柴田さんと「平清盛」以来またご一緒できる事とても嬉しく思います。岸井さんも何度かやらせて頂いてますが、また一緒に演技させていただける事、とても楽しみにしています。生と死は誰もが必ず向き合わなくてはいけないテーマだと思いますが、僕は生も、死も、様々な作品を通してどちらも大事なモノだと考えています。死は避けるべきモノではなく、認めていくモノ。
このような38歳の僕の考えが、この作品を通してどんな変化が、生まれてくるのか。とても楽しみにしています。
【沖田×華のコメント】
「お別れホスピタル」のドラマ化が決まった時、嬉しさと同時に終末期(ターミナル)という難しいテーマを映像化することに驚きを隠せませんでした。高齢者の7割以上が認知症を含む様々な病気を持つ現在、一人死を待つだけの患者達が最後に関わることの出来る身近な人間――それは療養病棟の看護師ではないかと思うのです。果たして孤独の死で終わるのか?慌ただしくも静かな終末期の日常を、ドラマを通して何か感じて頂けたら幸いです。
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