ジョン・ゾーン生誕70周年記念イベント『JOHN ZORN’S DOCUMENTARY & COBRA』が11月26日に池袋・新文芸坐で開催される。
サックスプレイヤー、作曲家、集団即興演奏のプロンプター、ニューヨークのライブハウスの芸術監督など多方面で活動するジョン・ゾーン。巻上公一(ヒカシュー)が主催する同イベントでは、マチュー・アマルリック監督が2010年から12年間にわたってゾーンに密着した音楽ドキュメンタリー映画『Zorn』3部作を上映する。
同作の上映はジョン・ゾーンによるライブと共に開催されることが条件となっているが、特別にゾーンの許可を得て、巻上率いる「John Zorn’s Cobra東京作戦アニバーサリー部隊」が“COBRA”を演奏する。
演奏メンバーは大友良英(Gt)、神田佳子(perc)、北陽一郎(Tp)、後藤篤(Tb)、坂口光央(Key)、ジム・オルーク(Syn)、竹澤悦子(三味線)、直江実樹(ラジオ)、ナスノミツル(Ba)、松村拓海(Fl)、山本達久(Dr)、吉田野乃子(Sax)、吉田隆一(B.Sax)、巻上公一(プロンプター)、オノセイゲン(音響)。チケット販売中。
さらに「名古屋編」「札幌編」も開催。12月26日に得三でライブ『John Zorn's COBRA今池作戦 小埜涼子部隊』、12月29日に伏見ミリオン座で映画3部作の上映が行なわれる。「札幌編」は年明けに開催予定。出演者やチケット情報などの詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。
【大友良英のコメント】
これだけははっきり言える。ジョン・ゾーンの音楽がなければ、私の人生は全く違うものになっていたと思うし、彼の日本での活動がなければ、日本の音楽シーンは今とは全然違うものになっていたんじゃないかって。大袈裟でもなんでもなく、そのくらい彼の存在は私にとって大きい。この映画でジョンの音楽と出会い直すことは、自分自身の出発点を見つめ直すことでもあり、この先の未来をどう作って行くかの巨大な問いでもあると思っている。必見!
【ジム・オルークのコメント】
過去50年にわたり、彼の先人たちと後人たちのためにたゆまぬ努力を続けてきたジョン・ゾーンは、誠実さ、決断力、革新性の象徴であった。これらの映画では、彼のエネルギーに触れることができる。
【石橋英子のコメント】
この映画は大事な歴史の記録であるばかりでなく強いエネルギーで私たちの人生に飛び込み問いかけてくる。
その問いは音楽や芸術の枠を超えている。
不確定性に溢れた日々の営みそのものへの問いかけでもあるような気がする。
【巻上公一のコメント】
ジョン・ゾーンは、驚くべき決断力で、たくさんの音楽家に道標を作る天才の中の天才である。
ジョンが日本の音楽シーンに与えた影響は計り知れない。
ぼくは彼と同時代に生きていることに感謝したい。
最愛の友人であるジョン・ゾーンの70才の誕生日におめでとうを言おう。
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