展覧会『異彩の軌跡展 with ヘラルボニー』が1月31日まで外苑前・ITOCHU SDGs STUDIO GALLERYで開催されている。
ヘラルボニーは、知的障害のある作家と対等なビジネスパートナーとしてアート事業を行なう福祉実験カンパニー。同展では「アートが生まれる過程」をテーマに、「落として描く」「寝転がって描く」「ひたすら反復する」など、ヘラルボニーが契約している作家が作品を生み出すまでの軌跡が「描く方法」「描くモノ」「描く目的」「描く場所・空間」の視点から紹介される。
12月13日には0.03~0.7mmのペンを使ってアートを描く笠原鉄平によるライブペインティングを実施。来場者とコミュニケーションを取りながら、モチーフやキャラクターを壁や床一面に描く。ライブペインティング後には来場者が作中のモチーフ、キャラクターを自由に選び、好きな色を加えていくことで徐々に作品が完成していくという。
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「落とす」菊地真歩 【描く方法】スポンジや雑貨を用いたインタラクティブなアート作品
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「重ねる」藤田望人 【描く方法】重ねられたレイヤーを実体験できる展示作品
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「繰り返す」中川ももこ 【描く方法】アートを描く音を体験できる展示作品
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「押す」山根孝文 【描く方法】手作りの画材を使用して絵を描く体験ができる作品
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「推す」早川拓馬 【描くモノ】思考をリアルに再現した展示作品
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「削る」岡部志士 【描く目的】絵画制作過程で生まれる「コロイチ」を展示する作品
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「寝転がる」岡元俊雄 【描く目的】制作スタイルをシミュレーションできる展示作品
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「楽しむ」 笠原鉄平 【描く場所・空間】来場者参加型の壁や床一面に広がる空間アート作品
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