メイン画像:©︎2023 CURIOSA FILMS - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
トラン・アン・ユン監督の映画『ポトフ 美食家と料理人』に出演するジュリエット・ビノシュのインタビュー映像が公開された。
『第76回カンヌ国際映画祭』最優秀監督賞を受賞した同作には美食家のドダンと、ドダンが閃いたメニューを完璧に再現する料理人のウージェニーが登場。ユーラシア皇太子から晩餐会に招待されたドダンは「食」の真髄を示すべく最もシンプルな料理「ポトフ」で皇太子をもてなそうとするが、ウージェニーが倒れてしまい、ドダンは人生初の挑戦として全て自分の手で作る渾身の料理で、愛するウージェニーを元気づけようと決意するというあらすじだ。12月15日公開。
ウージェニー役をジュリエット・ビノシュ、ドダン役を、ジュリエット・ビノシュの元パートナーだったブノワ・マジメルが演じる。2人の共演は20年ぶりとなる。
『第76回カンヌ国際映画祭』で撮影されたインタビュー映像では料理人・ウージェニーと美食家・ドダンの関係性に惹かれて作品に参加したことを明かすと共に、ウージェニーはドダンよりも自立心が強いと指摘。ウージェニーは影の存在として素材を調理して仕上げるポジションが気に入っており、料理人は彼女の天職だと感じたと語った。料理人を演じるにあたって、料理監修を務めた三ツ星シェフのピエール・ガニェールが料理をする姿を観察したという。
ブノワ・マジメルとの共演については「彼がオファーを快諾したと聞いて驚きました。また一緒に撮りたいって思ってくれたのね、って」とコメント。
ウージェニーと言葉を介さずとも心が通じ合っているドダンについて「あらためて結婚という形式をとらなくてもすでに夫婦同然であることを二人はわかっている」と指摘しつつ、「日常の慣れに抵抗し、妻の務め、夫の務めから自由な立場で、日々新鮮な関係を築き続けることを求めていたのでは」と語った。
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