災害時に障害のある人の命を守るアナウンサーの呼びかけ文がNHK「防災」のオフィシャルサイトで公開された。
東日本大震災から13年。地震や津波の被害により震災関連死を含めて2万2千人以上が犠牲となったが、NHKの調査によると、被災した障害のある人の死亡率は住民全体の死亡率のおよそ2倍だったという。
今回公開されたのは、アナウンサーが放送で使う「聴覚障害のある人」「視覚障害のある人」「知的障害のある人」「車いす利用者」および「周りにいる人」に向けた全29の文例と、AIを活用して作成された音声データ。音声データはダウンロードしてそのまま音声を流したり、伝え方の参考にしたりするなど、「災害にそなえる」「災害が起きたら」「避難生活」といったさまざまな場面で活用できる。
命を守る「防災の呼びかけ」は東日本大震災をきっかけにアナウンサーが被災者や災害の専門家、避難情報の専門家に取材してNHKが作成。これまでに「大雨に対応する呼びかけ」「大雪に対応する呼びかけ」「熱中症に対応する呼びかけ」が公開されている。
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