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ヴィム・ヴェンダース監督の映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』の予告編、場面写真が到着した。
6月21日に公開される同作は、戦後ドイツを代表し、ドイツの「暗黒の歴史」を主題とした作品群で知られる芸術家アンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったアートドキュメンタリー。アンゼルム・キーファーのほか、自身の青年期役を演じた息子のダニエル・キーファー、幼少期役を演じたヴェンダース監督の孫甥アントン・ヴェンダースが出演している。3D&6Kで撮影。
予告編では上半身裸でアトリエの床に寝そべるアンゼルムの姿や、「ナチス、戦争、神話、文学……アンゼルムは傷ついた世界を創造する―」というナレーションとともに映し出される立体的な作品、「まだ高みに到達していない。私は止まらないんだ」というアンゼルムの声が確認できる。
場面写真にはアンゼルムのインタビューカットや、ナチス式の敬礼をする自身の姿を撮影したシリーズ『占領』の1枚が写し出されているほか、アンゼルムとヴェンダース監督が巨大な作品の前に佇む姿を捉えたスチール写真も公開。
東京・表参道のファーガス・マカフリー東京では6月29日までアンゼルムの個展『Opus Magnum』が開催中。さらに2025年3月下旬から6月下旬まで京都・二条城で大規模個展が開催される。
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