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配給:ザジフィルムズ
マルコ・ベロッキオ監督の映画『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が8月9日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開される。
同作は1978年に元首相でキリスト教民主党の党首アルド・モーロが極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された事件を題材にした作品。冷戦下で混迷を極め、「鉛の時代」と呼ばれていたイタリアで起きた国家を揺るがす大事件の裏側を、モーロ自身、彼を父と慕う内務大臣コッシーガ、モーロと親交が深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバー、モーロの妻と家族たちの視点から描く。上映時間340分。
ベロッキオ監督は2003年の『夜よ、こんにちは』で赤い旅団側から同事件を描いたが、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り再び映画化したという。
ティザービジュアルは、赤い旅団を彷彿とさせる赤を背景に、誘拐される瞬間のシーンを切り取ったもの。特報では演説をするモーロの姿や、党内の面々、教皇パウロ6世、妻エレオノーラをはじめとした家族、赤い旅団のメンバーが次々と映し出され、最後にモーロの「死にたくないことの何が狂ってますか?」という言葉が確認できる。
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