メイン画像:©︎inasato
太田達成監督初の劇場公開映画『石がある』が9月6日からヒューマントラストシネマ渋谷、ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。
『全州国際映画祭』インターナショナルコンペティション部門グランプリを受賞した同作は、友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書きはじめた太田監督が配給・公開の計画も立てぬまま、信頼する少人数のスタッフ、キャストと共につくりあげたという作品。旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた主人公が川辺で水切りをしている男と出会い、相手との距離を慎重に測っていたが、いつしか2人は上流へ向かって歩きだしていたというあらすじだ。
太田監督は東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事。修了作品『ブンデスリーガ』は『PFFアワード』『FILMADRID』などに入選し、近年はスタッフとして清原惟監督『すべての夜を思いだす』や、大川景子監督『Oasis』、五十嵐耕平監督『SUPER HAPPY FOREVER』に参加している。
主人公役を『彼方のうた』の小川あん、主人公が川辺で出会う謎めいた男役をドキュメンタリー映画『沈没家族』の監督で知られる加納土が演じた。
スタッフとして助監督・清原惟、編集・大川景子、整音・黄永昌らが参加。音楽を王舟が手がけた。
脇田あすかが手がけたポスタービジュアルは、2人が川原で石積みをするシーンを切り取ったもの。右上には「石」が配置され、背景には黄色い文字で英題「There is a Stone」が記されている。
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