書籍『MCU 比類なき映画スタジオの驚異的〔マーベル〕な逆転物語』が本日7月26日に刊行された。
同書は、最新作『デッドプール&ウルヴァリン』が公開中のマーベル・スタジオの誕生から現在までを記録したノンフィクション。1970年代のマーベル初期映像作品、スタン・リーが立ち上げた「マーベル・プロダクション」の失敗やトイ・ビズによるマーベル・コミックの買収など、マーベル・スタジオ設立前史から、『アイアンマン』以降のマーベル・シネマティック・ユニバースの成功、ディズニープラスでの新展開まで記されている。
またケヴィン・ファイギ、ボブ・アイガー、ロバート・ダウニー・Jr、ジェームズ・ガンらへのインタビューを収録。さらにプロデューサー、脚本家、アーティスト、キャスティング担当者などの声を記録し、ニコール・パールマンやヴィクトリア・アロンソにもスポットライトを当てている。
著者はジョアンナ・ロビンソン、デイヴ・ゴンザレス、ギャヴィン・エドワーズ。訳は島内哲朗、監修は吉川悠が担当した。
同書で明かされるエピソードの一部
・『アイアンマン』の主演はトム・クルーズだった?
・MCU最初のイースター・エッグ〔何らかの関連性または参照性を持つ小ネタ〕は?
・スタン・リーのカメオ出演と並んでMCUのトレードマークとなったポストクレジット・シーン誕生のきっかけは?
・『インクレディブル・ハルク』主演のエドワード・ノートンが「面倒くさい野郎」判定された理由とは?
・サミュエル・L・ジャクソンがニック・フューリー役にキャスティングされる理由となったコミックスの存在
・ローズ中佐役がテレンス・ハワードからドン・チードルに変更した理由
・エドガー・ライトが「作品に対する見解の違いにより」『アントマン』の監督を降板した舞台裏
・『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の脚本クレジットに関するニコール・パールマンとジェームズ・ガンの確執
・「スモール・フェイセス〔Small Faces〕」という暗号名で呼ばれ、もう少しで実現するところだった映画『ランナウェイズ』の存在
・中国市場に参入するために『アイアンマン3』はいかに根本的な変化を迫られたか
・MCUを支えるVFX企業の戦いと労働問題
・2014年がマーベル・スタジオ史上最も重要な年である理由
・スパイダーマンの権利をめぐるマーベルとソニーの関係
・ジョス・ウェドンはいかにしてケヴィン・ファイギより大きな権力を持つようになったのか?
・ボブ・チャペック(当時ディズニーCEO)が巻き起こした混乱とフェーズ4の失敗
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