『NCARシンポジウム003「美術館のアクセシビリティ―共生社会に向けて、対話のある“合理的配慮”とは?」』が9月23日14:00から国立新美術館 3階 講堂で開催される。
「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションに活動する国立アートリサーチセンター(略称:NCAR)が主催する同シンポジウムは、障害のある人、アーティスト、それらを繋ぐ中間支援組織であるNPO団体とともに、美術館における「合理的配慮」の実現について語り合うもの。美術館が置かれている背景と現状を踏まえ、具体的な事例を紹介しながら、誰もが美術館を利用しやすい場となるにはどのように「合理的配慮」を実現すればよいかを、多様な視点を交えディスカッションする。
参加費は無料。9月2日まで参加申込を受け付けている。詳細は国立アートリサーチセンターのオフィシャルサイトを確認しよう。
プログラム
14:00 開会・あいさつ
司会:一條彰子(NCARラーニンググループリーダー)
開会挨拶:片岡真実(NCARセンター長)
趣旨説明:鈴木智香子(NCAR研究員)、伊東俊祐(NCAR客員研究員)
14:30 ケーススタディ(事例紹介)
進行:稲庭彩和子(NCAR主任研究員)
1.見えない方とともに――京都国立近代美術館
松山沙樹(京都国立近代美術館研究員)、光島貴之(美術家・鍼灸師)
2.聞こえない方とともに――森美術館
白木栄世(森美術館ラーニング・キュレーター)、栗原剛(森美術館「手話ツアー」参加者)
3.外出が難しい方とともに――「みんなでミュージアム」
柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表)、カミジョウミカ(アーティスト・「みんなでミュージアム」参加者)
リフレクション(ふりかえり・意見交換)
休憩
15:50 パネルディスカッション
進行:稲庭彩和子、鈴木智香子
「対話のある合理的配慮の鍵は何だろう?」
日比野克彦(東京藝術大学学長、障害者文化芸術活動推進有識者会議座長)、光島貴之、栗原剛、柴崎由美子、片岡真実、伊藤俊祐
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