『第19回難民映画祭』が11月7日からオンライン開催される。
2006年に日本初の「難民」に焦点をあてた映画祭としてスタートした『難民映画祭』。映像の力を通じて難民となった人たちが困難を生き抜く力強さを伝え、日本社会で難民問題への理解と共感を広げることを目的に毎年開催されている。
上映作品は、シリア難民の少女が難民問題を問いかける『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』、ウクライナからの避難の旅路、それぞれの家族の想いを描く『永遠の故郷ウクライナを逃れて』、定住先のカナダで起業に成功したシリア難民のサクセスストーリー『ピース・バイ・チョコレート』、難民をエンパワーするコミュニティーとのつながりを映す『孤立からつながりへ~ローズマリーの流儀~』、難民のための学校を立ち上げた2人の若者を捉えた『学校をつくる、難民の挑戦』、古居みずえ監督が家族を失いながらも懸命に生きる子どもたちの心の傷と変化を映し出す『ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち-』の6作品。
11月7日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』の上映、タマラ・コテフスカ監督とジャン・ダカール撮影監督のトークショーを実施。会期中にはオンラインセミナーも行なわれる。各詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。
オンラインセミナー
11月13日(水)、27日(水) 世界の難民問題、そして、UNHCRの人道支援について学ぶ
スピーカー:中村恵(国連UNHCR協会事務局)
11月15日(金) ウクライナ人道危機の今
スピーカー:松永秀樹(独立行政法人国際協力機構ウクライナ事務所)、白戸純(UNHCRポーランド事務所)
11月21日(木) 紛争下で暮らす子どもたち
スピーカー:古居みずえ、サヘル・ローズ
11月28日(木) 日本社会の難民問題について考えてみる
スピーカー:奈良部慎平(公益財団法人JELA)、ラーマ(UNHCR難民高等教育プログラム卒業生)
【UNHCR親善大使・MIYAVIのコメント】
なぜ、世界は平和にならないのだろう。
なぜ、故郷を追われる人たちは増え続けるのだろう。
僕たちにできることは、他に何があるのだろう。
UNHCR親善大使に就任して7年、ずっと自分に問い続けています。
毎年開催されている「難民映画祭」で上映される作品は、今、この瞬間、地球のどこかで起きている現実を映し出しています。
しかし、そこに描かれているのは決して希望の見えない物語ではありません。
故郷を追われながらも、困難を乗り越えて生き抜く人々の姿に僕たちの心も強く揺さぶられます
世界を想い、平和を問う。
あなたの踏み出した一歩が、世界の誰かの希望へとつながる。
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