瀧本幹也の写真展『LUMIÈRE』『PRIÈRE』が12月5日から代官山のヒルサイドフォーラムで開催される。
同展では、コロナ禍を経て写真を撮る歓びを再認識して生み出したという2つの新作『LUMIÈRE』(フランス語で「光」)『PRIÈRE』(フランス語で「祈り」)を紹介。大型作品を含む約60点、インスタレーション作品、映像作品が展示される。
『LUMIÈRE』は2020年初頭、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大によって、これまでのように世界各地で大がかりな撮影もできなくなった瀧本が偶然目にした野に咲く菜の花の内部に息づく「小宇宙」を探求すべく、小型カメラひとつで野の草花を見つめたシリーズ。
『PRIÈRE』は2020年秋、京都で国際写真祭に参加し、「円融」(フランス語。すべての事物が完全に溶け合い、互いに妨げないこと)という言葉に出会った瀧本が古都の寺社で数百年、数千年前から現在に続く時間の流れに自らも連なっていることを感じ、さまざまな寺院で撮影したシリーズとなる。
2025年2月8日から京都・烏丸御池のGallery SUGATAで巡回展を開催。
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