「sakamotocommon」の初プログラム『sakamotocommon GINZA』が12月16日からGinza Sony Parkで開催される。
「sakamotocommon」は、次世代を担う若い才能が坂本龍一の精神を継承し、未来へと続くクリエイティブなコミュニティーを築くために、坂本龍一の知的財産を公共的・文化的に活用し、未来へと残す活動を行なう団体。『sakamotocommon GINZA』は現在工事中のGinza Sony Parkと共同で開催される。
人間が普段知覚することのできない「電磁波」をセンシングし可視・可聴化する坂本龍一と真鍋大度(Studio Daito Manabe、Rhizomatiks)のコラボレーション作品『Sensing Streams GINZA』をGinza Sony Parkの地下空間で体験できるほか、坂本龍一が日々採集していた雨の音や風の音など、7つのフィールドレコーディング素材(収録された年代と場所が異なる7つの音源)をこの企画のために360 Reality Audioミックスした立体音響と、坂本龍一が自ら乃木坂のソニー・ミュージックスタジオで360 Reality Audio制作に立ち会った最後のアルバム『12』360 Reality Audioバージョンを聴くことができる。
フロア内には坂本龍一が生前より進めていた図書構想「坂本図書」を実現する場として、坂本龍一が所蔵した書籍が点々と置かれ、自由に閲覧することが可能。もうひとつのフロアでは、坂本龍一が遺した“Merry Christmas Mr. Lawrence”など本人の演奏データを坂本が所有していたOpera Pianoが奏でるという。
会期中には「sakamotocommon」アドバイザーに名を連ねる齋藤精一(パノラマティクス)や若林恵(黒鳥社)を招いたトークイベント、東北ユースオーケストラの演奏会、坂本龍一のピアノ調律師である酒井武による親子向けのワークショップ『ピアノの仕組みを知ろう!』も開催。
なお入場には「sakamotocommon」のクラウドファンディングへの参加が必要となる。詳細はうぶごえのクラウドファンディングページを確認しよう。
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