『連続ドラマW 誰かがこの町で』のみどころ、場面写真が公開された。
12月8日22:00からWOWOWで放送・配信される同作の原作は『江戸川乱歩賞』受賞作家・佐野広実の小説『誰かがこの町で』。とある新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く「同調圧力」が引き起こす恐怖を描いた社会派ミステリーだ。全4話。
主演を務める江口洋介が元政治家秘書で娘の自死以来希望を見いだせずに生きる法律事務所調査員・真崎雄一役、蒔田彩珠が「自分を捨てていなくなった家族を探してほしい」と真崎たちのもとを訪れ、真崎とともにかつて家族と暮らしていた町に隠された恐ろしい真実に迫っていく少女・望月麻希役を演じるほか、鶴田真由、宮川一朗太、尾美としのり、玄理、戸次重幸、本田博太郎、でんでん、大塚寧々が共演する。
WOWOWオンデマンド、WOWOW公式YouTubeアカウントでは第1話が無料配信中。12月5日18:00からはWOWOWのLINE公式アカウントで江口、蒔田、佐藤祐市監督登壇の完成報告会が生配信される。
【第1話あらすじ】
2001年。埼玉県の新興住宅地、美しが丘ニュータウンの福羽(ふくは)地区で、木本俊樹(戸次重幸)・千春(大塚寧々)夫妻の6歳の息子が殺害される事件が発生。犯人が捕まらない中で、住民たちの防犯意識が異常なまでに高まった同地区は、やがて“安全で安心な町”を標榜するようになる。事件から23年がたった現在。横浜で法律事務所を構える弁護士・岩田喜久子(鶴田真由)のもとに、望月麻希(蒔田彩珠)と名乗る若い女性が訪ねてくる。彼女は、喜久子の大学時代の友人・望月良子(玄理)の娘で、自分の家族がどうなったのか知りたい、と言うのだ。実は、望月一家は19年前に失踪していたが、赤ん坊だった麻希だけは残され、児童養護施設で育てられたのだった。喜久子からこの件を託された調査員の真崎雄一(江口洋介)は、かつて望月一家が暮らしていたという美しが丘ニュータウンへと向かうのだが……。
注目ポイント① 同調圧力に支配された「狂った住民たち」
物語の舞台・福羽地区に集うのは「安全で安心な町」を守るためなら何をしてもいいという偏った思想に毒された危険な住民たち。宮川や尾美らが演じる地域の安全を守る「防犯係」が絶対的な幅を利かせており、自分たちの決めたルールに反する住民に行き過ぎた正義を振りかざす場面も。全話を演じ終えた江口は「みんなそれぞれに心当たりがあると感じるのではないか」と語る。
注目ポイント② 心に傷を負う者同士、共鳴しあうバディの絆
蒔田が「親子でも相棒でも友達でもない2人の関係性が面白い」と語るなど、ともに事件の真相を追う年の差バディの、2人にしか育めない絆も物語の見どころ。真崎は娘を自死で亡くしており、そのことで自分を責め希望をなくし、日々を無為に生きているが、「なぜ家族は自分を捨てていなくなったのか」という長年の疑問と向き合おうとする麻希と出会い、ともに家族を探すことで止まっていた真崎の時間が再び動きだす。
注目ポイント③ 麻希の家族の失踪事件と幼児誘拐致死事件…2つの事件をめぐるミステリー展開
同作の軸となるのは「麻希の家族の失踪事件」とそれより前に起こった「幼児誘拐殺人事件」。真崎と麻希は家族の失踪理由を探るために、かつて麻希の家族が暮らしていた福羽地区を訪れ、過去の幼児誘拐殺人事件にたどり着く。2つの事件はどのように関係しているのか。
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