北野武監督最新作『Broken Rage』メイキング画像公開。白目を剥いた浅野忠信の姿も

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Amazon Original映画『Broken Rage』のメイキング画像が公開された。

2月14日からPrime Videoで配信される同作は、北野武が監督・脚本・主演を務め、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに制作した作品。約60分となる同作の前半では、警察に捕われた「凄腕」殺し屋・ねずみが、釈放を条件に刑事・井上と福田と手を組み、覆面捜査官として裏社会に潜入するクライムアクションが描かれ、後半は前半と同じ物語がセルフパロディーという手法を使ってコメディタッチで描かれる。

メイキング画像には、ねずみ役のビートたけし、井上役の浅野忠信、福田役の大森南朋、麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分・金城役の中村獅童、その若頭・富田役の白竜らの撮影現場の模様や、白目を剥いた浅野忠信の姿が写し出されている。

北野監督は「パロディ映画を作る時は、基本的にみんながよく知っている映画が元にならないといけない。でも、それだと自分の作品にならないので、たたき台となる作品から自分で作ってみた。すごい冒険的で、とても苦労したけど、実験映画だと思って楽しんだから今は『まあいいか』って思っている」とコメント。

浅野は「現場に行くと何が正解か分からないような状態だったし、現場で新しい空気が生まれるんです。それが面白いと同時に恐怖でした」「常に新しいことにチャレンジされている監督の姿を見ると俳優として学ぶことが多かったです」と明かした。

大森は「現場での緊張感が他の現場と比べて全然違う。特にこの作品では“お笑い”的な要素を担ったので、それに対する緊張感を浅野君と共に日々感じていました」「生意気ながらも『武さんにもちょっと笑ってほしい』という気持ちで撮影に挑んだんですけど、なかなか出来なくて苦労しました」と語った。

中村は「予想外の展開が起きたシーンも北野監督が『面白いからいいか』って演出を変えるので、現場でハプニングが起きても演技をやめちゃいけない。北野監督もどういうアドリブを入れてくるのか分からないので、いつでもアドリブに対応できるように自分で考えておかなければいけなかったです。本当に今の時代に切り込んでいったある種危険な作品です」と振り返った。



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