ニューヨーク在住のライター・堂本かおるの著書『絵本戦争 禁書されるアメリカの未来』が1月28日に刊行される。
2021年、アメリカで突如始まった禁書運動。ターゲットになっているのは、禁書運動を推進する保守派の親や政治家が理想とする「古き良きアメリカ」にとって都合の悪い、マイノリティを描いた絵本だという。非営利団体「ペン・アメリカ」によると2023-2024学校年度に前学校年度の2.7倍にあたる4231種類の本が禁書指定となった。
同書では「黒人」「LGBTQ」「女性」「障害」「ラティーノ/ヒスパニック」「アジア系」「イスラム教徒」「アメリカ先住民」の8つのトピックにわけて禁書運動の犠牲となった数々の絵本を1冊ずつ見ていくことでマイノリティの苦難の歴史、その中で力強く生きる姿、深刻化している政治的な対立「文化戦争」の最前線を描き出す。
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