池田エライザ×野田洋次郎が共演のドラマ『舟を編む』が6月からNHK総合で放送

三浦しをん原作のドラマ10『舟を編む~私、辞書つくります~』が6月17日22:00からNHK総合で放送される。

昨年BSで放送され、『ギャラクシー賞』入賞などを果たした同作は、言葉にこだわる辞書作りの魅力を通し、「言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かとつながるためにある」という未来への希望を、原作の主人公・馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描いた作品。BSで放送したバージョンを再編集した「短縮版」が放送される。全10回。

今回の発表とあわせて、岸辺みどり役の池田エライザ、馬締光也役の野田洋次郎、制作統括・高明希のコメントが到着した。

なお三浦しをんの原作小説は2013年に映画化されており、馬締光也役を松田龍平、林香具矢役を宮﨑あおいが務めた。

【池田エライザのコメント】
放送終了から一年が経ちましたが、舟を編む、みたよ。と言っていただけることが今もあります。
そしてその会話の先で、言葉について、そこに込められた想いについて、過去のこと、未来のことなどを色々教えてくださることがあるのです。
作品を通して、誰かの人生を知る。
この瞬間が私は幸せです。
自分の舟を編んでいく…その大切な工程を、内緒話を教えてもらえているようで愛おしい気持ちになります。
今回の再放送でこの作品に出会う方々が、新しい図面を描き、編み、出航する…。その手助けになれるかもしれない!
それは私にとって、得難い幸福です!

【野田洋次郎のコメント】
このドラマの脚本をはじめて手に取り、読み進めていった時の高揚を今でもよく覚えています。言葉の海の中に潜り込み、格闘し、悩み、救われ、その海の広さに怯えながらそれでも自分の言葉を懸命に探し続ける登場人物たち。
みんなが愛しい。「絶対にこの作品に携わりたい」そう強く願ったのでした。NHK総合で再び放送されるということで、新たにまっさらな状態でこの作品をご覧になる方がいらっしゃるということを心から嬉しく思います(少し羨ましくも思います)。僕らの心はあなたのすぐ隣に、正座して、あなたとこの冒険をお供します。
話が進むに連れ、普段の生活の中できっと今まで知らなかった色や景色、匂いに気づくはずです。
ぜひ、楽しんでご覧いただければと思います。

【制作統括・高明希のコメント】
このたび、視聴者の皆さまから、沢山の声援を頂き、ドラマ「舟を編む」の地上波放送が決定しました!
BSで応援して下さった皆さま、本当にありがとうございます!
そして、今回、地上波で初めて「舟を編む」をご覧いただく皆さま、このドラマは、原作・三浦しをん先生の物語を受け継ぎ、脚本・蛭田直美さんが、新たな視点で描いた物語です。誰よりも、原作の三浦しをん先生が喜んで下さり、毎週、ドラマへの熱い感想を発信してくださいました。令和の「舟を編む」、主人公・みどりと同じ目線で、是非、新鮮な気持ちで、“言葉で人と繋がる尊さ”を感じて頂ければ幸いです。

【あらすじ】
大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

舟を編む 〜私、辞書つくります〜 - NHK


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