メイン画像:© NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024
映画『ガール・ウィズ・ニードル』が5月16日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷のホワイト シネクイントほか全国で公開される。
デンマーク代表作品として『第97回アカデミー賞(R)』国際長編映画賞にノミネートされた同作は、第一次世界大戦後のコペンハーゲンを舞台に、北欧史上最も物議を醸したという連続殺人事件を描いた作品。お針子として働くカロリーネは工場のオーナーと恋に落ちるも身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまうが、そんな中、妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会うというあらすじだ。
監督・脚本はマグヌス・フォン・ホーン。音楽を「プース・マリー」として知られるフレゼレケ・ホフマイアが手がけ、撮影監督を『EO イーオー』などのミハウ・ディメクが務めた。
主人公カロリーネ役を演じたのは『ゴッドランド/GODLAND』などに出演のヴィク・カーメン・ソネ。トリーネ・デュアホルムが共演した。
特報には粗末な部屋に横たわる人物や白と黒の街路、煙を吐き出す煙突、ソファーの上で泣く赤ん坊、群衆、叫ぶマスクの男、バスタブの中で息を殺す女性の姿、女性が「赤ん坊はどうした?」と誰かに聞かれるシーンが映し出されている。
ティザーポスターは漆黒を背景に一本の針が配されたもの。針穴には膝を抱えた女性の姿が描かれ、針軸には「その街では、よく人が消える」というコピーが書かれている。
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【マグヌス・フォン・ホーン監督のコメント】
『ガール・ウィズ・ニードル』は大人のためのおとぎ話です。私は、はるか昔に起こった物語を語る際にこの手法を選びましたが、現代の私たちにとって非常に身近な問題、つまり貧困に陥り苦難を強いられる人々をどう描くかというテーマが含まれています。そしてまた、本作はデンマーク史上最も物議を醸した殺人事件を取り巻く実際の出来事にインスピレーションを得た作品です。時を超えて語られる国民的トラウマは、今日でも社会の恐怖に目をつぶることが何を意味するのかを私たちに思い起こさせてくれるでしょう。
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