2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の新たな出演者が発表された。
大河ドラマ第65作となる『豊臣兄弟!』は「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下人の弟・豊臣秀長の目線で戦国時代を描く夢と希望の下剋上サクセスストーリー。主人公の豊臣秀長(小一郎)役を仲野太賀、豊臣秀吉(藤吉郎)役を池松壮亮が演じる。
新たな出演者は坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜。役柄とコメントは以下の通り。
なか役/坂井真紀
豊臣兄弟の母。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所」と称されるようになる。
【坂井真紀のコメント】
これまで錚々たる方々が演じており、その人物像も様々な印象を持たれている女性ですので、この作品でどのような『なか』を誕生させられるか、大きな喜びと共に身の引き締まる思いでいっぱいです。
(「豊臣兄弟!」で描かれるなかは)子供たちを温かく見守り、時に背中を押し、母親としての優しさと強さを持った女性と感じました。子を思う親の気持ちは普遍的なものであると思います。この時代を生きる母としての生き様をしっかり演じ、戦っていきたいと思います。
とも役/宮澤エマ
豊臣兄弟の姉。しっかり者で負けん気が強い。三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。
【宮澤エマのコメント】
ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶する様な闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともはとにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきた逞しさをものすごく感じました。
現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。
あさひ役/倉沢杏菜
豊臣兄弟の妹。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになる。
【倉沢杏菜のコメント】
様々な作品で描かれてきたあさひは、時に悲劇の女性であり、芯のある強い女性でもあったと思います。辛い別れや試練に直面しながらも、兄たちによって誰もが経験できる訳ではない、興味深く面白い人生を歩んだのだと思います。そんな彼女の激動の一生を豊かに表現できるように全力で取り組みたいと思います。
お母さん、お姉さんにも可愛がられ、自由で素直な明るさを持った真っ直ぐなあさひを鮮やかに演じられるように頑張りたいです!
【仲野太賀のコメント】
胸がいっぱいです。作品を見るたび、共演させていただくたびに、その役に臨む姿勢に多大なる影響を受ける大好きな先輩ばかりです。なんだか熱に浮かされてるような、並々ならぬ興奮状態にあります。
そして宮澤エマさん、倉沢杏菜さんとは「豊臣兄弟姉妹!」ということで、みんなで一丸となって坂井さんに甘えていきたいと思います!!
戦国乱世の時代を、こんなにも情熱的で素敵なキャストの皆様と一緒に駆け抜けれる事を心から嬉しく思います。
【池松壮亮のコメント】
この素晴らしいキャストの皆様と共にこの物語をお届けできることを大変嬉しく光栄に思います。家族、仲間、ライバル、関係性は様々ですが、一丸となって作り上げるチームの仲間として、皆様と共に素晴らしい作品をお届けできるよう、今年初夏から撮影に励んで参ります。どうぞご期待下さい!
【制作統括・松川博敬のコメント】
今まで豊臣家をテーマにした大河ドラマは「太閤記」(1965)「おんな太閤記」(1981)「秀吉」(1996)とありますが、いつの時代にも描かれてきたのは“家族の物語”です。これまで名だたる名優たちが演じてきた母なか役を坂井真紀さんにお願いします。そして「豊臣姉妹」ともいうべき二人の女性、姉とも役を宮澤エマさんに、妹あさひ役を倉沢杏菜さんに演じていただくことになりました。豊臣兄弟の栄枯盛衰にともなって、この3人の女性たちもジェットコースターのような波乱の生涯を歩むことになります。小一郎と藤吉郎を含めたこの5人家族が描き出すホームドラマは、本作「豊臣兄弟!」においても大きな見どころのひとつとなっています。ぜひ豊臣ファミリーによる丁々発止のアンサンブルにご期待ください。
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