田中圭主演、三谷幸喜のワンシーンワンカットドラマ『おい、太宰』が6月にWOWOWで放送・配信

『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』が6月にWOWOWで放送、配信される。

三谷幸喜が脚本と監督を務める「完全ワンシーンワンカットドラマ」の第3弾となる同作は、海辺を舞台に太宰治を敬愛する男が時代を超えて奮闘するノンストップタイムスリップコメディー。主人公の平凡な会社員・小室健作は妻の美代子と出席した披露宴の帰り道に太宰が心中未遂を起こした海辺に迷い込み、暗い洞窟を進んでいくと、そこに太宰治に瓜二つの男がいたというあらすじだ。

小室健作役に三谷作品初主演の田中圭がキャスティング。田中は約100分間出ずっぱりだという。

【田中圭のコメント】
三谷幸喜脚本・監督作の主演オファーを受けた際の気持ち
三谷さんとは、プライベートで偶然お会いすることがあります。
以前作品でもご一緒している事もあり、会う度にご挨拶をさせていただいておりました。
元々僕はこのシリーズが大好きで、ご挨拶させていただく度に「とても好きです。」とお伝えしておりました。
三谷さんからも、『次こんな作品をやるのですがオファーしてもいいですか?』と何度かおっしゃっていただいた事があります。
「是非!」と返すのですが、なかなか実現は叶わずでした。
なので今回、本当にお話をいただいて「本当!?」とすごく驚きました。
最初は嬉しさとプレッシャーが半端じゃなかったです。

三谷のオリジナル脚本や三谷流の演出を実際に体感した感想
大胆なのにじわじわくる。繊細なのに吹き出しちゃう。というような波状攻撃です。
台本はとてもおもしろかったです。ただ、ワンカットの撮影でタイムスリップってどう撮るのだろう。
三谷さん、ワンカットでの撮影というの忘れちゃったのかなと思いながら読み進めていました。
稽古中の演出も、セリフ変更や動きの修正もすぐその場で細かく丁寧にして下さり、そういう瞬間瞬間で変わると前より面白くなっていて、さすがだなと感じました。
そして“役者に委ねます。”という最終的なスタンスは潔くてかっこいいなと思いました。
だからこそ、応えたい!という気持ちでやっていました!
楽しかったです!!

カメラを一度も止めない「完全ワンシーンワンカット撮影」の難しさや楽しさについて
難しさは、まず膨大な台詞を覚えなくてはいけない事。
役者がNGを出しても、出していないように見せなければならないチームワーク。
スタッフさんの体力と臨機応変な対応。全体が一つにならないと約100分走りきれないところでした。
もちろん緊張や、自分達ではどうする事もできない天候とも戦わないといけないところもあります。
今回は海辺ということで、日によってアクティングエリアが変わるのも大変だったと思います。
でもだからこそ、その全てが楽しかったですし、一日一回しか撮影できない緊張感はなかなかでした。

視聴者へのメッセージ
ワンカット撮影のドラマなのにタイムスリップを描きます。
お芝居は勿論、脚本の楽しさも。
演じた僕らは楽しみました!!皆様にも楽しんでもらえると信じています!!
そして、ワンカットということを途中から忘れていただけたら嬉しいですが、僕自身が感じた、「これワンカットなんだ」という感動が、皆様にも届いたらいいなと思っています。
是非楽しんでください!!

ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」|オリジナルドラマ|WOWOWオンライン


記事一覧をみる
フィードバック 0

新たな発見や感動を得ることはできましたか?

  • HOME
  • Movie,Drama
  • 田中圭主演、三谷幸喜のワンシーンワンカットドラマ『おい、太宰』が6月にWOWOWで放送・配信

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

CINRA JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて