ラウラ・シタレラ監督の映画『トレンケ・ラウケン』が4月26日より渋谷のユーロスペース、下高井戸シネマほか全国で順次公開。新ビジュアル、予告編が到着した。
2023年に『カイエ・デュ・シネマ』誌ベストテン第1位を獲得した同作は、『ラ・フロール』のマリアノ・ジナスを筆頭に協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の集大成的作品。アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンを舞台に、姿を消した植物学者の女性ラウラを追って恋人のラファエル、同僚のエセキエルが町や平原をさまよう様子を描いた4時間超の「ボルヘス＆ボラーニョ的」迷宮ミステリーだ。昨年12月26日から4日間限定で下高井戸シネマで上映され、全8回の上映は満席となった。
新ビジュアルは「秘密をたどって“私たち”は出会う」というコピーとともに、失踪したラウラのシルエットのまわりに黄色い花、図書館の本、古い手紙、集合写真などさまざまな要素をコラージュしたもの。
『東京フィルメックス』メイド・イン・ジャパン部門で監督作『ユリシーズ』が上映された宇和川輝が担当した予告編には、ラウラ、ラファエル、エセキエル、謎の妊婦が登場し、ラウラが見つけた「秘密」への手がかりが描かれている。
ユーロスペース、下高井戸シネマでは4月26日よりラウラ・シタレラ監督作品の特集上映を実施。上映作品など詳細は後日発表される。
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