随筆文芸誌の創刊号『随風 01』が刊行された。
『随風』は随筆復興を推進する文芸誌。宮崎智之、早乙女ぐりこが企画し、初代発行人を平林緑萌が務めた。
創刊号では、宮崎智之が「巻頭随筆」を担当したほか、随筆特集「友だち」に浅井音楽、海猫沢めろん、オルタナ旧市街、岸波龍(機械書房)、早乙女ぐりこ、ササキアイ、作田優、鈴木彩可、竹田信弥(双子のライオン堂)、友田とん、西一六八、野口理恵など、書店主も含む多彩なメンバーが寄稿。
「批評」には柿内正午、仲俣暁生、横田祐美子が名を連ね、「座談会 城崎にて、香川にて」には森見登美彦、円居挽、あをにまる、草香去来が登場。「編集していない編集者の編集後記」を北尾修一が執筆した。装幀は川名潤、挿画は坂内拓、本文組版は大石十三夫(はあどわあく)が担当。
【平林緑萌のコメント】
随筆復興は日本語話者の誰もが当事者となりうる文学運動だと考えています。そして、その根拠地である『随風』は、誰にとっても身近な雑誌でありたい。いま吹き始めた「風」は、あなたの髪を揺らし、頬を撫でます。ともに風を受けて走りましょう。
【宮崎智之のコメント】
随筆/エッセイを文学の、散文芸術の一大ジャンルとして復興させ、シーンを盛り上げていきます。『随風』の影響でまた新しい才能が現れて、肯定的にであれ、否定的にであれ、シーンを引き継ぎ、更新していく。そういった文学の営みを駆動させていくため、ここに令和の文芸運動「随筆復興の春」の始動を宣言します。
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