「#カルチャーはとまらないとめられない」に寄せて
1. 文化・芸術に携わるみなさまへ
2. 企業・団体のみなさまへ
3. CINRA.NETの自主企画について
4. CINRA.NET編集長より
5. 「#カルチャーはとまらないとめられない」のハッシュタグについて
1. 文化・芸術に携わるみなさまへ
CINRA.NETでは、新型コロナウイルス感染症が拡大する現状において、文化・芸術に関わる人々による様々なアクションのサポートを「#カルチャーはとまらないとめられない」という言葉のもとに行いたいと考えています。
まず、新型コロナウイルスの状況に立ち向かっていくための様々なプロジェクトに関してCINRA.NET編集部の視点で取材・執筆した記事や、編集部が独自に企画したプロジェクトを記事やSNSで発信していきます。
※ニュース記事を含む「新型コロナウイルス」に関連するすべての記事一覧は「新型コロナウイルス」タグページをご覧ください。
すでに行動を起こしている方はもちろんのこと、現状に向き合い、乗り切るためのアイデアの種をお持ちの方々も、よろしければ以下のフォームよりご連絡ください。
CINRA.NETでは以下の指針において、いただいた声に向き合い、可能な限り力を寄せられたらと考えています。
・情報の発信を行う
・アイデアを形にするためのサポートをする
・プロジェクトと人々を繋ぐ
2. 企業・団体のみなさまへ
CINRA.NETでは、様々な領域で活動しているアーティストやクリエイターと連携しながら、文化・芸術の基盤を支え、この状況を乗り越えていきたいと考えています。想いを共有する企業のみなさまと連携することで、アクションやプロジェクトの可能性を大きく広げることができると考えていますので、少しでもご興味お持ちいただけましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
具体的には、例えば次のようなアクションをご一緒できるパートナーの企業さまがいらっしゃいましたら、ご一報いただけますと心強いです。
・アーティストの創作活動や創作基盤を支援する
・文化、芸術や、それにまつわる活動を日々届けているフリーランスの方々を支援する
・記事、サイト、メディア、コラボ作品の制作を通じて、企業さまが現在お持ちの価値を文化・芸術の現状に役立てる
・リアルイベントの代替案としてのオンラインイベントの開催
・リアル店舗の代替案としてのオンラインでのプロダクト販売・制作ディレクション
他にもアイデアがございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
3. CINRA.NETの自主企画について
CINRA.NETでは、新型コロナウイルスの状況を踏まえて、アーティストや企業の方々と一緒に複数のプロジェクトを企画しています。詳細については各プロジェクトのリンク(随時更新)をご覧ください。
4. CINRA.NET編集長より
まずはじめに、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々に心よりお悔み申し上げます。そして、現在闘病中の方々のご回復をお祈りします。
これまでの長い歴史の中で、当たり前のことが困難であるときでも、決してとまることのなかったカルチャーの営みにリスペクトを込めて、CINRA.NETに「カルチャーは、とまらない、とめられない。」というタグラインをつけたのが、2016年のことでした。
それから4年。この2020年は、想像もしていなかった苦難が世界を覆う年になりました。新型コロナウイルスによって、多くの人が当たり前だと信じていた日々の営みが脅かされています。医療の崩壊、補償の是非、不況、政治の混乱など、世界中で社会基盤が揺るがされている様子がいとまなく報道され、不安が連鎖する日々の中で、CINRA.NETが根ざしている文化・芸術やエンターテインメントも、そしてそこに携わる方々も、深刻なダメージを負っています。
ライブハウスや映画館、美術館、ショップといったスペースに観客を招いたイベントができなくなり、休館せざるを得なくなってしまった。本屋、CD・レコードショップが休業してしまった。人が集まれないことにより、新しい作品の制作がストップしてしまった……。それらは本当に苦しいことです。しかしこれらの営みがままならなくなることが、それを経済基盤にしている人たちの生活を脅かすことを意味する状況において、文化・芸術を基盤にして生きる人たちが生き延びるためのオルタナティブなアクションがいくつも生まれています。
観客を招いたイベントができない代わりに、新しいテクノロジーを用いたオンライン配信を実施する。既存の作品を自宅で見られるサービスやプラットフォームを開発する。外出することなく、それぞれの場所から新しい作品を発表する演劇やライブの形が生まれている。映画館やライブハウスを救うための寄付や支援のプロジェクトが立ち上がっている。たとえばこのようなアクションがすでに生まれて、それらを支えたり、受け取っている人たちが存在します。
CINRA.NETにおいて「カルチャー」とは、音楽や映画、演劇などの芸術表現を指すだけではなく、その時代の新たな選択肢となるようなオルタナティブな価値を提示し、今という地点を見つめながら未来を良くしたいという想い、思想、哲学をも含む言葉だと定義しています。そして、そんなカルチャーにより耕された一人ひとりの想いと行動が、より豊かな次の時代の文化を作るのだと信じ、メディアとして発信を続けています。2016年から掲げている「カルチャーはとまらないとめられない」という言葉が指し示すものは、どんな状況であっても揺らぐことはありませんが、この言葉が強く意味を持つ今のタイミングで改めて合言葉として使いながら、様々なサポートを形にしていきます。
新型コロナウイルスは世界的な災難である一方で、変革の時期だからこそ、オルタナティブな価値観を提案し、形にしていくタイミングだとも言えるのかもしれません。すでに行われている、そしてこれから行われる全てのアクションは、この困難に向き合っている個人から生まれたものであると想像します。そして、今個人が引き受けている困難を分かち合い、知恵を集結させ、実行のためにひととき手を取り合うことが、一人ひとりの生活、そして、その人たちが作る文化・芸術を守ることにも繋がるのだと思います。こうした人の想いが様々な領域で人を救い、再び多くの人がともに笑顔で集まれる、幸せな新しい時代が訪れますように。
CINRA.NET編集長 柏井万作
5. 「#カルチャーはとまらないとめられない」のハッシュタグについて
「#カルチャーはとまらないとめられない」のハッシュタグをCINRA.NETで用いる場合は、本記事の「1」条件に沿ったものを発信していきますが、「#カルチャーはとまらないとめられない」のハッシュタグは、プロジェクトを立ち上げた個人・企業・団体のみなさまや、創作活動の現状に関して声を届けたいアーティストやクリエイターのみなさまに、ご自身の声を届けるために自由に使っていただけたらと思います。ハッシュタグをつけていただいた投稿は、CINRA.NETの公式アカウントでリツイートさせていただく可能性があります。
とめられないカルチャーの営みがとまらずに継続する一助として、このハッシュタグが少しでも役立てばと思います。
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