TwitterやFacebookなど、ソーシャルメディアの出現によって生活スタイルが変化した、という人も多い昨今。こうしたツールによって私たちは、パーソナルな楽しみをかつてないライブ感でシェアすることが可能になり、たった数年で全く新しい「コミュニケーション」の手段が確立されました。
また、ソーシャルメディアの普及と共に、情報の流通経路も変わってきています。これまで情報発信の主力とされてきたテレビ、新聞、ラジオ、雑誌を猛追したインターネットは、2008年に広告費で新聞を抜き、テレビに次ぐ2番目メディアとして存在感を強めています。そして特筆すべきなのは、他のメディアと違いネットは、ユーザー自身が情報を発信し、コミュニケーションを行える点です。一方向だった「発信」が双方向に変化し、その中で新しい「コミュニケーション」が発生しています。
こうして人類の長い歴史の中でも、たったこの数年で「コミュニケーション」の手法は革命的に変化してきています。そういう意味でも、この時代もっとも熱い分野として考えられるのが、「デジタルコミュニケーション」なのかもしれません。
そこでこの連載は、そもそも「デジタルコミュニケーションってなんだろう?」というところから始まり、ひとつのクリエイティブカルチャーとして、そこではいま何が起きていて、どんな才能が時代を動かしていくのか、紹介していきたいと思います。
協力:デジタルハリウッド
WEBやデザイン、CGといったクリエイティブ系の学校として著名なデジタルハリウッド。本連載のテーマでもある「デジタルコミュニケーション」の分野に学校としていち早く取り組み、幅広い知識と実績を持つ同校の協力のもと、具体的な事例やトレンドを紹介していきます。
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