5月の第2日曜日は母の日。年に一度やってくるイベントに、プレゼントを何にするかは毎年悩みの種。気の利いたプレゼント選びって、なかなか難しいですよね……。 フラワーギフトは定番すぎて避けてきたのですが、東京にはセンスのいいアレンジメントをしてくれるフラワーショップもたくさんあるんです。原点に立ち戻って、ブーケを贈ってみるのもいいかもしれません。私が素敵だと思った東京のフラワーショップを5店ご紹介します。
※本記事の内容は2016年の取材時のものであり、現在まで同様の内容で運営をされていることが保証できません。予めご了承ください。
※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。
ex.
中目黒駅から徒歩5分くらいの東横線沿いにある、花と緑の専門店『ex.(イクス)』。店名の『ex.』は、訪れた人が花の魅力を「experience=体験」できる場であり、 新たな価値を求めて「experiment=試行」を繰り返す場という意味が込められているそう。
一輪・一本ごとに異なる花の色や形、香り、佇まい、状態……さらには、生産者や作家さんの想いにも目を向けて、丁寧にアレンジメントしてくれます。花や植物を通して、日常を丁寧に暮らすことを教えてくれる、そんなフラワーショップです。
私も一度、義父が絵画の個展を開くときに、お祝いとしてこちらのブーケを贈りました。義父曰く、花のお祝いは多かったそうですが、センスのあるアレンジが嬉しかったとのこと。「これも作品ですか?」と何度も聞かれたと話していました(笑)。
※2020年に現住所に移転。掲載テキスト&写真は移転前のものになります。
Le Vésuve
スタイリストや雑誌編集者などに評判のフラワーショップ『Le Vésuve(ル・ベスベ)』。南青山と西麻布と広尾の間くらい、六本木通りの裏路地にあります。お店の正面にはグリーンが生い茂り、一見すると花屋には見えないような外観。
中へ入るとアンティーク風で、グラデーションを意識してレイアウトされた花々が。ひとつひとつの花に魅入ってしまうような、なんとも魅惑的な店内です。
こちらは、ホワイトやグリーンなどの淡いカラーのコーナー。お店全体でひとつのブーケのような、ロマンティックな空間。
ブーケは値段と色のイメージ、贈る相手の雰囲気などを伝えて作ってもらう「お任せスタイル」。ローズマリーやパセリなどのハーブも取り入れ、ナチュラルに仕上げてくれます。
花本来の美しさや生命力を感じられるブーケ。ワックスペーパーに色のついたクラフトペーパーを重ね、ヤシ科の植物・ラフィアのひもで巻いてあります。
※掲載テキスト&写真は2016年取材時のものになります。
farver
「secret garden」をテーマにした小さなフラワーショップ『farver(ファーヴァ)』。目立った看板もなく、店内に一歩踏み入れると、秘密の花園に迷い込んだかのような気分に。
店名の『farver』はデンマーク語で「彩」。派手すぎず、着心地のいい服のような“ファッションとしての花”を提案してくれます。さりげなく生活に寄り添い、そして彩を与えてくれる。そんな存在のフラワーショップです。
きめ細かなカウンセリングを通して、その人のライフスタイルや世界観に合う花をアレンジ。一輪から気軽に、日常の中に花を取り入れられそうです。
※掲載テキスト&写真は2016年取材時のものになります。
TRANSHIP
武蔵小山にある『TRANSHIP(トランシップ)』は、質感と素材を大切にした家具や雑貨を中心に、空間に融けこむグリーンを提案するライフスタイルショップです。
店内エントランスにはグリーンショップがあり、樹齢100年以上のオリーブの木から苔玉まで、幅広い植物が揃います。
予算に応じて注文できるブーケは、贈る相手に合わせてオーダーメイド。希望によって多肉植物のブーケも作ってもらえます。生花のオーダーは5日前までに注文を。
ただし、生花のブーケは事前予約が必要。ドライフラワーであれば当日対応も可能だそうです。また植物以外にも、アンティークやオリジナル家具も揃います。表参道店ではアンティークジュエリーも展開しているので、要チェックです。
※掲載テキスト&写真は2016年取材時のものになります。
グリーンフィンガーズ
都心にいながら、森の中にいるような気分になれるライフスタイルショップ『グリーンフィンガーズ』。ディレクションしているのは、東京とNYを拠点に活躍するプラントアーティストの川本諭さん。店内には、彼独自の視点でセレクトしたアイテムが集められています。
店内にはアンティーク家具や雑貨、アクセサリーなどの商品に馴染むようにプランツが。グリーンが本来持っている自然美と、時を経ることで現れる変化を尊重したスタイリングが注目されています。
2015年には、店内に「COFFEE&BIKE」がオープン。コーヒースタンドと、自転車の展示販売スペースができました。コーヒーを片手に、理想の暮らしのヒントを探せます。
ドライフラワーのブーケは鮮やかすぎず、シックな色合い。包んでいるクラフトペーパーには「GREEN FINGERS」のレタリングが。WEBからのオーダーも可能になっているので、遠方の人にもオススメです。
※掲載テキスト&写真は2016年取材時のものになります。
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