隣り合う福岡市をはじめ、国内外からの観光客が近年増えている北九州市。歴史ある老舗も、最新カルチャーを感じるショップやカフェも、どこか個性的な店主が営むユニークな店舗が多く、その独特な文化の魅力が知られはじめているのだ。
イラストレーターのToyameg(トーヤメグ)さんも、そんな北九州の魅力に気づきはじめたひとり。SHIPS、JOURNAL STANDARDなどアパレルとのコラボや、韻シストのBASIをはじめミュージシャンのCDジャケットへのイラスト提供など幅広く活躍するmegさんは、4年前に東京から福岡市へUターン。2020年9月に自身のポップアップストアで初めて北九州を訪問した際、北九州発祥の飲み文化「角打ち」を初体験し、そのディープな魅力にハマったんだとか。
そこで、megさんをはじめ福岡市で活躍するクリエイターたちに、北九州の魅力をもっと知ってもらおう! と企画したのが今回のツアー。一緒に参加してくれたのは、megさんとも親交の深い二人組デザインチーム「cheese cheap shop」のメンバーであり、福岡のシーンで注目を集めるヒップホップクルー「週末CITY PLAY BOYZ」としても活動する、NOSK(ノスケ)さん、pen public(ペンパブリック)さん。北九州の中心地・小倉で、独自のカルチャーを発信するスポットを巡ってきた。
※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。
「クセの強い」中国・台湾アイテムのセレクトショップ『GUGU』
旅のはじまりは、JR小倉駅。福岡市の中心部から車で1時間半、電車や高速バスなら1時間強で着く小倉駅に、megさんは在来線、penさんはバスで集合。そんななかNOSKさんは優雅に新幹線で到着した。そう、JR博多駅から小倉駅までは新幹線でわずか15分の距離。福岡っ子にとって北九州は、思いついたらすぐに遊びに来られる街なのだ。
しかし、福岡市へUターンして日も浅いmegさんを筆頭に、熊本や鹿児島から福岡へ出てきたNOSKさん、penさんも北九州に馴染みがなく、じっくり街を歩くのは今回が初めて。
NOSK:じつはちょっと寝坊して新幹線を使ってみたんですけど、めちゃくちゃ早く着いてびっくりしました!
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左からpen public、NOSK、Toyameg
NOSKさん、pen publicさんを含む4人組のヒップホップクルー「週末 CITY PLAY BOYZ」は、福岡のシーンでいま注目を集めている
最初に向かったのは、小倉駅新幹線口そばの浅野地区にあるセレクトショップ『GUGU』。この辺りはここ数年、古着店などのアパレル系ショップが増えつつあるエリアだ。
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朝からマイペースにご機嫌な三人
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店内に入ると目に飛び込んできたのは、香港の派手なネオンサイン柄の壁紙。極彩色の店内には、中国発のデザイナーズブランドの洋服やアクセサリーを中心に、古着や雑貨など個性的なアイテムがひしめく。
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上海ファッションウィークにも出展した、日本国内初登場の中国ブランド「MIXSEVEN」の他、台湾のユニセックスブランド「MODITEC」や、北九州「aiplus」など、若手デザイナーの個性が集結
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ありふれたデザインの洋服やアクセサリーとは一線を画す「クセの強い」アイテムを求め、日々「クセ者」たちが集う
オーナーの田中さんは、服飾の学校を卒業し、ショップを持つ夢を抱きつつサラリーマンとして勤務。2017年に仕事をやめ、まずはECサイトを始めようと考えていた矢先に、若者のチャレンジをサポートする小倉魚町のインキュベーションビル『メルカート三番街』に出店するチャンスを得た。そこでの3年間の営業ののち、2020年の10月、念願の「路面店」をオープン。
「新店舗では自作のアイテムを増やし、ポップアップなどで県外へ出て、北九州発のカルチャーを日本全国、世界に向けて発信したい」と意気込む。
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オーナーの田中さん夫妻
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怪しげな日本語のプリントや、大胆な柄や色使い。中国ブランドの魅力は「固定概念にとらわれないぶっ飛んだデザイン」と田中さん
ズラリと並ぶキッチュな中華アクセサリーや、ド派手なアイテムを試着してみては「蜷川実花の映画みたいじゃない?」とか「『スプリング・ブレイカーズ』(裏社会に足を踏み入れる女子大生を描いたハリウッド映画)に出てきそう」などと、盛り上がる三人。
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meg:わたしのイラストは旅先でみたものや経験がインスピレーションになることが多いけど、いまはコロナ禍で海外に行けないから、『GUGU』の店内を見て「台湾行きたいな〜!」って旅行欲が高まりました。
NOSK、pen:福岡にはないタイプのお店で、ステージ映えしそうなアイテムもいっぱいで楽しかったです!
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混沌系セレクトショップGUGU
住所:福岡県北九州市小倉北区浅野2-12−4 コーポ浅野岡山 1F
営業時間:13:00〜19:00
定休日:水曜・木曜
電話番号:093-521-6988
Webサイト:https://gugu-kokura.stores.jp/
本格的な「ボウル」を備えた『北九州スケートボードパーク』
次に向かったのは、小倉駅から国道199号線を門司方面へ車で5分ほど走ったところにある赤坂海岸の『延命寺臨海公園』。ここに2019年、新スポットの『北九州スケートボードパーク』が誕生した。
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管理するのは、地元のスケーターが有志で運営する「北九州スケートボード協会」。「若者が堂々と遊べるパークをつくりたい」と署名を集めて市に要望し、実現にこぎつけた。スケートボードが『東京2020オリンピック』(2020年から1年延期)の正式種目に決定したことも後押しとなったそう
吹き抜ける潮風が心地よい午後。対岸に小倉の街並みや山口県下関市を望む眺めのいいパークには、約1,000平方メートルのエリアに、バンク(斜面)やステア(階段)、ハンドレール(手すり)などのセクションが充実。なかでも、大型の「ボウル(すり鉢状のセクション)」があるのは珍しく、休日ともなると九州各地のスケーターで賑わうそう。
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土日祝の日中のみビジター利用OK(他の時間帯は有料)。ボードのレンタルもあり、北九州出身のプロスケートボーダーによるスクールも定期的に開催
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当日、偶然居合わせたスケーター。常連なのか、スイスイと気持ちよさそうに滑っていた
スケートボードは、megさんが描くイラストのモチーフとしても頻繁に登場する。だがじつは「スケボーは久しぶり」という3人。福岡のストリートでは、いわゆるZ世代の子にスケーターが多く、ミレニアル世代のcheese cheap shop周辺で現役のスケーターは少ないそう。
しかし「乗るのが怖い」と躊躇していたmegさんを含め、一旦ボードに足を乗せると、スイスイと乗りこなす姿は、さすが。なかなかサマになっている。
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meg:penくん、めっちゃLA感ある(笑)。『mid90s ミッドナインティーズ』(ロサンゼルスで暮らすスケーターの少年を描いた映画)みたい。
pen:普段から映画とか観て、イメトレだけはやってるんで(笑)。
NOSK:景色がいいから、ここで「週末CITY PLAY BOYZ」のMVを撮影するのもありかもね!
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パークから見える、日本製鉄九州製鉄所の工場。ナイター営業の際は工場夜景が楽しめる
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北九州スケートボードパーク
住所:福岡県北九州市小倉北区赤坂海岸1延命寺臨海公園内
営業時間:10:00〜22:00(一般利用は土日祝の10:00〜18:00のみ)
定休日:なし
電話番号:093-541-2304(北九州スケートボード協会)
Webサイト:https://www.ssdd2020.com/
Toyamegもポップアップストアを開いた、カルチャーショップ『kabui』
ひと汗かいて小倉へ戻り、お次はJR西小倉駅そばの大通り沿いにあるショップ『kabui』へ。HereNow Kitakyushuのキュレーターのひとりで、地元では「ダボさん」の愛称で親しまれるオーナー、都合希視寛(とごうきみひろ)さんが「自分の好きなものだけを集めた空間をつくりたい」と2015年にオープン。
北九州在住のアーティストで国内外から注目されるBABUに関連するアイテムをはじめ、ひとクセあるストリートカルチャーをジャンルレスに紹介する、案内所のようなショップだ。
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ひと際目を引く赤いのれんにmegさんのイラストが!
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一角にはコーヒースタンドもあり、エスプレッソベースのカフェオレや、スパイスたっぷりチャイなども楽しめる
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オーナーの「ダボさん」こと、都合希視寛さん。ついふらりと立ち寄りたくなる『kabui』のリラックスした空気感は、ダボさんの人柄そのもの
店内には、国内外からセレクトする洋服や雑貨、食品や本などとともに、ミュージシャンやアーティストと企画したオリジナルアイテムが多数。展示やイベントも定期的に行い、2020年9月には『"Toyameg"POP UP STORE』を開催したばかり。店内にはずらり、megさんオリジナルのロンTやエコバッグが並んでいた。
meg:ポップアップストアでは、イベントのために描いた新作のイラストをTシャツにプリントするワークショップを実施しました。若い女の子を中心に、中学生からガチのヤンキーまで(笑)たくさんの人が参加してくれて、『kabui』の客層の広さに驚きましたね。
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一方、来店するのは初めてというcheese cheap shopのふたりは、『kabui』のECショップを利用したことがあるなど、その存在は気になっていた様子。初対面のダボさんとは世代が違えど、興味の範疇も近く、福岡のローカルなカルチャートークで盛り上がっていた。
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北九州マスターのダボさんがビギナーの三人に対し、キュレーター魂全開で北九州のディープなスポットを紹介する一幕も
ダボ:cheese cheap shopのふたりがデザインしたTシャツ、ウェブサイトで見たけどめちゃくちゃいいね! SoundCloudにあがっていた曲も、新しい世代の感覚で、カッコいいなって。
NOSK、pen:わ! 嬉しい。
ダボ:でもTシャツ、安すぎない? もっと強気の値段設定でも売れるのに(笑)。
NOSK、pen:ほんとっすか? じゃあ値段あげようかなぁ〜(笑)。
meg:ねぇ、ふたりも『kabui』で何かやったらいいやん。
ダボ:ぜひぜひ!
そんな会話も交わされて、もしかしたら「kabui×cheese cheap shop」で何か面白いことが生まれるかも!? 続報を待ちたい。
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広島県尾道市を拠点に活動するNUTTSPON CHONのデザイン手ぬぐい。北九州発祥のパンチパーマやぎおん太鼓など、北九州モチーフのデザインがナイス
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kabui
住所:福岡県北九州市小倉北区大門2-1-9岩岡ビル1F
営業時間:12:00〜19:00
定休日:木曜
電話番号:093-967-6858
Webサイト:https://www.facebook.com/kabui.store/
こんなカクテル飲んだことない! メニューのないバー『The Certain Bar』
西小倉を離れて15分ほど歩き、ふたたび小倉駅方面へ。駅前から続くアーケード商店街「魚町銀天街」を抜けて次に目指すは、全国のバーテンダーが注目する「ミクソロジスト」のいるカクテルバー。ロンドンが発祥の「ミクソロジー」とは、果物や香草、香辛料などの自然素材を使い、分子料理などの技法を用いてカクテルをつくるという新しい手法だ。
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JR小倉駅小倉城口そばの雑居ビル2階。「A certain place(某所)」と書かれた看板の横にある扉を開けた途端、ふわりと漂ういい香り。柑橘系のフルーツだろうか。
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東京や名古屋、シンガポールなどのバーで技術やセンスを磨いてきた野村周平さんが、地元北九州でオープンしたのがここ『The Certain Bar(ザ・サートゥン・バー)』。
ここにはいわゆるスタンダードカクテルがなく、メニューが存在しない。ゲストの好みや体調、シーンなどに合わせて、その時々の「旬の一杯」が提供される。
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店主の野村周平さんは、東京をはじめとする各地のバーでレシピ監修を手掛けるなど、幅広く活躍。カウンターの向こうは、ボトルの他に遠心分離機や真空調理器などの機材が並び、まるで実験室
「お酒は好きだけど酔いやすい」と、アルコールの軽いものをリクエストしたmegさん、そして迷った末に「ラムを使った強いやつ」をリクエストしたNOSKさんのふたりには、シンガポールのさまざまなボトルカクテルを紹介してくれた。
聞けば、このコロナ禍で営業制限を受けるシンガポールの有名なバーたちが、それぞれのオリジナルカクテルをボトリングして販売しているらしい。日本国内での流通はないが、知人に送ってもらったものだそう。
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そんなボトルカクテルからmegさんへのオススメは、アジアのベストバー2020で4位、世界のベストバー2020で12位にランクインした世界最高峰のバー『NATIVE』によるカクテル「FORAGERS GARDEN」のソーダ割り。バタフライピーの花と発酵させた抹茶にジンを加えた、爽やかな香りの一杯だ。
NOSKさんへは、インドの素材にこだわるカクテルバー『THE ELEPHANT ROOM』の「SIPPIN at 78」。コーヒーパウダーと発酵飲料の「コンブチャ」、キャラメリゼした玉ねぎに、スパイスを効かせたラムベースのカクテルだ。海外ではここ数年「うま味」に着目するバーが増えているそうで、甘さとほろ苦さのなかに、確かなうま味を感じる一杯。
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一方「強くて酸味のあるカクテルが好き」というpenさんは、カウンターの向こうでいままさに蒸留中のお酒に注目。「あれって飲めますか?」「飲めるけど強いよ」と野村さんがつくってくれたのは、グァバの香りを抽出したウォッカに、ラズベリービネガーや卵白を合わせたカクテル。
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グラスに口をつけた途端「なにこれ!」「うま!」を連発する3人。「語彙力(笑)」と野村さんにつっこまれつつも、感嘆詞が止まらない。
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コロナ禍もあり、深夜の営業をやめて15時から店を開けている野村さん。明るいうちから飲むのはちょっと……という人にぴったりの、ノンアルコールカクテルも数多く取り揃えているという。
「味見してみる?」と差し出されたノンアルコールのジンは、ひと口で脳天を突き抜ける官能的な香り。「アルコールが入っていない分、香りの層を重ねているからね」と野村さん。これなら心地よく酔えてしまいそう……。
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酔うために飲むのではなく「味わってリラックス」したいなら、ノンアルカクテルでチルアウトも○。ノンアルコールのスピリッツは、いま世界的にブーム
美しいグラスに注がれた魔法のような一杯を飲み干す頃には、映画を観たあとのような満足感と余韻が残る。
meg:こんなバー知っていたら絶対にモテるよ!
NOSK:今度はプライベートで来たい。
pen:自分の好きなものを曲げない野村さんのスタンスがカッコ良かった!
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The Certain Bar
住所:福岡県北九州市小倉北区京町3-6-23 有真ビル201
営業時間:15:00〜24:00
定休日:月曜
電話番号:093-513-5220
Webサイト:https://www.certain-bar.com/
まだまだある、小倉のこんなスポット。『あらた酒店』『MEGAHERTZ』
ダボさんが店主を務める『kabui』を訪れたなら、ぜひ立ち寄ってほしいのが、お隣の『あらた酒店』。17時からオープンする立ち飲みコーナーで、角打ちが楽しめるのだ。
年季の入った店内には、ぐるり囲んで和気あいあいと飲める長テーブル。壁側のカウンターでサクッとひとり飲みもいい。焼酎は190円から、日本酒は360円からと、「せんべろ」を地で行く価格設定も嬉しい。
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焼酎は、九州の銘柄を中心に30種類以上をラインナップ。生ビールやハイボールもある
さらに、角打ちというとつまみは缶詰や乾き物といった店が多いなか、こちらの店では、揚げ物やおでんなどひと手間加えた一品が味わえるのも魅力。特に揚げたての串カツ(150円)や玉ねぎ天(100円)は絶品だ。駅近で賑やかな雰囲気なので、角打ち初心者も気軽にどうぞ。
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あらた酒店
住所:福岡県北九州市大門2-1-8
営業時間:17:00〜21:00(立ち飲みコーナー)
定休日:土曜・日曜・祝日
電話番号:093-561-6074
また、夜の小倉を楽しみたい人には、ライブハウスやジャズバーなどミュージックスポットが集まるダイヤ会館2Fのオルタナティブスペース『MEGAHERTZ』がおすすめ。
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オーナーはHereNow Kitakyushuのキュレーターのひとりである松石大介さん、通称ジミーさん。平日はカフェバーとして営業、週末はDJパーティーやライブなどジャンルレスなイベントを開催し、約20年に渡って北九州のアンダーグランドミュージックシーンを牽引してきた、音楽マニアのコミュニティーハブだ。
店内では、その時々で提供されるフルーツサワーやノルウェー発のコーヒー店『FUGLEN』のコーヒーのほか、名物ジャークチキンなどフードも充実。ラウンジDJのプレイに身を委ねながら、束の間の非日常を味わって。
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松石大介さん
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MEGAHERTZ
住所:福岡県北九州市小倉北区紺屋町7-17 ダイヤ会館2F
営業時間:18:00〜0:00
定休日:不定休
電話番号:093-533-5627
Webサイト:http://www.megahertz.jp/
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meg:北九州に訪れる前までは、勝手に治安の悪いイメージを持っていましたが、実際に来てみたら当然そんなことはなく、素敵な飲み屋がいっぱいで、最高の街。わたしが好きなアジアの都市にどこか似ていて、旅情が掻き立てられました。
NOSK:尖ったカルチャーを発信する新しいスポットから、「古(いにしえ)系」の名店まで、新旧が混在する街の雰囲気が素敵だなって。
pen:なんといっても角打ち。自分のイベントでもやろうかなと思うほど気に入りました。
meg、NOSK、pen:今度は福岡の仲間と北九州ツアーしようね!
- プロフィール
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- Toyameg (とーやめぐ)
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POPでキュートだけど、どこか毒のあるイラストを得意とする、いまもっとも勢いのあるイラストレーターのひとり。4年前に福岡市へUターンし、自身の作品や海外のZINEなどを扱うアトリエ兼ショップ『Palm House』をオープン。福岡を拠点に、展示やポップアップストアで全国を旅する。ファッションブランドとのタイアップや、ミュージシャンのCDジャケットやグッズなどのアートワーク、雑誌のイラストなどを手掛け、多方面から注目を集めている。
- cheese cheap shop (ちーずちーぷしょっぷ)
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福岡を拠点に活動する謎のデザインチーム。デザインをNOSK、イラストをpen publicが担当し、Tシャツやグッズを展開。ファッションブランドとのタイアップや、雑誌掲載、『代官山TSUTAYA』でのポップアップストアなど、幅広く活躍。また、福岡発のヒップホップクルー「週末CITY PLAY BOYZ」のメンバーでもあり、アパレル、デザイン、音楽、映像制作など、さまざまなフィールドを行き来する。
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