世界の終わりインタビュー

自分たちで作り上げた秘密基地=ライブハウス「club EARTH」を拠点に、そこで共同生活をしながら活動し、歌もののギターロックではあるけど、リズム隊はいなくてお面を被った「ともだち」ならぬDJのLOVEがビートを担当する…そんなまるで『20世紀少年』を地で行くようなバンド、世界の終わりが1stアルバム『EARTH』を発表した。メンバー自ら「突っ込みどころが多いバンド」と言うように、どうしても諸所のトピックに目が行きがちではあるものの、その音楽に触れてみれば、彼らが日本のポップ・ミュージックの王道を歩むバンドだということがわかってもらえるはずだ。インタビューの翌日、EARTHで行われた1時間に満たないワンマン・ライブは、まだまだバンドとして発展途上にあることを感じさせつつも、フロントマン・深瀬の瑞々しい立ち姿に、今後を期待せずにはいられなかったことを付け加えておく。

(インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作)


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高校中退、精神病院入院…。苦しんだ末に見つけ出した光。

―そもそも自分たちでライブハウスを作って、そこを拠点に活動しようという発想はどうやって生まれたのでしょうか?

世界の終わりインタビュー
深瀬慧

深瀬慧(Vo/G):戦略的なものと遊び的なものの融合みたいな感じで考えてたんですけど、とにかく楽しいことがしたいっていうのが前提にあったんです。でも楽しむためには続けていかなきゃいけないから、次が欲しい、前に進みたいって思っていて。

とにかく僕は中学もほとんど行ってなくて、高校も中退してて。その後に日本で1年アメリカン・スクールに通って、2年間留学するはずが、2週間でパニックになって帰ってきてしまって、その後精神病院に入ったんです。退院してから人生をやり直そうと思って受験勉強したんですけど、薬が強かったのもあって勉強が進まなくて、音楽しかやれることはないんだろうなって思って。

―そういう背景があったからこそライブハウスを作ろうっていう発想が生まれたんだ。

深瀬:最初は自分たちの専用スタジオみたいに考えてたんですよ。でも小学校から予備校までの友達を集めてみんなでこの場所を作ってたら、段々これはみんなのものなんじゃないかって気がしてきたんです。限りなく長い期間やってる文化祭みたいな(笑)。

―なるほど(笑)。

深瀬:今のLOVEは2代目なんですけど、初代LOVEが家を出て一人暮らしをしたいって話があって、そのときにみんなで演奏できるところを借りようって話をしたら、僕と中島(ギターを担当)だけやけにテンションが上がっちゃって。普通に考えたらミュージシャンでプロになるよりライブハウスを作るほうが簡単だし、これぐらいできなきゃミュージシャンにもなれないだろうと思って。

―バンドの結成とライブハウスを作ったのはどっちが先なの?

藤崎彩織(Key):ライブハウスが先です。ここを作ろうって話を二人(深瀬と中島)からされて、そのときまだ私はメンバーじゃなかったんですよ。私は最初そんなに乗り気じゃなくて、「バカ言え」って思ってたんですけど、なんか二人のエネルギーがすごくて、「物件決めた!」みたいになってるんですよ(笑)。それがなんかすごくて、置いてかれたくないと思ったんで、とりあえず私も行ってみようと。それで、ここを立ち上げて半年ぐらいしてから、一緒に編曲したり、ピアノを弾いたりしてるうちにメンバーになって。



2/4ページ:自分が生きるっていう道を選択するためには、いろんな理由を必要とした。

自分が「生きる」っていう道を選択するためには、いろんな理由を必要とした。

―中島君は話を聞いてすぐに乗り気になったわけだ?

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中島真一

中島真一(G):はい、やりたかったです。それまでも深瀬と音楽はやってたんですけど、メンバーがなかなか定まらなかったんですね。僕は当時大学に通っていて、音楽やりたいと思いつつも踏み切れないところがあったんですけど、この話を聞いて「よし、やってみよう」と思って。それまでのフラストレーションが解放された感じですね。

―そこで踏み切れたのは何が大きかったの?

中島:普通に大学を卒業して社会人になるのはちょっと嫌だったんですよね。「なんとなく」で大学に行ったところがあって、その普通さ加減がコンプレックスだったりもして。それに加えて深瀬という人間となら何かできるだろうなって思ったんです。僕には全くないものばっかり持ってるので。

深瀬:僕は理屈が通ってれば全部できると思ってるんですよ。俺とナカジン(中島)が「できる!」って思ったことで、できなかったことって一つもないよね?

中島:確かにね。

―でもアメリカに行ったのはすごく感覚的なんじゃない?

深瀬:入院するまではものすごく感覚的だったんです。病院に入って、学歴もやりたいこともない、将来に対して夢も希望もなくて、一巻の終わりみたいに感じた瞬間があったんですね。でも唯一「死にたくない」っていうのがどっかにあったんです。すごく絶望的な、過激なこともたくさんあったんですけど、そこから自分が生きるっていう道を選択するためには、いろんな理由を必要としたんです。理屈で考えなければもう一回歩き出せないと思ったので、すごく理屈っぽくなったんです。

―現在の、2代目のLOVE君が加入した経緯は?

深瀬:初代のLOVEは元々違う種類の音楽をやりたいと思ってて、世界の終わりがあんまり好きじゃなかったんですよ。だからサポートみたいな感じで、名前と顔を隠したいって話になって、これ(お面)が生まれて。それで彼が徐々に自分のやりたい方にシフトしていって、これは長く続かないなっていうときに、以前パンクのコピー・バンドを一緒にやったり、機材搬入を手伝ってくれてたこいつ(2代目LOVE)がいたんです。ちょうどEARTHがちょっとずつ動き出して、看板バンドの世界の終わりとして動き出したときだったから、(初代の)LOVEが抜けて止まっちゃうのはまずいからって相談したら、快く承諾してくれて、一年半ぐらい前に加入しました。

―パンクのコピー・バンドをやってたって話だけど、今の世界の終わりのエレクトロニックな要素っていうのはどうやって吸収したの? 元々好きだった?

深瀬:いや、僕コアなものはパンクしか聴いてなくて、あとはJ-POPを聴いてて。エレクトロも、こんなこと言ったら笑われちゃうかもしれないけど、PerfumeとDaft Punkぐらいしか聴いてなくて。あ、でもヒップホップはすごく詳しいんですよ。ラップやろうと思ってセットアップ着て帽子被ってたんですけど、藤崎に「気持ち悪い。似合わない」って大反対されて(笑)。だから「(LOVEの立ち位置が)何でDJなの?」って言われたら、ヒップホップが好きだからっていうのもちょっとはあるかも。

―じゃあリズム隊がいないっていう特殊な編成だけど、自然と今の形になったって感じ?

深瀬:うーん、迷ったことは迷ったよね。

中島:ライブはやっぱり生ドラムと生ベースがいた方が断然盛り上がるんじゃないかって。

深瀬:でも、この雰囲気に誰も入ってこれないんですよ。

―ああ、幼馴染だったり、一緒に生活してたりっていう。

深瀬:そうですね。多分新しい人が入ってきても、僕らが話してる内容が不可能だって思っちゃうと思うんですよね。

中島:また一から共同生活して、ライブハウス作らないといけない(笑)。

3/4ページ:「生まれながらに人間は罪深い」とか全く思ってないんです。人間が大好きなんですよ。

「生まれながらに人間は罪深い」とか全く思ってないんです。人間が大好きなんですよ。

―じゃあ歌詞についても聞きたいんだけど、僕が感じたのは大きく分けて二つで、一つはバンド名の通り、「終わり」や「死」に対するオブセッションと、そこから「今」を見つめようとする視点。もう一つは、自然との関係で、人間は生きてることそれ自体が罪っていう側面があって、それをみんなわかっているけど、感じていない、でもそれを認識する必要があるんじゃないか? っていう視点です。実際どういう思いがあって、その背景には何があるのでしょう?

深瀬:…僕は「生まれながらに人間は罪深い」とか全く思ってないんですね。人間が大好きなんですよ。“虹色の戦争”について突っ込まれるとへこむんですけど、なんて言うか…ホントに怒ってるわけじゃなくて、叱咤激励みたいな感じだと思うんです。

―基本的に愛情が背景にあるわけですよね?

深瀬:それはもう基本です。人類が滅んだら悲しくてしょうがないですもん(笑)。ただ平和だ何だって人間が歌ってるときに、仲間外れにしてる花とか虫とかが性格上目に付いちゃっただけなんですよ。

世界の終わりインタビュー
藤崎彩織

藤崎:EARTHにはスタッフが15人ぐらいいるんですけど、一人一人増えていったんですね。新しい人が入ってきて、まだみんなと馴染めなくて一人でぽつんとしてると、(深瀬は)そいつのところに行って輪の中に入れてやるんですよ。多分、花とか虫に対してもそれと同じなんだと思います。

深瀬:「worldism」って言葉があって、「世界主義」なんですけど、辞書で調べると「人類主義」なんですよ。これは参ったなと思って。「世界」って書いて「人類」って訳すのってどうなんだろうとか、そういうのがいちいち気になっちゃうんですよ。

―ちなみに今って「エコ」が一つのブームになってるでしょ? そういう風潮ってどう思う?

深瀬:無駄をなくそうっていう考え方はいいんですけど、もはや今のエコはそこから遠ざかってる気がして。家から出ないことがエコみたいになっちゃうのはどうなんだろう? って漠然と思ってます。24時間テレビをやらないことがエコってなっちゃったら、何もしないことが地球に優しいってなっちゃうじゃないですか? 今まで散々科学で地球を汚してきたとして、科学を途中でやめちゃうのってどうなのかなって。それって僕が音楽をやってみんなを引っ掻き回して、みんなの人生を狂わせたとして、「ごめん、やめるわ音楽」って言うみたいでダメなんですよね。科学で起こしてきたことには、科学で解決すればいいんじゃないかって思うんです。だからその両方ですね。「無駄にしない」って考えも好きだし、両方のいいところを取っていけばいいんじゃないかって。

藤崎:「無駄に殺したりしなくてもいいんじゃないか?」っていうのが“虹色の戦争”だと思うんです。「花や虫も生きてるんだから、殺すのは間違ってる!」っていう憎しみとか憎悪の曲ではなくて、「一緒に生きてるんだったら、無駄に殺さなくていいんじゃない?」っていう。

―今言ってくれたようなことを、バンドの表現としてリスナーに伝えたいという気持ちはありますか?

深瀬:伝えたいとは思うんですけど、歌詞で<普通に異常な僕らは「正解」を主張して謳おうとする 「間違い」なんて化け物は本当は存在していない>(“世界平和”)って書いて歌ってるんで、僕が「この気持ち伝わるかな?」って歌うことは歌詞に矛盾しちゃうんです。ミュージシャンが伝えちゃうと、それを漠然と正解だと思っちゃうリスナーがいると思うので、そこは言葉に責任を持ちたい。だから俺の言ってることが正しいわけじゃないっていう気持ちはすごくありますね。歌詞を書いてるときは伝えたいっていう気持ちがめちゃくちゃ強いかもしれないけど、歌ってるときは全然ないって感じです。

4/4ページ:すごく頭を使わないと戦えない相手なんで、その方がテンション上がるよね(笑)。

すごく頭を使わないと戦えない相手なんで、その方がテンション上がるよね(笑)。

―音楽以外のカルチャーで、バンドに大きな影響を与えてるものってありますか?

深瀬:僕は映画ですね。まずストーリーを考えるんですよ。“幻の命”で一本映画が撮れるんじゃないかぐらい考えて、歌詞にしたりするんで。

藤崎:いつもエンディングにかかってるんだよね(笑)。

深瀬:だからいつも終わりっぽい曲になっちゃうんですけど(笑)。今一番新しく書いてる曲は、一番最後の2行だけあって、まずプロモーション・ビデオのイメージが浮かんで、そこにどんな歌詞が出てきたらいいかなって考えて書いてたりするんです。だから、この人たち(メンバー)がカメラマンであり脚本家だったら、映画団体だったと思う(笑)。

―好きな監督とかは?

藤崎:そういうのあんまりないんだよね?

深瀬:はい、普通にラブ・ストーリー大好きだったり、中・高生のみなさんが見てるのを、妹と一緒に楽しんで見てますね。詳しいわけじゃないんですけど、何度も見るんですよ。最近はディズニーの『魔法にかけられて』を嫌と言うほど見まして。最高だなって思って、一日三回ぐらい見るんですよ。

―映画っていうか元々漫画だけど、『20世紀少年』はどう? 色々類似を指摘されたりもするかと思うんだけど?

深瀬:好きでしたね。何度も読みましたよ。正義と悪が曖昧なものとして表現されてる、『DEATH NOTE』のエルとライトとか、『NARUTO』もそういう感じになってきて、ホントの正義、ホントの悪は存在しないっていう時代になりつつあるのかなって。

藤崎:うちらのバンドは「この作品にすごく影響を受けました」とかよりも、例えばEARTHの中で、みんなでスクリーンで映画を見たりしたんですけど、そのみんなで映画を見たっていう空気感に影響されたりっていうのが大きいんだと思います。

―では今後について。バンドにとっての理想を教えてください。

深瀬:らしくありたいと思ってます。僕らの思う僕らの理想だけを追うんじゃなくて、みんなから見た僕らも僕らであって、変な言い方ですけど、他の人が僕らに勝手な幻想を抱いたとして、それが僕らと全く違うものであっても、そこをあんまり裏切りたくないというか。僕ららしさを追及するのって、きっとそういうことだと思うんです。みんなから見た僕ららしさも、僕らが思ってる理想の僕らも、全部追及していきたい。らしさって生まれながらに名札みたいについてるわけじゃなくて、追求していかなきゃいけないものだと思うので。

藤崎:フェスに出たいとか、武道館でワンマンやりたいとか、そういうのもみんなちょっとはあると思うんですけど、それは多分らしさを追求することでついてくるものだっていう確信があるので、それが一番の核なんだと思います。

―それって明確なゴールがないわけだから、大変ではあるよね。

深瀬:見えないものと戦えるぐらいになったら、見えるものを倒すぐらい軽いだろうっていう気持ちですね。すごく頭を使わないと戦えない相手なんで、その方がテンション上がるよね(笑)。

―ライブハウス作っちゃうぐらいだしね(笑)。

深瀬:無茶をやろうっていうわけではないですからね。

―うん、自分たちがやってることをどれだけ客観視してるのか? あくまで自然体なのか? どっちなんだろうって思ってたんだけど、すごく客観視できてるんだね。

深瀬:両方だとは思うんですけどね。やっぱり最前提に置いてるのは「楽しい」ってことなんですよ。それが終わっちゃうのが嫌だから、作戦を立てるんです。ライブハウスを作っただけで終わらないように、僕らが前に進んでいく必要があるんです。

―では最後に、メンバー全員に対して、よくある質問です。明日世界が終わるとしたら、あなたは何をしますか?

全員:あー、うーん…。

中島:こういうのってパッと出てきたのを答えるものだと思うんで…今までお世話になった人に会いに行くんじゃないですかね。親をはじめ、仲良かった友達とか。それで思い出話に花を咲かせたりしながら楽しく終えます。

藤崎:私は多分…みんながEARTHに来るんだったら、この仲間たちと一緒にいるんじゃないかと思います。

世界の終わりインタビュー
右:LOVE

LOVE(DJ):最終的にはここに来ますけど、その前には色々と…

深瀬:いいじゃん、一緒にここにいれば(笑)。EARTHのスタッフは例外なく全員ここに来ると思いますよ。でも違うよ…、俺だけ。

―じゃあ、最後に深瀬くん。

深瀬:僕あきらめないですね。もし隕石が近づいてくるなら、止めに行くと思うんですよ。ダメでもいいけど、あきらめたくはないんです。

中島:ああ、そうだよね。そしたら誘ってよ。

藤崎:じゃあみんなで行こうよ! 君があきらめないって言ったら、うちのみんなあきらめないよ。

―EARTHに集まってEARTHの消滅を止めるってことだね(笑)。

藤崎:それだ!

リリース情報
世界の終わり
『EARTH』

2010年4月7日発売
価格:1,890円
lastrum LACD-0176

1. 幻の命
2. 虹色の戦争
3. インスタントラジオ
4. 青い太陽
5. 死の魔法
6. 世界平和
7. 白昼の夢

イベント情報
世界の終わり
『Heart the eartH Tour』

2010年4月7日(水)
会場:下北沢CLUB QUE

2010年4月9日(金)
会場:渋谷QUATTRO

2010年4月17日(土)
会場:タワーレコード渋谷B1

2010年4月22日(木)
会場:広島CAVE-BE

2010年4月24日(土)
会場:福岡DRUM LOGOS

2010年4月25日(日)
会場:大阪2nd Line

2010年4月27日(火)
会場:横浜BBストリート

2010年5月5日(水)
会場:京都MOJO

2010年5月7日(金)
会場:福井CHOP

2010年5月8日(土)
会場:富山SOUL POWER

2010年5月10日(月)
会場:金沢VAN VAN V4

2010年5月12日(水)
会場:新潟JUNK BOX mini

2010年5月13日(木)
会場:長野J

2010年5月14日(金)
会場:名古屋CLUB ROCK'N'ROLL(ワンマン)

2010年5月16日(日)
会場:大阪sound-channel(ワンマン)

2010年5月17日(月)
会場:神戸STARCLUB

2010年5月21日(金)
会場:甲府KAZOO HALL

2010年5月22日(土)
会場:八王子MatchVox

2010年5月30日(日)
会場:ROCKS TOKYO

2010年6月1日(火)
会場:仙台MACANA

2010年6月4日(金)
会場:札幌Sound lab mole

2010年6月12日(土)
会場:渋谷O-NEST スペースシャワー列伝 〜第八十一巻 鮭団(サーモン)の宴〜

ツアーファイナル

2010年7月10日(土)
会場:渋谷O-WEST

プロフィール

2007年、深瀬慧・中島真一・藤崎彩織・DJLOVEの4人により結成されたロックバンド。自分達の手で、ゼロから作り上げたライヴハウス「club EARTH」を中心に活動を行う。すっと心の琴線にやさしくタッチする限りないメロディーセンス。まだ幼さ、あどけなさを残す天性の歌声。ドラム、ベースレスの特異な編成から生み出される独特なサウンド。独自の視点で世界を描写する惑いのないストレートな言葉。それら全てが奇跡的にバランスを保ち、世界の終わりを表現される。溢れ続ける才能の輝きは、彼らの音楽に触れた人々を強く、そして深く魅了する。2010年02月10日、ファーストシングル「幻の命」をタワーレコード2ヶ月限定でリリース。そして、2010年04月07日。待望のファーストアルバム「EARTH」をリリース。世界の終わりが、今、始まる。



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