Czecho No Republic(以下、チェコ)は、結成3年ちょっとながら毎年のようにメンバーの増減を繰り返し、絶えず進化を続けている不思議なバンドである。今年に入ってからも、モデルとしても活躍するタカハシマイ、元caroline rocksの砂川一黄が新加入し、自他ともに認める過去最高の状態で満を持してメジャーデビュー。インディーズ時代の代表曲に新曲5曲を加え、贅沢にも3名のプロデューサーを起用したアルバム『NEVERLAND』がリリースされる。會田茂一、片寄明人がプロデュースし、現メンバーバージョンとしてブラッシュアップされた過去の楽曲もさることながら、特筆すべきはいしわたり淳治がプロデュースした新曲“MUSIC”だ。フロントマンの武井優心とタカハシマイがスイッチングボーカルを聴かせ、現在の五人を強く意識させられる秀逸な仕上がりながら、この楽曲が完成するまでには「何でプロデューサーなんて入れたんだよ」と言った時期もあったという。難産を終えた彼らは今、何を思うのか。新たな扉を開いたチェコの五人に、現在の率直な心境を話してもらった。
今まで歌詞の中でボケるなんて考えたこともなかった。(武井)
―新作の『NEVERLAND』はメジャーデビュー1作目ということで、新曲と昔の代表曲で構成されたアルバムになってますよね。特に新曲は今までよりも外に開けた印象を受けたんですけど、実際のところどうなんでしょう?
武井(Vo,Ba):あんまり狙って曲を作ったことがないので、いつも言われてから「そうなんだ」と思うんですけど、新曲は五人になってから書き下ろしたものが多いので、今この五人で音楽を鳴らすことが、すごい楽しい感じになってるのを曲で体現してるのかもしれないです。
―“MUSIC”は歌詞もまさにそういう内容ですよね。この曲はいしわたり淳治さんがプロデュースしたことも大きなトピックだと思うんですけど、プロデューサーを起用したというのは、今までのチェコに何か足りないと感じる部分があったから?
武井:足りてないって周りに判断されて入れられたんだと思います(笑)。もともと“MUSIC”を次の音源で押していこうという空気があって、僕も気に入ってた曲だったんですよ。ただ、ちょっとサビが弱いという意見もあって。そこで、いしわたりさんにお願いしてみたらどうなるかっていう願いがあったんだと思います。
―自分から望んで入ってもらったわけではないのでしょうか?
武井:そうですね。最初は「プロデューサーって何するの?」くらいの感じだったので。いざ始まってみると、いしわたりさんが結構ぶっ壊しにかかってきたんですよ。歌詞を全部取り替えて、サビも変えて。今は落ち着いて「よかったね」って言えるし、すごく勉強になったんですけど、完成するまでめちゃめちゃ時間がかかったんです。「これはどうですか?」「いや、ダメだ」の繰り返しで、だんだんよくわからなくなってきて……。「何でプロデューサーなんて入れたんだよ」みたいなことを言った時期もありましたね(笑)。
―それはどうやって乗り越えたんですか?
武井:うーん、向きあって、向きあって、いろんな面から試してみて。いしわたりさんがOKと言うところまで。
―何か具体的な指摘があったんですか?
武井:かなり具体的でしたね。「展開が急過ぎる」とか「ここは足踏みしてて鬱陶しい」とか「その先のものを聴きたいのに」とか。例えば「街を眺め」っていう歌詞に対して、街を眺めて何が映ったのか歌ってくれって指摘されたり。でも、僕としては街を眺めたいんですよ(笑)。
―眺めて終わりにしたかった?
武井:僕はそう思ったんですけど、いしわたりさんは、そこで何が何色に見えたかってことを少ない言葉で聴いてる人に見せてあげないとって。でも、いしわたりさんはプロだけど、僕はそういう表現を持ちあわせてなくて……。あとは「ユーモアがないね」とか「真面目だよね」って言われたんですけど、今まで歌詞の中でボケるなんて考えたこともなかったので。
―<三途の河で足湯して>の部分とか?
武井:そこは完全にいしわたりさんが書いたことをメロディーにしただけです(笑)。最初は「ありふれた絶望とかそういうの全部ひっくるめてOK!」みたいなことを書いてたんですけど、「堅いよ」「ボケようよ」と言われて。それでずっと考えてたんですけど、そこだけ歌録りの直前まで埋まらなくて、最終的にはいしわたりさんが「菩提樹の下で一眠り」と書き出して、「これどう?」って。僕もいしわたりさんの横にいると緊張するので、とりあえず「どうすかねー?」とか言いながら歌ってみたら、「OK! じゃあ、もう僕は帰るんで!」みたいな(笑)。
山崎(Dr):でも、そこはやっぱり一度聴いたら忘れられないですよね。「何で足湯してるの?」って考えちゃうし。
武井:正太郎(山崎)はそこがすごく気に入ったみたいなんです。
山崎:もともとあった「天国」っていう歌詞から、「三途の河」や「菩提樹」が出てきてると思うんですけど、普段の生活では絶対に言わない言葉じゃないですか。
砂川(Gt):「菩提樹」なんて聞いたことないし。
武井:僕の中からは絶対出ないもんな。
―武井さんとしては、今後は歌詞にユーモアを入れていこうと?
武井:入れようと思っても入れられないんですよね。その後も曲を書きためてはいるんですけど、いしわたりさんに聴かれたら「つまんないね」って言われると思う(笑)。
―まぁ、新しい扉を開いた曲ということで、これからできる曲が楽しみですね。
武井:はい。反映できるのかわからないですけど……って最近、暗いことばっか言っちゃうんですよね(笑)。
いつも、これで最終形だとは思ってないです。(武井)
―“ネバーランド”と“MUSIC”、あと“トリッパー”も少しそうかなと思いましたけど、新曲と昔の曲を聴き比べたときに、今までよりも歌詞の内容が明るくなったんじゃないかと思ったんです。周りのメンバーから見て、武井さんがポジティブな方向に向かっている印象はありますか?
タカハシ(Cho,Syn,Gt,Per):ポジティブではないですね(笑)。
山崎:性格自体はネガティブなんですけど、作ってくる曲は一見ポジティブに見える曲が多い。
砂川:でも実際、明るくなりましたよね。
武井:なってないです!
―そんなに否定しなくても(笑)。
武井:意識はしてないですけど、そのときの気分がそうだったのかなと。
―曲は今年になってから作ったんですか?
武井:“ネバーランド”と“MUSIC”、“エターナル”は今年ですね。“国境”は去年かな。“トリッパー”はこの五人になる前からある曲だったんですけど、難易度が高くてできないなと思ってたんです。
―難易度が高いっていうのは、単純に人の手が足りないという意味で?
武井:はい、物理的に。ずっと細かいフレーズで成り立っている曲なんですよ。でも、砂川くんはギターが、す〜んごいうまいので。
砂川:ウソ臭かったな(笑)。
武井:砂川くんが入ったから、やっとできるなと思って。
―今年になって砂川さんとタカハシさんが正規メンバーになったわけですけど、制作的にはずっと武井さんがイニシアチブを取っているのでしょうか?
武井:どうですかねえ。最初に僕ががっつりデモを作って、みんなに送って、コピーするところから始めて、そこからみんなで壊していく感じです。
山崎:砂川さんは探究心がすごく強いので「こんなのどうですか?」「あんなのどうですか?」ってプレゼンしてますね。
―そのあたりのバランスは、メンバーの変遷とともに変わってきてるんじゃないですか?
武井:そんなに変わってない気もするんですけど、前のギターはアーティストというよりキャラクターとして魅力があったんです。僕も別にギターを弾いてほしくて入れたわけじゃなくて、顔が好きだったので。そこに、「ギタリスト・砂川くん」と「アーティスト・タカハシさん」が入ってきて、音楽的にめっちゃできることが増えたんですよね。じゃあがっつりできるじゃんって感じで、作る曲も自然と変わってきたのかもしれません。
―固定されたメンバーで何かを突き詰めていくというよりは、できあがる曲がよくなるなら、新しい人でもモノでも取り入れていくような感じですか?
武井:いつも、これで最終形だとは思ってないです。そういうのはめぐり合わせですし、また何かきっかけがあったら考えると思います。今、漠然とマニピュレーターみたいな人がいたらいいなとは思ってますけど。
―そのあたりはみんな抵抗がないのでしょうか?
山崎:まったくないですね。
武井:見た感じが変にならなければ、僕はアリかなと思うんですけどね。
チェコは、母性本能をくすぐられるようなライブをしてたんですよね。(タカハシ)
―後から加入された三人は、チェコのどういう部分に惹かれたんですか?
タカハシ:私は1作目からコーラスで参加しているので、あんまり客観的に見られないですけど、母性本能をくすぐられるようなライブをしてたんですよね。みんなのキャラクターもそうだし、「あ、かわいい」みたいな。
武井:そこまでいく?
タカハシ:ファンの方もそういう目線なんじゃないかなと思って……。
―武井さんは不満気な顔してますけど(笑)。やってる側としては、そういう目で見られるのは複雑ですか?
武井:まぁ、何もくすぐらないよりは、どんな形でもくすぐれているほうがいいですけど……。
―やっぱり「かっこいい」って言われたほうが嬉しい?
武井:いや、「かっこいい」と言われると、むしろ「どこが?」って思っちゃうので、何も言わないほうがいいですね。
―何も言わない(笑)。でも、みんな自分たちがかっこいいと思ってることをやってるわけですよね? 結果的に母性をくすぐっちゃっただけで。逆に男性メンバーから見て、タカハシさんは母性を感じるような存在だったりするんですか?
武井:そんなことはないです(笑)。
砂川:どっちかというと少年っぽいよね。
山崎:わんぱくみたいな。
武井:モデルをやってるときの写真を見ると、シュっとしてるんですけど、あんな顔はほとんど見たことないです。
タカハシ:確かに(笑)。
―大きく分ければモデルもミュージシャンもクリエイティブな仕事だと思うのですが、やるときのスイッチは違うんですか?
タカハシ:違いますね。バンドのときは素な感じがします。嫌な感じに受け止められると困るのですが、あんまり撮られるのが好きじゃなくて。
武井:今カメラマンさんがピクってなったよ(笑)。
タカハシ:どんどん撮ってください!(笑) 私もだいぶネガティブなんですよ。今ブサイクな顔したと思われてるんだろうなとか、そういうことばっかり考えながら撮影するので、ニコって笑ったりするのが苦手で。だから硬い表情しか出せなくてクールに見られるんですけど、バンドにはそういうのがないから素が出せる。
―ライブでは体も動かしてますし、すごく楽しそうですもんね。でも、MCで全然しゃべらないのはなぜでしょう? バンド内の決めごとかと思ったのですが。
タカハシ:話し合って決めたわけじゃないんですけど、しゃべりたくないんです。
―どうしてしゃべりたくないんですか?
タカハシ:うーん、面白くないから……。
―確かにネガティブ思考ですね(笑)。他のみなさんはどうですか?
八木(Gt):僕もネガティブ思考です(即答)。
武井:買って出た(笑)。
山崎:僕は比較的ポジティブなほうだと思います。
―砂川さんは?
砂川:僕がネガティブって言っても誰も信じてくれないでしょ(笑)。でも、細かいことを気にしますね。
タカハシ:確かに! 一番気にしやすい!
―砂川さんと八木さんは、武井さんの歌詞や曲に対して、同じネガティブ思考として共感できる部分もありますか?
八木:そうですね。落ち込んでるんだろうなぁ、みたいな。
武井:それ共感じゃないでしょ。客観視でしょ。
八木:いやいや、僕も落ち込んでるよー(笑)。
「人生ってこういう切ないものだけど、だからみんな好きなんでしょ? 僕もそこが好きだけど」って。(武井)
―武井さんはネガティブなものを正の力に変えようとしている感じがするんですけど、ご自身の意識的にはいかがでしょう?
武井:バッドエンドが嫌なんですよね。「どうせみんな死ぬし、さようなら」みたいなのが苦手。だからといって問題提起をしようとも思ってないんですけど。「人生ってこういう切ないものだけど、だからみんな好きなんでしょ? 僕もそこが好きだけど」って。そういう感覚がしっくりくる。
―共感してほしいとか、メッセージを伝えたいという想いもありますか?
武井:共感を呼びたかったら、もっと違うことを言うべきだと思うんです。ただ、なんだろう……僕が感じてることは、誰にでもあるものだと思う。例えば季節の変わり目に切なくなったり、もう夏が終わっちゃったよ、みたいな。みんな寂しそうに言ってるけど、実はその感じが好きなくせにって思う。「会いたくて震える」みたいにストレートな歌詞は書けないけど、誰もが持ってる刹那的なものへの憧れを出していけたらいいなと。
―基本的には自分がグッとくるものを曲にしているのでしょうか?
武井:そうですね。最初にデモを作ったときに、自分がめちゃめちゃ感動した瞬間がないとみんなに聴かせたくないというか、聴かせられないというか。曲ができたときって、自分で泣きそうになるんですよね。「いい!」「鷲掴み!」みたいな。自分で気持ちいいところをやってるわけだから、そうなるのは当然なんですけど。
―「魔法」や「幽霊船」のようにお伽話的な言葉を多用してますけど、それはどういう意図があるのでしょう?
武井:生々しいものを避けたい思考があるんだと思います。オブラートに包んだほうが言いたいことも言いやすいし。あとは単純にかわいげのあるものが好みっていうのもあるかもしれないです。
―かわいげと言うと?
武井:言葉で言うと、かわいいって難しいですよね。でも、「これをやったらかわいいだろ」みたいな押し付けがましい感じではなくて、みんなが「この服かわいいな」と自然に思ったときの感覚が僕が考える「かわいい」に近いような気がします。これ見よがしに作られた「かわいい」は幼稚な感じがするけど、自然発生的な「かわいい」は一瞬のできごとということもあって、ある意味幻想的だと思うんですよね。それで、おっしゃっていただいたようにお伽話的な歌詞を書いてるのかもしれません。
―でも、例えば新曲だと、“ネバーランド”には具体的なイメージがあるんじゃないかなと思ったんですよ。<流れる血はもう見たくない>っていう歌詞は、具体的に見えているものがないと書けないと思うんです。
武井:そのときは(ジョン・レノンの)“Imagine”を聴いてたんですよ。平和ボケでも別にいいと思うけど、今年は北朝鮮がミサイル飛ばすって言ったり、(ボストンの)マラソン大会でテロがあったりして、1曲くらいこういう曲があってもいいかなって。特にがっつりピースを求めている内容でもないけど、今までも「LOVE」や「愛」をテーマしてきたところもちょっとあって。その延長線上で、ちょっとだけリアルな世界に近づいた歌詞を書いてみようかなと思ったんですよね。
―今までは具体的な何かをイメージして書くことは少なかった?
武井:毎回何かをイメージして書いてはいるんですけど、現実に起きてることで、しかも最近のことを思い浮かべて書くことはなかったかもしれないですね。今までそういう生々しいことを歌いたくなかったんですよ。でもその曲は……言いたい気分だったのかな。
―日頃からそういう情報にはアンテナを張ってるほうですか?
武井:いや、そんなことはないですし、むしろ政治的なことを訴えたくはないですね。メロディーや音楽的なものを一番出したいし、それが原因で聴かれなくなったりするのも嫌なので。そういうので壁は作りたくないですよね。
―僕、武井さんは一見飄々として見えますけど、アツい気持ちを奥に秘めてるんじゃないかと思ってるんです。最後にそれを言葉で聞きたいなぁと思って。
武井:それはかなり難しいですよね。何だろう。何だろうな……。
八木:そこは掘っても出てこないところのような……。
―“ネバーランド”では<争いも銃もいらない>とか、<ネバーランド愛し合おう>とか、思いっきり「愛と平和」を歌ってるわけじゃないですか。「この曲で世界を変えてやる」とか言っててもいいと思うんですよ。
武井:そうですよね。
―そういう意識が心のどこかに隠れてるんじゃないかなって。
武井:でも、それは周りが言うことだと思うんです。
砂川:ガラじゃないよね。
八木:うん、似合わない。
―ないですか?
武井:うーん、やっぱりないです。
砂川:そこでドンと断言しないところが武井さんのいいところだと思うんですよ。
―わかりました! 今回は諦めます!
武井:言った後の次のライブ、すごい緊張しそうだもんね(笑)。
- イベント情報
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- 『エンジョイ!冬のネバーランドリリースツアー』
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2013年11月22日(金)
会場:京都府 京都 GROWLY2013年11月23日(土)
会場:兵庫県 神戸 太陽と虎
ゲスト:The Flickers2013年11月27日(水)
会場:石川県 金沢 vanvanV4
ゲスト:
キュウソネコカミ
Kidori Kidori2013年11月29日(金)
会場:広島県 広島 ナミキジャンクション
ゲスト:SAKANAMON2013年12月1日(日)
会場:福岡県 福岡 Queblick
ゲスト:SAKANAMON2013年12月7日(土)
会場:長野県 松本 ALECX
ゲスト:THE NOVEMBERS2013年12月11日(水)
会場:北海道 札幌 COLONY2013年12月13日(金)
会場:宮城県 仙台 PARK SQUARE2013年12月16日(月)
会場:新潟県 新潟 RIVERST
ゲスト:THE NOVEMBERS2014年1月17日(金)
会場:愛知県 名古屋 APOLLO THEATER2014年1月18日(土)
会場:大阪府 大阪 梅田 AKASO2014年2月2日(日)
会場:東京都 恵比寿 LIQUIDROOM
- リリース情報
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- Czecho No Republic
『NEVERLAND』(CD) -
2013年10月30日発売
価格:2,940円(税込)
COCP-382141. ネバーランド
2. MUSIC
3. Call Her
4. レインボー
5. Don't Cry, Forest Boy
6. 1人のワルツ
7. トリッパー
8. 絵本の庭
9. 幽霊船
10. ダイナソー
11. 国境
12. ショートバケーション
13. エターナル
- Czecho No Republic
- プロフィール
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- Czecho No Republic(ちぇこ のー りぱぶりっく)
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武井優心(Vo,Ba)、山崎正太郎(Dr)の2人を中心に2010年3月結成。「チェコ」という語感の響きの良さ、志向する音楽の方向性などからCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)とバンド名を命名。2011年2月に八木類(Gt,Cho,Syn)が加入。端正なルックスと唯一無二のドリーミー&キャッチーな音楽性により、2012年は大型フェス出演や『第4回CDショップ大賞』の受賞など各方面から注目を集める。2013年モデルとしても活動するタカハシマイ(Cho,Syn,Gt,Per)、砂川一黄(Gt)が正式加入。10月に5人組として新しい生命を吹き込んだメジャーデビューアルバム『NEVERLAND』をリリース。
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