これまでボカロシーンを牽引してきたlivetuneとsupercellがそれぞれベスト盤と新作を発表し、小説家でもあるじん(自然の敵P)のアルバム『メカクシティレコーズ』はボカロPの単独名義として初めてオリコンチャートで1位を獲得。冨田勲と初音ミクによるコラボレーションの『イーハトーヴ交響曲』は再演が繰り返され、渋谷慶一郎による初音ミク主演のオペラ『THE END』は11月にフランスのシャトレ座で上演されるなど、2013年もボーカロイドを取り巻く動きは常に刺激的だった。そんな中、シーンのトップクリエイターの一人であり、柴咲コウとのユニット結成などによって、ボカロの認知度アップにも大きな貢献を果たしてきたDECO*27は、音楽から離れることを考えていたのだという。5年間の活動の中で「すべてやり切ったように感じた」というDECO*27の言葉は、そのままボカロを取り巻く状況がこの5年でいかに急激な変化を遂げたかを物語っていると言ってもいいだろう。
しかし、DECO*27は再び音楽の世界に戻ってきた。それはまるで初音ミクの魔法に導かれたかのような、不思議な巡りあわせによって。12月18日に発表される初のベストアルバム『DECO*27 VOCALOID COLLECTION 2008〜2012』に続き、現在DECO*27は全編初音ミクを使ったボカロアルバムを制作中だという。もっともっと多くの人の耳にミクの声を届けるため。音楽を愛してやまないボーカロイドプロデューサーの、晴れやかな新章がここに幕を開ける。
DECO*27をやめようと思ったんです。
―ベストアルバムを出そうというアイデアはいつ頃出たのですか?
DECO*27:今年の6月くらいですかね。でも、最初はすごいマイナスのスタートで、もうDECO*27をやめようと思ったんです。
―そうらしいですね。取材前に知って驚きました。
DECO*27:やめるんだったら最後にこれまでの曲をまとめて出そうということで、DECO*27のベストを出そうっていう話でした。だから最初は、「VOCALOID COLLECTION」ではなかったんです。
―それって、あくまでDECO*27名義での活動をやめようと思ったのですか? それとも、音楽活動自体をやめようと思ったんでしょうか?
DECO*27:音楽自体から離れようと思ってました。「ボーカロイドの曲をニコ動に投稿して100万再生を超える」っていう、自分がボカロPになろうと思ったときに作った目標を叶えちゃったし、marinaさんってボーカルの方に歌ってもらった“愛迷エレジー”も100万再生されて、ボーカロイドじゃなくてもある程度の再生回数が出せたし、柴咲コウさんやいろんな方とコラボするっていう夢も叶ったし、やり切った感があって。「さて、これからどうしよう」っていうときに、ぽっかり穴が開いたような感じがしたんです。音楽以外で自分がやれることがあるんじゃないかって、思っちゃったんですよね。
―この5年間の変化があまりに急激だったっていうことも関係しているのでしょうか?
DECO*27:それはありますね。自分の中でもすごくスピードは速かったです。常に新しいことをやりたいと思ってやってきて、1枚目は全部ボーカロイド、2枚目はボーカロイドとボーカリストが半分ずつ、3枚目は全部ボーカリスト。全部やっちゃったから、もうやってないことないなって。
―でも、去年取材をさせていただいたときは「制作は生活の一部」「それをやらないと自分を保てない」ということもおっしゃってましたし、そういう人が音楽をやめようと思うって、相当悩んだのではないかと思うのですが。
DECO*27:去年の中ごろ、『ラブカレンダー』を出したあたりから、少しずつ考え始めて……何をしていいのかわからない状況でしたね。曲も書いてなかったですし。
―曲を書く代わりに、何をしてました?
DECO*27:よく友達とご飯を食べに行ってました(笑)。そういう中で、夏にスペインのバルセロナに『sonar』という音楽フェスティバルを見に行く機会があったんです。そこでトッド・テリエがライブをやってて、2万人ぐらいのお客さんがみんな両手を上げて盛り上がってるところを見たら、ふと「もう1回ミクで曲作ってみようかな」って思ったんです。それで帰国してすぐに、9月にニコ動に上げた“妄想税”の制作を始めたんです。それまでは事務所の人に何を言われてもやめるつもりだったんですけど、結局自分が音楽を好きだからこそ、音楽の力で自分が覆されちゃったんですよね。
最初は「さよなら」の意味の作品だったんですけど、「これからもよろしくね」って意味を込めて、次に進むためのステップとして、ボーカロイドでベストを出そうと思った。
―音楽をやめようと思っていた時期に、なぜ『sonar』に行かれたんですか?
DECO*27:うちの事務所が昔、日本版の『sonar』をオーガナイズしていたので、その縁でスペインに招待されて、旅行がてらというか、「試しに行ってみよう」ぐらいの感じだったんです。でもフェスに行ったらすごい感動しちゃって、「これはヤバい」と。
―DECO*27さんって、ライブの現場にはよく行くんですか?
DECO*27:いや、ほとんど行かないんです。僕、音楽は一人で聴くものだと思ってて、他の人が横にいると自分の世界に入れないから、ライブはあんまり好きじゃないんです。たまに行くのもバンドのライブが多かったので、DJを見ること自体かなり新鮮だったというか、「DJでこんなに人が集まるんだ」っていう、それも衝撃でした。
―中でもトッド・テリエに衝撃を受けたっていうのは、何がそんなにすごかったのでしょう?
DECO*27:音楽の力っていうものをすごく感じた光景だったんです。2万人が両手を上げて、肩車してる人もいっぱいいて、お酒飲んで、みんなホントに楽しんでるなって。それを見た直後に“妄想税”のベースフレーズが何となく頭に浮かんで、スペインにいる間にボイスメモに録ってたんで、“妄想税”はスペインで生まれたって言っていいですね(笑)。
―スペインでの体験によって、当時の考えがガラッと変えられたと。
DECO*27:ホントに行ってよかったと思います。僕Twitterのプロフィールの所在地、今バルセロナになってますから(笑)。「魂はここに置いてきた」っていう。
―フランスのワールドカップのカズ的な(笑)。
DECO*27:そうそう(笑)。あと帰国してから横浜アリーナでやった『マジカルミライ』(「初音ミクのすべてを1日で楽しめる文化祭」と銘打たれたイベント)を見に行ったのも大きくて、そのときに僕の“ゆめゆめ”って曲がアンコールの一番最後で演奏されたんです。ミクがパネルに映ってて、お客さんがいっぱいいて、みんなサイリウム振って盛り上がってるのを見て、それが『sonar』の光景と重なって。自分の曲でこんなに盛り上がって、楽しそうにしてくれる人がたくさんいるなら、やっぱりミクで作っていかなきゃなって、強い想いが出てきました。
―だからこそ、ベストアルバムも「ボーカロイド」のベストにしたわけですね。
DECO*27:そうですね。最初は「さよなら」の意味で出そうとしてたんですけど、「これからもよろしくね」って意味を込めて、次に進むためのステップとして出そうと思って、だったらボーカロイドでベストを出そうと。次のアルバムは全部ミクで作っていて、今は月1曲のペースで新曲を公開してるんですけど、それを進めていくにあたって、今回のベストで1回まとめようかなっていう。
―ある種、原点に戻ってきたとも言えそうですね。
DECO*27:ニコ動から有名になった人って、外に行ってもう帰ってこないことも多いけど、もう1回原点に立ち返って、最初に自分がやってたことを改めてコンスタントにやっていくっていうのが、今の自分には新しい挑戦なんです。もちろん、ただ戻るんじゃなくて、新しい要素を取り入れつつ進みたいから、次のアルバムは結構変わるなっていう実感が自分でもありますね。
―原点を見直しつつ、あくまでチャレンジを続けると。
DECO*27:そうですね。5年かかって、やっと一周しました(笑)。
音楽の巡りあわせってすごいなって思いました。ちょっと怖いですもん。予言してるっていうか、「これ自分のことじゃん」っていう。
―『マジカルミライ』のアンコールで演奏された“ゆめゆめ”って、公開されたのは2012年のアタマですよね。
DECO*27:この曲、今の僕にめちゃめちゃ突き刺さるんですよ。
―そうなんですよね。歌詞を読みながら、今のDECO*27さんの状況にピッタリだなって思って。
DECO*27:夢ってひとつ叶えると、叶えた自分に慣れちゃって、叶えたことを忘れちゃうじゃないですか? だから、夢を叶えるのは大事だけど、今までの自分が頑張って叶えた夢も忘れちゃダメだし、そのとき努力した自分の気持ちも忘れちゃダメだよっていうのを伝えたくて書いたら、自分に返ってきたっていう(笑)。
―めちゃめちゃリンクしてますよね。
DECO*27:僕そういうことがよくあるんですよ。曲に書いたことが自分に返ってくる。“ゆめゆめ”はまさにそうで、<また出会えたら サヨナラ 言う前にさ アリガトウ 伝えるよ>ですからね。めちゃめちゃシンクロしてます(笑)。
―『マジカルミライ』でこの曲が演奏されたのって、歌詞の中に<キノウがずっと重なって ミライにやっと届く時>っていう箇所があるのも大きいとは思うんですけど、まるでDECO*27さんの背中を押すために演奏されたような、そんな気さえしちゃいますよね。
DECO*27:そうですね……音楽の巡りあわせってすごいなって思いました。ちょっと怖いですもん。予言してるっていうか、「これ自分のことじゃん」っていう。書いた当時は「もうやることがない」なんて全く思ってなかったんですけどね。
5周年っていうのは自分の中で大きくて、「ありがとう」の曲を書きたいと思ったんですけど、上手く気持ちを伝える曲がなかなか作れなかったんです。
―改めて「ミクで作ろう」と思ったのは、『マジカルミライ』での経験が大きいわけですか?
DECO*27:そこで確定的になりましたけど、『sonar』のときになぜかミクが頭に浮かんだんです。
―それはなぜだったのでしょう?
DECO*27:それはホント無意識で、「あ、ミクで曲作ろう」って、なぜかそう思ったんですよね。ただ、バルセロナの大学で音声合成技術の研究をしていたらしくて、その話を聞いたときに、何かつながってるのかなって思ったり。
―ある意味、ボーカロイドの生まれ故郷なんですね。面白いなあ。
DECO*27:今回のベストって「2008〜2012」ってついてるんですけど、1曲だけ2013年の曲が入ってて、それが“愛言葉II”なんですね。5周年っていうのは自分の中で大きくて、「ありがとう」の曲を書きたいと思ったんですけど、上手く気持ちを伝える曲がなかなか作れなかったんです。だから、今まで自分が書いた曲の中で一番好きな“愛言葉”っていう曲のイメージと今の自分の気持ちを重ね合わせて、“愛言葉II”を作ろうと思って。<これまでのありがとう これからもありがとう><救世主は君のありがとう>っていうサビに、このベストアルバムのコンセプトが詰まってるんですけど、ホントにみんなが聴いてくれて、好きだって言ってくれることが、今の自分の支えになってるんですよね。
―この曲の歌詞で言うと、<3と9をかけると 27になるの>っていうところが気になって、「3と9」って、もちろん「ミク」ですよね。最初に「DECO*27」っていう名前をつけた時点で、このことって頭にあったんですか?
DECO*27:いや、全然意識してなくて、あとで発見したんです。歌詞を書きながら、この偶然はスゴイ! って思ってました(笑)。その後の<僕を何倍しても 君がいるよ>っていうところに、ミクでやっていくっていう決意を込めてます。
―ホントすごい巡りあわせですよね。台本があるんじゃないかっていうぐらい(笑)。
DECO*27:誰かが書いてるんですかね(笑)。
―ちなみに、“妄想税”“愛言葉II”に続いて、11月15日に“僕の名前は”が公開されましたよね。“僕の名前は”っていうタイトルにしても、改めて「DECO*27という名前でやっていく」っていう宣言でもあるのかなって。
DECO*27:あー、確かに!
―そこは意識してなかったんだ(笑)。
DECO*27:怖い! あの……もうすぐ新しい曲を公開するんですけど、登場人物が死んじゃう曲なんですよ(笑)。だいぶ怖いんですけど……。
―……。それも「DECO*27が生まれ変わる」っていう意味ですよ、きっと(笑)。
2013年11月30日にアップされた新曲
みんなDECO*27の曲を聴きに来るっていうよりも、ミクの曲を聴きに来るんだと思うし、僕もそっちの方が嬉しいんですよね。
―ファンの人たちへの感謝がアルバムのコンセプトだという話もありましたが、DECO*27をやめようと思ったときに、ファンの人たちのことが頭をよぎったのではないかと思うのですが、そこに関してはいかがでしたか?
DECO*27:よぎったんですけど、そこを考えられないぐらい僕自身いっぱいいっぱいだったんだと思います。相談は絶対できない相手じゃないですか? 「もうやめようと思ってる」なんて絶対言っちゃいけないから、どうすればいいのかわからなくて。
―他のニコ動周りのクリエイターの人に相談したりとかはしませんでした?
DECO*27:今アレンジを一緒にやってるkousさんとはすごく仲がいいので、いろいろ相談しつつ、支えてもらいましたね。「思うようにやりなよ」って言ってくれて。
―「やっぱり続けようと思う」って言ったら、喜んでたんじゃないですか?
DECO*27:そうですね。「よかったね」って言ってくれて、今も一緒にやれて楽しいです。
―「この先は新しいものを作っていきたい」という話もありましたが、現時点での展望はいかがですか?
DECO*27:詞とメロは僕が書いたらどうしてもDECO*27になるので、アレンジメントの部分をkousさんと一緒に考えてる感じです。『sonar』に行って、好きな音楽にも変化が起きて、ギターが入ってる曲とか聴かなくなっちゃったんですよ。今まで敬遠してたような、洋楽のポップスとか、ヒットしている作品を聴いたりしてます。OWL CITY、カーリー・レイ・ジェプセン、ジェイソン・デルーロとか、EDMのコンピ聴いたり。
―“妄想税”にはすでにそういうテイスト入ってますもんね。
DECO*27:“妄想税”にはしっかり入っちゃってますね(笑)。完全に『sonar』帰りの音なんで。まあ、入れ過ぎちゃうとDECO*27じゃなくなっちゃうというのもありますけど……。
―“妄想税”に関しては、あえて寄せたような部分もあると。
DECO*27:あれはホント1年半ぶりぐらいの、ミクで言うと“ゆめゆめ”以来の新曲で、その間にsasakure.UKさんとのコラボとかはありましたけど、ちゃんと変化を見せたいと思って。でも、スタッフからは“妄想税”は反対されてたんですよ。
―「変わり過ぎ」ってこと?
DECO*27:はい。でも昔から聴いてる人なら、DECO*27だって絶対わかると思ったんです。
―うん、メロディーのポップさとか、言葉の鋭さっていうのはやっぱりDECO*27さんらしくて、その上でサウンドが変わったなっていうのが第一印象でした。
DECO*27:僕が中学生のときとかって、歌しか聴いてなくて、バックトラックとか全然聴いてなかったから、そう考えると、普通に音楽を聴いてる人にとっては、まずメロディーが大事かなって。もちろん、いろいろ聴いてる人は後ろの音も耳に入るから、新しくなったって思ってもらえるだろうし。
―ニコ動の作り手って、コード進行だったり、歌詞だったり、楽曲としての完成度を重視するけど、海外のDJとかって、低音だったりとか、サウンドの機能性を重視する側面ってあると思うんですね。DECO*27さんとしては、そのバランスをどう考えていますか?
DECO*27:僕がミクを知ったときにまず思ったのが、すごいいい声だなってことで、それがきっかけでボカロPになろうと思ったし、今までやって来れたんです。みんなDECO*27の曲を聴きに来るっていうよりも、ミクの曲を聴きに来るんだと思うし、僕もそっちの方が嬉しいんですよね。なので、バックトラックにこだわりつつも、一番はやっぱりミクの声がちゃんと聴こえるように作りたいんです。
―なるほど。
DECO*27:ミクの声が聴こえるためだったら、オケは安っぽい方がいいときもあるかもしれないし、ドラムとベースだけで、サビでギターが入ってくるぐらいの簡単なものでもいいかもしれない。洋楽のポップスってすごく歌を大事にしてるじゃないですか? 僕もやっぱり歌を主役に、ミクを主役にしたいと思ってます。
僕はとりあえずミクの声がよく聴こえる、「ミクっていいな」って思わせるような曲を書いていきたいです。それがボカロP、DECO*27としての役目かなと思ってます。
―『sonar』での経験を経て、これからは自分が積極的にライブやDJをやっていこうという考えもありますか?
DECO*27:いや、そっちは考えてなくて、曲を作ってない期間もあったし、その分を一気に吐き出していきたいと思ってます。
―もともと人前に立つよりも曲を作るのが好きっていうタイプだとは思うんですけど、トッド・テリエに刺激されて、「自分もあれを体験したい」とか思ったりもしません?
DECO*27:自分が前に出るんじゃなくて、家で曲を書いて、その書いた曲がミクのライブとかで演奏されてるときが一番嬉しいです。「俺この曲のプロデューサー」みたいな(笑)。
―一周しても、そこは変わらないんですね(笑)。では、最後に今後のことを改めてお伺いしたいのですが、今年ってlivetuneもベスト盤を出してるじゃないですか? そのときの取材でkzさんが、自分を見てボカロを始めた若い作り手をがっかりさせないためにも、とにかく続けることで「元気にやってるよ」っていう姿を見せ続けたいっておっしゃってたのが、すごく印象的だったんです。DECO*27さんは今後の自分の役割というのをどのようにお考えですか?
DECO*27:今、月1で新曲を上げてるのは、DECO*27としての、僕なりの存在報告ではありますね。あと僕が言われて一番嬉しいのが、「DECO*27さんの曲でボカロを知りました」っていうことなんです。僕はいろんなところに入口を作って、上手いことボーカロイドと結びつけて、たくさんの人にいっぱいいい歌と出会ってほしいと思ってます。ミクは知ってるけど、曲は聴いたことないって人も結構いるじゃないですか? そういう人がボカロを聴くきっかけになれたら嬉しいし、そこを目指してやっていきたいです。
―入口っていう意味でも、やっぱりミクでやるっていうことは重要になりますよね。
DECO*27:僕が最初に出会ったのもミクだし、ずっと投稿してたのもミクだし、並々ならぬ思い入れがあるので、やっぱりミクでやりたいですね。
―でも、それこそ5年前に比べたら、ミクの認知度は相当上がりましたよね。
DECO*27:それはそうだと思うんですけど、もっともっと知らない人の耳にミクの声が届いてほしいなっていうのがあります。
―では、そのためにはこれから何が重要だと思いますか?
DECO*27:うーん……結局僕にできることっていうのは、曲を書き続けることかなって思います。Google ChromeのCMに“Tell Your World”が使われて、あれですごい浸透したと思うし、大企業の力みたいなのもやっぱり必要だとは思うんですよね。僕はとりあえずミクの声がよく聴こえる、「ミクっていいな」って思わせるような曲を書いていきたいです。それがボカロP、DECO*27としての役目かなと思ってます。
―最近って、「ボカロP」っていう言葉を嫌がる人もいると思うんです。でも、今のDECO*27さんは自分を紹介するときに「ボカロP」っていう言葉が一番しっくりきますか?
DECO*27:まあ、「ボカロP」っていう言い方はちょっとダサいかな(笑)。「ボーカロイドプロデューサー」だったらいいと思いますね。
- リリース情報
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- DECO*27
『DECO*27 VOCALOID COLLECTION 2008〜2012』初回限定盤(2CD+DVD) -
2013年12月18日発売
価格:3,500円(税込)
UMA-9030-9032[CD DISC1]
1. 愛言葉 feat.初音ミク
2. 僕みたいな君、君みたいな僕。 feat. 初音ミク
3. 相愛性理論 feat. 初音ミク
4. 心壊サミット feat. 初音ミク
5. 罪と罰 feat. 初音ミク
6. ゆめゆめ feat. 初音ミク
7. むかしむかしのきょうのぼく feat. 初音ミク
8. 二息歩行 feat. 初音ミク
9. キミ以上、ボク未満。 feat. 初音ミク
10. 愛迷エレジー feat. 初音ミク
11. モザイクロール feat. GUMI
12. 弱虫モンブラン feat. GUMI
13. ペダルハート feat. GUMI
14. 愛言葉II feat. 初音ミク
[CD DISC2]
1. 砂時計 feat.初音ミク
2. 恋距離遠愛 feat. 初音ミク
3. ハルイチ。 feat. 初音ミク
4. オートスコピー feat. 初音ミク
5. 隠恋慕 feat. 初音ミク
6. No You, No Me feat. 初音ミク
7. 愛 think so, feat. 初音ミク
8. ダミーダミー feat. 初音ミク
9. ラヴゲイザー feat. 初音ミク
10. 帰想本能 feat. 初音ミク
11. ショコラビーツ feat. 初音ミク
12. リノリウム feat. GUMI
13. 僕の名前は feat. GUMI
[DVD]
1. モザイクロール feat. GUMI(MV)
2. 相愛性理論 feat. 初音ミク(MV)
3. 弱虫モンブラン feat. GUMI(MV)
4. トリノアイウタ feat. GUMI(MV)
5. No You, No Me feat. 初音ミク(MV)
6. 愛 think so, feat. 初音ミク(MV)
7. ペダルハート feat. GUMI(MV)
8. むかしむかしのきょうのぼく feat. 初音ミク(MV)
9. ゆめゆめ feat. 初音ミク(MV)
※三方背スリーブケース、40ページ絵本風ブックレット付属
- DECO*27
- リリース情報
-
- DECO*27
『DECO*27 VOCALOID COLLECTION 2008〜2012』通常盤(CD) -
2013年12月18日発売
価格:2,500円(税込)
UMA-10301. 愛言葉 feat.初音ミク
2. 僕みたいな君、君みたいな僕。 feat. 初音ミク
3. 相愛性理論 feat. 初音ミク
4. 心壊サミット feat. 初音ミク
5. 罪と罰 feat. 初音ミク
6. ゆめゆめ feat. 初音ミク
7. むかしむかしのきょうのぼく feat. 初音ミク
8. 二息歩行 feat. 初音ミク
9. キミ以上、ボク未満。 feat. 初音ミク
10. 愛迷エレジー feat. 初音ミク
11. モザイクロール feat. GUMI
12. 弱虫モンブラン feat. GUMI
13. ペダルハート feat. GUMI
14. 愛言葉II feat. 初音ミク
※20ページ中綴じブックレット付属、ジュエルケース
- DECO*27
- プロフィール
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- DECO*27(でこ にーな)
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福岡生まれ、男性。レフティスタイルでキターを奏で、作詞、作曲を手掛ける27歳のアーティスト/プロデューサー。ロックをベースにフォークからエレクロニックミュージックまでを柔軟に吸収したサウンドと印象に残るメロディー、等身大の感情をリアルに、かつ絶妙な言葉遊びを用いて描かれた歌詞か若い世代から絶大な支持を得ている。2013年9月には1年8カ月ぶりとなる新作ボーカロイド曲「妄想税」を発表。以降「愛言葉II」、「音偽バナシ」と毎月新曲を動画共有サイトで発表している。活動5周年を迎えたメモリアルイヤーである2013年、自身初となるボーカロイド・ベストアルバムをU/M/A/Aよりリリース。
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