常にハイクオリティ? 人知れず苦悩してきた大橋トリオの本音

今から約3年半前、初めて大橋トリオとの対面取材を行った際に、僕はその印象をこんな風に書いている。「僕には大橋トリオというミュージシャンが、どこか架空の世界に存在するキャラクターであり、魔法のように次々と音楽を生み出しているかのように思えるときがある。しかし、今回インタビューしてわかったのは、そんなイメージの背後にある人間味こそが、大橋トリオの最大の魅力だということだ」と。その後何度となく取材を行い、その度にこの魅力を再認識してきたわけだが、今回の取材ほど大橋の人間味が生々しく露わになることはなかった。初のベストアルバム『大橋トリオ』には、ジャズを基軸にしつつ、ときに「ダンス」、ときに「ロック」と、様々なテーマを掲げ、さらにはコラボレーションやカバーなども交えながら、上質なポップスを作り続けてきた約6年間の歩みがギュッと凝縮されている。しかし、その裏側では日本で活動することに関して、人知れず苦悩し、疲弊した音楽家の姿があったのだ。

大橋トリオという人は、常に最上を追い求め、自らに高いハードル設定を課しているからこそ、そこになかなか届かないジレンマを抱え、それでもチャレンジを繰り返し、キャリアを重ねてきたアーティストである。ひたすら音楽のクオリティーのみを重視するその姿勢は、今の時代において、ある意味不器用とさえ言ってもいいのかもしれない。しかし、結局そういったミュージシャンシップの高さこそが、真にオリジナルな作品を生み出す条件であることは、これまでの音楽の歴史がはっきりと証明してきている。そして、大橋トリオもまたこれからの活動で、きっとそれを証明してくれるに違いない。「1年に2枚なんていうハイペースで作品を作ってきたからこそ、今があるんだよね」なんて笑って話せる日が来ることを、今から楽しみに待っていたいと思う。

「J-POPアーティストの大橋トリオ」としては、もうやれることはやった感じがあって。

―いきなり話の腰を折るようで恐縮なのですが、今回ベストアルバムが出るっていう話を聞いて、ちょっとびっくりしたんです。っていうのも、前々作の『White』リリース時に取材をさせていただいたときに、大橋さんは「区切りの作品」とおっしゃっていて、実際前作の『plugged』は「ロック」をテーマに、新しいことにチャレンジした作品だったと思うんですね。なので、その次がベストっていうのは僕の中では意外で。

大橋:『plugged』はね、僕の中ではちょっと不発だったんです。あのときはホントはバンドをやろうと思ってたんですよ。「大橋トリオズ」みたいな(笑)。

―ソロ名義ではなく、バンド名義でやろうと。

大橋:そう、それでメンバーにも曲を書いてもらったりしたいなって思って。でも、時間とかメンバーの都合とかでそれは叶わなくって、自分の中だけのロックになってしまったんです。まあ、受けはよかったんですけどね、意外に。

―意外に(笑)。

大橋:ただ、それも区切りにしようとか思っていたわけではなくて、常に新しいこと、違うことに挑戦したいとは思ってるので、そのときに思いついたのが『plugged』だったということなんです。「ロックもちょっと知ってますよ」っていう(笑)。

―「常に新しいこと、違うことに挑戦してきた」っていうのは、まさに今回のベストがそれを示していますよね。

大橋:逆にというか、今回のベストに関しては、区切りにしたいっていうのが明確にあって。っていうのも、これまでずっと1年に2枚のペースで出してたんですけど、今後は1年に1枚のペースに変えるんです。やっぱりね、ずっと前から明らかにキャパシティオーバーだったんですよ。インディーズデビューから数えると、もう13枚出してて、「J-POPアーティストの大橋トリオ」としては、もうやれることはやった感じがあって。

考える時間がまったくなかったんですよ。何をやれるか、何をやるべきか、何をやりたいのか、そういうことをちゃんと吟味して作らないとダメだなって。

―さっきのバンドっていう話にしても、変化を求めたことの表れだったと言えそうですね。

大橋:次に改めてバンドをやろうと思ってるわけではないですけど、まずは1年に1枚にして、考える時間をちゃんと作らないとなって思ったんですよね。何をやれるか、何をやるべきか、何をやりたいのか、そういうことをちゃんと吟味して作らないとダメだなって。要は、その区切りとしてのベストっていうことですね。ホントにね、考える時間がまったくなかったんですよ。

―ずっと作りながら考えるような感じだったと。

大橋:これは自分の悪い癖だと思うんですけど、とにかく時間がかかるんですよ、あったまって、エンジンかかるまでに。だから、1年に1枚にしたところで、効率的に時間を使って、制作期間をちゃんと長く取れるのかって言われると、正直わかんないんですけど(笑)。

―昔からそういうタイプだったんですか?

大橋:昔からですね。1週間期間があるとしたら、はじめの4日間は何もしない(笑)。「こんな感じの曲かなあ」とか「こんな感じのサビかなあ」って考えたり、吸収したりはしてるけど、それもあんまり一生懸命やってないというか、ラジオからたまたま流れてくる音楽を吸収するぐらい。自分からYouTubeサーフィンとかをして、「こんなのがいいかな?」って探すことはしないで、残り3日になってようやく焦り出すんです。で、慌ててYouTubeでネタを探したり(笑)。

―結局YouTubeを見ると(笑)。自分から探さないっていうのは、何か理由があるんですか?

大橋:まだ余裕があるうちは、自分の可能性を信じてるんです。大体裏切られるんですけど(笑)。

―夏休みの宿題も最後にまとめてやるタイプでした?

大橋:うん、当然です(笑)。でも、これってホントによくないなって思うんですよね。何で音楽をやってるかって、楽しいからやってるわけですよね。そもそもそこから始まってる、作りたくて作りたくてしょうがないから作ってたのに、「その気持ちはどこに行っちゃったの?」っていう。どこかに落としてきちゃった気がして、でも落としたことにすら気づいてなかったのかなって。

―メジャーデビュー後の制作ペースの中で、いつの間にか落としてしまっていたと。

大橋:まあ、結局それは言い訳になっちゃうと思うんですけど、何かを改善するとしたら、まずはそこかなって思って。曲が作りたくてしょうがなかった、あの想いを復活させることができれば、自然といい曲もできるようになるんじゃないかと思うんですよね。

「もう出尽くした」と思ってても、誰もがいいと思うものすごい名曲がパッと世の中に出てくるんですよ。

―そもそも大橋トリオっていうのは、作曲家である大橋好規のシンガーソングライタープロジェクトであり、自分で歌を歌うことや、アーティストとして表立った活動をすることは得意じゃないと自認しながらも、でもそれを楽しんでいたわけですよね。ただ、それがいつの間にか重荷になってきてしまっていたということでしょうか?

大橋:そういう面もなくはないですよね。まあ、アーティスト活動をすること自体がすこし重荷に感じてきたというか……またリアルな話ですけど、世間との温度感の差っていうのがすごくきついなって。「もうちょっと音楽を聴いてくれないかな?」っていうか、「もっといい音楽あるぜ」っていう。果たして、自分がそういう温度差を感じながら音楽を続けて、「どうなっていくのかな?」っていうのもよく考えるし。

―確かに、いい音楽を作っても、それが認められる土壌自体がなかったとしたら、それはとても苦しいことですよね。

大橋:ただ、そういう中でも、誰もがいいと思うものすごい名曲ってパッと出てくるんですよ。キャッチーで、ポップで、かっこよくて、しゃれてる。「もう出尽くした」と思ってても、パッと「新しいの来たな」って思うときはあって、だから希望はまだあるなって思うし、同時に「やられた!」とも思いますね。日本だとなかなかそういう曲に出会うことってないんですけど。

―最近だと誰の曲に「やられた!」って思いました?

大橋:ファレル・ウィリアムス。あの人はすごいですよね。

―ああ、なるほど。先日の『グラミー賞』ではDAFT PUNKと共演してましたけど、あれもすごかったですよね。DAFT PUNKのステージからは、フランス人としてのアイデンティティーを保ちつつ、アメリカ人を見事に魅了したっていう意味で、日本人のアーティストにもまだまだやれることがあるんじゃないかっていう、ある種の希望も感じました。

大橋:まあでも、彼ら自身は歌ってないからなあ(笑)。個人的には、DAFT PUNKよりも、ファレル・ウィリアムスの“HAPPY”の方が全然好きですね。

ちゃんとかっこいいことをやって、大衆受けすることもあるんだって再認識できたから、自分もそこを目指すべきだなってことですよね。そのためには、精一杯あがいていくつもりです。

―ロック色の強い『plugged』を出して、昨年は『SUMMER SONIC』だったり、『ROCK IN JAPAN FES』だったり、いわゆるロックフェスへの出演も多かったですよね。そういう中で何か感じることもありましたか?

大橋:でもね、やってることは実はこれまでとあんまり変わらなくて、“マチルダ”っていうリードトラックが突出してたと思うんですけど、ああいう他にないことをやらない限りは、普段とやってることはそんなに変わらなかったんですよ。ロックアルバムとはいえ、わりとミディアムな曲が多いし、サウンドがロックなだけで。だから、サウンドもそうだし、あとはテンポ感とか、そういうところから攻めるってことを次はしようかなって思ってます。

―さっき「やりたいこと」と「やるべきこと」っていう話がありましたが、あくまで「やりたいこと」をやった上で、J-POPのアーティストとして「やるべきこと」、つまりは「求められること」であったり、平たく言ってしまえば「受けること」、そこを突き詰めようとしているわけですね?

大橋:うん、それをやらないと道はないなって思います。13枚出したので、また同じことをやってもしょうがないし、ひたすら同じことをやり続ける美学もあるかもしれないけど、自分はそれだと満足できない。やるからには一人でも多くの人に聴いてほしいし、ファレル・ウィリアムスを例に出すのはちょっとあれだけど、ちゃんとかっこいいことをやって、大衆受けすることもあるんだって再認識できたから、自分もそこを目指すべきだなってことですよね。そのためには、精一杯あがいていくつもりです。

「大橋トリオ」さんは歌う人ですから、J-POPの歌手としてやることはひとつ、日本のみなさんに喜ばれる曲を作るっていうことですね。

―ファレル・ウィリアムスの曲から何か今後のヒントを受け取っているとすれば、それはどういった部分でしょうか?

大橋:古いものと新しいものの融合は見事だなって思うんですけど、自分にもそれができるのかっていうのはまったく謎ですね。そもそも自分はファレルとは違う、ウィスパー系の声だし、そこはどう転んでも変わらないわけで、だからまずはやってみないとわかんないですよね。考えて考えて、やってやってやりまくって、それでやっと見えてくるものだと思うので、だから今は「ポイントは声」としか言いようがないですね。

―大橋さんはジャズをはじめ、音楽の歴史にも精通していらっしゃると思うし、一方ではエレクトロニックな音楽に対する目線も持っていらっしゃる。それは今回のベストアルバムがしっかり証明していて、つまりは古いものと新しいものを融合させた音楽っていうのを、これまでにも作ってきていると言っていいと思うんですよね。

大橋:最初に出した『PRETAPORTER』っていうアルバムは、作るのに3年かかってるんですよ。あのときも考えて考えて考え抜いて、それで今のスタイルっていうのができたので、それをもう一回白紙に戻して、また自分から何か生まれてくるのか、今はそういう状態だと思います。

―「ポイントは声」とのことでしたが、それこそDAFT PUNKみたいにボコーダーを使ったり、ボーカリストをフィーチャリングしたりっていうのは、ちょっと違うわけですよね?

大橋:うーん、それはちょっと違うかな。「大橋トリオ」さんは歌う人ですから、J-POPの歌手としてやることはひとつ、日本のみなさんに喜ばれる曲を作るっていうことですね。

大橋トリオ
大橋トリオ

―今の日本の「ロック好き」に受け入れられてる「声」って考えると、最近は大橋さん寄りというか、ウィスパー系の、柔らかい声の方が多い気もします。

大橋:SEKAI NO OWARIとか、赤い公園とか?

―SEKAI NO OWARIは象徴的かもしれないですね。赤い公園は曲ごとにボーカルの色を変えてて、ポップス寄りのときは柔らかい声ですけど、ロック寄りなときはめちゃめちゃドス効いてます(笑)。赤い公園とかって交流あるんですか?

大橋:テレビ番組でよく一緒になります。津野(米咲)ちゃんはいろんなところで会う。

―津野さんは素晴らしい作曲家だと思うんですよね。かっこよくて、なおかつ大衆性もある曲が作れる人だなって。

大橋:うん、あの人はすごいよね。SMAPのシングルも書いてたし、どういう神経してるんだろう(笑)。菅野よう子さんみたいになるのかなあ?

―ああ、全然あり得ると思います。実際津野さんがSMAPに提供した“Joy!!”の編曲が菅野さんでしたし。ちなみに、J-POPアーティストの大橋トリオが今、次を模索する段階に入ったとすれば、作曲家の大橋好規は今どんな状態にあると言えますか?

大橋:映画音楽とかそういうのも、もっと突き詰めたいと思ってるんですよね。作曲家として、「今の自分の売りって何だろう?」って考えたときに、大橋トリオで言う「声」みたいな、そういう明確なポイントってないなと思っちゃって。そう考えると、他の作曲家と変わらないし、むしろ劣ってるなって……。この前栗原類君に会ってから、ネガティブが移っちゃって(笑)。

―(笑)。

大橋:でもね、こう見えても前向きなんですよ(笑)。ネガティブっていうのは身の程を知ってるってことで、それを知らない人は怖いですよ。なので単純に、修正すべきところを正していかないとなっていうことにやっと気づいたというか、今までは何とかうまくやって来れたけど、惰性で続けてしまったら、この先厳しいぞって思うんで。やっぱり、進化しないとね。脱皮しないと(笑)。

―ベストアルバム自体の話をほとんどしてませんが(笑)、でも今日は生々しいお話を聞くことができてよかったです。もちろん、今までの作品も本当に素晴らしかったと思うんですけど、これからがますます楽しみになりました。

大橋:基本的に、今回書けないことばっかしゃべってますよね(笑)。

―そういう部分にはモザイクかけておきます。ベストアルバムのジャケットのように(笑)。

イベント情報
『ohashiTrio HALL TOUR 2014』

2014年3月16日(日)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:愛知県 名古屋 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

2014年3月29日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:福岡県 福岡 福岡市民会館

2014年4月6日(日)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:広島県 広島 南区民文化センター

2014年4月12日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:宮城県 宮城 仙台市青年文化センターシアターホール

2014年4月19日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:石川県 金沢 金沢市文化ホール

2014年4月29日(火・祝)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:大阪府 大阪 オリックス劇場

2014年5月9日(金)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京都 渋谷 NHKホール

料金:各公演 5,800円

リリース情報
大橋トリオ
『大橋トリオ -スタンダードベスト-』(CD)

2014年3月5日(水)発売
価格:2,100円(税込)
RZCD-59514

1. Baumkuchen(featuring ohashiTrio)
2. Happy Trail
3. そんなことがすてきです
4. A BIRD
5. Winterland
6. HONEY
7. トリドリ
8. ゼロ
9. Bing Bang
10. モンスター feat.秦 基博
11. マチルダ
12. サクラ
13. Seven Days
14. 世界で一番幸せ者になれ
15. KOE

大橋トリオ
『大橋トリオ -スタンダード&バラードベスト-』(2CD)

2014年3月5日(水)発売
価格:3,150円(税込)
RZCD-59512

[DISC1]
1. Baumkuchen(featuring ohashiTrio)
2. Happy Trail
3. そんなことがすてきです
4. A BIRD
5. Winterland
6. HONEY
7. トリドリ
8. ゼロ
9. Bing Bang
10. モンスター feat.秦 基博
11. マチルダ
12. サクラ
13. Seven Days
14. 世界で一番幸せ者になれ
15. KOE
[DISC2]
1. Colors
2. Cryin’
3. Dearest Man
4. JURADIRA
5. 赤い傘
6. Shine
7. 君は雨
8. Lady
9. 月の裏の鏡
10. 生まれた日
11. わすれない
12. 窓 feat.矢野顕子
13. サヨナラの雨
14. 小さな家

大橋トリオ
『大橋トリオ -デラックスベスト-』(3CD+DVD)

2014年3月5日(水)発売
価格:5,565円(税込)
RZCD-59509

[DISC1]
1. Baumkuchen(featuring ohashiTrio)
2. Happy Trail
3. そんなことがすてきです
4. A BIRD
5. Winterland
6. HONEY
7. トリドリ
8. ゼロ
9. Bing Bang
10. モンスター feat.秦 基博
11. マチルダ
12. サクラ
13. Seven Days
14. 世界で一番幸せ者になれ
15. KOE
[DISC2]
1. Colors
2. Cryin’
3. Dearest Man
4. JURADIRA
5. 赤い傘
6. Shine
7. 君は雨
8. Lady
9. 月の裏の鏡
10. 生まれた日
11. わすれない
12. 窓 feat.矢野顕子
13. サヨナラの雨
14. 小さな家
[DISC3]
1. 贈る言葉
2. traveling
3. I’m yours
4. Dreams
5. Angel
6. You gotta be
7. KiSS OF LIFE
8. Gracekelly
9. ラブリー
10. LA LA LA LOVESONG
11. ラストシーン
12. 風の谷のナウシカ
13. Water is wide
[DVD]
1. Baumkuchen(PV)
2. Dearest Man(PV)
3. Happy Trail(PV)
4. A BIRD(PV)
5. Winterland(PV)
6. HONEY(PV)
7. モンスター feat.秦 基博(PV)
8. Be there feat.BONNIE PINK(PV)
9. ラブリー(PV)
10. フラワー(PV)
11. 東京ピエロ feat.平井堅(PV)
12. マチルダ(PV)
13. 世界で一番幸せ者になれ(PV)
14. Carnival(LIVE)
15. 月の裏の鏡(LIVE)
16. ゼロ(LIVE)
17. 真夜中のメリーゴーランド(LIVE)
18. MAGIC(LIVE)
19. トリドリ(LIVE)
※初回生産分のみ紙ジャケット仕様

プロフィール
大橋トリオ (おおはしとりお)

2009年5月にミニ・アルバム『A BIRD』でメジャー・デビューを果たす。同年5月には第一回となる、CD SHOP大賞にて準大賞を授賞。メジャーデビュー盤となった『A BIRD』はFM20局パワープレイ、CS音楽チャンネル3局パワープレイ獲得など各地で話題なりスマッシュヒットを記録。続いて11月にはメジャー1st albumとなる『I Got Rhythm?』をリリース。2010年の夏は、各地のフェスにも多数出演を果たす。2014年3月5日、初ベストアルバムを3形態同時リリースする。<



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