急所のないダンサーと舞台美術家がひたむきに遊んだ『動物紳士』

日本最大の舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー14』(以下『F/T14』)では、今年のリニューアルの柱として「コラボレーション」から生み出された作品を数多く上演している。

振付家・白神ももこ×美術家・毛利悠子×音楽家・宮内康乃が上演する『春の祭典』や、パレスチナ人演出家のジョージ・イブラヒム×演出家・坂田ゆかり×現代美術チーム・目×ドラマトゥルク・長島確による『羅生門|藪の中』、演出家の矢内原美邦が、『GANTZ』などで知られる映画監督・佐藤信介による映像、建築設計事務所みかんぐみの曽我部昌史による美術、デザイナー・スズキタカユキによる衣裳と共に創作する、ミクニヤナイハラプロジェクト『桜の園』、そして、音楽家・遠藤ミチロウ、大友良英、詩人・和合亮一らが中心となって結成された「プロジェクトFUKUSHIMA!」による『フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園』など、アーティストたちがフラットにぶつかり合うことによって、これまでにない創作方法の可能性を提示しているのだ。

そんな『F/T14』で、フリーランスのダンサー・振付家として活躍してきた森川弘和と、舞台美術家として青年団、地点、サンプルなど、数々の舞台空間を彩ってきた杉山至の二人は、『動物紳士』という作品を上演する。杉山が提案した「物=遊具」を使って、森川が、その「遊ぶ方法」を見つけるために、ひたむきに取り組んでいくというこの作品。このコラボレーションから、いったいどんな化学変化が生み出されているのだろうか? あえて完成形を見ようとしない、彼らの創作現場で話を聞いた。

森川さんのダンスを見ていて一番おもしろいのは、身体のパーツがどんどんバラバラになっていく感覚があること。身体の境界が溶解していく、消えていく感覚というのがあった。(杉山)

―今回のコラボレーションは、どのようなきっかけで実現したのでしょうか。

森川:初めに僕が『F/T14』からオファーを受け、せっかくなら誰かと一緒にガッツリやってみたいと思って、(杉山)至さんにコラボレーションの打診をしました。僕の作品を手伝ってほしいということではなく、二人で1つの作品を作りたいと提案したんです。

左から:森川弘和、杉山至
左から:森川弘和、杉山至

―舞台美術家である、杉山さんを相手に選んだ理由は?

森川:まず、俳優やダンサーなど、パフォーマンス関係ではない人というのが念頭にありました。ダンサー同士でもそれぞれ視点や価値観、アイデアの出し方は異なりますが、まったく違うジャンルの人のほうが、根本的に異なるアイデアを出してくれるだろうという期待があったんです。そこで、一緒に舞台に上がる人ではなく、舞台を客観的に見られる人がいいと思って。

―これまで、お互いに交流はあったんですか?

杉山:何度か森川さんが出演している作品の舞台美術を担当したことはありましたね。

―では、杉山さんの作品のイメージがあった上でのオファーだった?

森川:いえ、特に何もイメージせずに、アイデアもまったくない状態でした。プロジェクトが決まってから、至さんと話し合っていくなかで、何か仕掛けとなる「美術」を出してもらって、それと僕の身体を絡めていくことで、作品を構成できないかと考えたんです。

稽古風景
稽古風景

―先ほど稽古を見せていただきましたが、杉山さんの作った不思議なかたちのオブジェと、森川さんの身体が遊ぶように絡みついていったり、またそれに対して杉山さんからフィードバックがあったりと、「舞台美術」を介して二人の真剣なコラボレーションが生まれている感じでした。

森川:そうですね。まず杉山さんがいろんな美術を作ってくれて、それに対して僕がどれだけ身体を使って遊べるか? 至さんが想像すらもしていない使い方や可能性を引っ張り出せないか? と考えながらやっています。

―あと少し気になったのは、森川さんの衣裳がたくさん用意されてあって、デザインも独特なのですが、あの衣裳もひょっとして杉山さんの担当?

杉山:そう! 僕は衣裳デザイナーじゃないので、本当に困ってて(笑)。

森川:(笑)。

―一見、ただのタキシードだったりするんですが、よくよく見たら素材が独特の質感だったり、シルエットがだいぶ風変わりな感じのデザインになっています。

杉山:実際に作るのは専門の方にお願いしているのですが、アイデアは僕から出しているので、一番ドキドキハラハラで、珍しくストレスを抱えています(笑)。ただ、こういうものを着せたいというコンセプトはあって、『F/T14』のテーマは「境界線上で、あそぶ」。森川さんのダンスを見ていて一番おもしろいのは、身体のパーツがどんどんバラバラになっていく感覚があること。制御されていた部分が制御できなくなって、身体の境界が溶解していく、消えていく感覚というのがあった。それを衣裳でやりたかった。

稽古風景

―たしかに、森川さんのダンスを見ていると、それぞれの部位の筋肉の動きが印象的ですよね。

杉山:森川さんって、身体と脳のつながり方がおかしいような気がするっていうか……、身体がまるで殺してすぐのイカやタコのように、パーツだけ動いているように見えるんですよ(笑)。身体の感覚としか言い表せないような漠然とした不安や、頭で理解できないことが起こったときに体が震えるといったことは誰でもあると思いますが、森川さんの身体を見ていると、その感覚が思い出されます。

―「殺してすぐのイカやタコ」っていうのは、腑に落ちるたとえですね(笑)。たしかに衣裳も、カッコイイなというのと同時に、見たことのないものを見てしまったような、何とも言えない感覚があったんです。

杉山:劇団・地点の衣裳を作っている堂本教子さんが好きで、じつはちょっと意識しているんです。だいぶ前に地点で、アメリカの劇作家アーサー・ミラーの『るつぼ』を上演されたとき、200年ぐらい前のアメリカであった魔女裁判の話なので、本来ならその時代風の布地で衣裳を作るんですが、ジーパンの生地を使っていたんですよ。そうすると、見ているシルエットは古いんだけど、素材はジーパンなので、頭が混乱する。まさに境界が融合していて、そういうのをやってみたいと思ったんです。一見タキシードなんだけど、伸びる変な素材とか、ボヨボヨしてるとか、シルエットもちょっと変にしたいなとか。

―なるほど。すごく納得です。

杉山:まあ、でも森川さんの場合、基本は裸が見たい(笑)。森川さんの魅力はあの背中の筋肉だと思っていて、それをクローズアップしたいですね。今回の創作にあたっては、森川さんの変わった身体を表現するための美術装置を提案したいと考えているんです。

至さんがいると、たくさんアイデアをくれるので、ダンスだけに集中できる。美術装置と向き合って、身体の可能性を広げていくことは難しいけど、やりがいを感じています。(森川)

―『F/T14』では「境界線上で、あそぶ」をコンセプトに、1人のアーティストがすべてを決めてコントロールするのではなく、コラボレーションによって作品を創作していくことが1つのテーマになっています。実際に作品制作に取り組まれて、今どのように感じていますか?

森川:1人でやるときは、自分のダンスだけでなく、シーンごとの全体的な内容や、時間の流れ、そこに当てはめるアイデアは何だろう? とか、いろいろ気を使ってしまいます。でも至さんがいると、たくさんアイデアをくれるので、ダンスだけに集中できるんです。至さんが出したものと向き合って、その美術装置の可能性とか、身体の可能性を広げていくことはとても難しいけど、やりがいを感じています。

『動物紳士』メインビジュアル
『動物紳士』メインビジュアル

―逆にダンスに集中できるぶん、そこで考えることは多い?

森川:そうですね。パッと出てくるものって、自分の得意な動きだったり、今までに経験したことのある演出なんです。そうじゃないものを出そうとするのは、とても時間がかかるし難しい。だけど、時間をかけながら新しいアイデアを発見していく、今まで知らなかった身体に気づく、そんな瞬間はとてもワクワクします。

―杉山さんはいかがでしょうか?

杉山:舞台美術家というのは普段、戯曲や演出、コンセプトなどを受け取ってから発信していく仕事です。だけど今回、森川さんから最初にオファーをいただいたときは、特にそれらを設けたくないということだったので、僕としてはとても困ってしまうオファーでした(笑)。演出家もいないし、お互いに「こうしましょう」という確固たるビジョンを持って臨んでいるわけではないから不安ですよ(笑)。

稽古風景
稽古風景

―たしかに、舞台美術家の立場からすれば異例の事態ですよね(笑)。

杉山:ただ、おもしろいのはたしかです。サンプルという劇団でも似たような作り方をしているんですが、主宰の松井周さんは、最初に戯曲を持ってこないんです。大体のアイデア、コンセプトだけがある状態でのミーティングから始まって、スタッフ全員でブレインストーミングみたいにわーっと会議をするんです。そうすると作品が完成したときに、誰が出したアイデアというわけではなく、知らないうちに個々の味が渾然一体となった作品が生まれていく。こういう創作手法の可能性はあると思います。

森川:僕も今回の作品では、「知らないうちにこうなってしまった」というかたちで作品ができ上がっていくのが理想です。もちろん、自分でも決定することはありますが、アイデアが揉まれているうちに違う方向に行ってしまうことや、「僕だけの力じゃない」と実感できることが大切なんですよ。

―舞台美術家とパフォーマーが同列のクレジットに並んだ作品というのは、とても珍しいことですよね。

杉山:舞台美術家は基本裏方なので、どんなに有名な人でも、個人を前面に出すということは少ないです。舞台美術家は作品を1人では作れません。パブロ・ピカソやアンリ・マティスのように「これが僕の作品です!」と言って出すのではなく、僕らは演出家を「うん」と言わせなきゃならないし、演出家が納得しても、観客がおもしろがってくれなければ仕事をしたことにはならないんです。ですから、まずは関わる人たちと「これ、おもしろそうだよね」とコミュニケーションを深めていく必要があります。

稽古風景

―ある意味、普段からコラボレーションをしている。

杉山:そうですね。だから、個人的にもアノニマス(匿名)なものに興味があるんです。画家でも、ルネサンス以降の作家たちは、レオナルド・ダ・ヴィンチにしろ、ミケランジェロ・ブオナローティにしろ、「個人」を打ち出していきますが、それ以前の画家たちはあまり名前を打ち出していないにも関わらず、すごくいい作品を残しています。僕らも、名前を売るために作品を作っているわけではなく、いい作品を作るために創作をしています。だから舞台作品を見たときに、「舞台美術が良かった」と言われてはダメなんです。パフォーマーの誰々が良かった、照明が良かった、と個人の仕事が評価されるのではなく、「作品が良かった」と思ってもらえるのが理想です。

―まさに「総合芸術」ですね。一方、自分の思い通りに事が運ばないことも、コラボレーション制作にはつきものだと思いますが、そのストレスはないのでしょうか?

森川:「メールの返信が遅い……」とイライラすることもあるし、「もう、自分で作っちゃえ」と思うこともしばしばあります。けど、違う人と一緒にやりとりしながら作るのがこの作品の醍醐味なので、ぐっと我慢します。今のところ、まだ穏やかにやれていますね。

杉山:これからどうなっていくかはわからないよね(笑)。

―お互いヒートアップしていく可能性も?

森川:あるかもしれません(笑)。

どんなにすごいダンサーでも、意識が行ってない身体の部分というか「急所」があるんですよ。でも、森川さんは「急所」がないんです。それがおもしろくて、やっぱりこの人は変だなと。(杉山)

―稽古に入って何日目ですか?

森川:ちょうど1か月ですね。

―作品の完成度は何パーセントくらい?

杉山:かなりできてきています。パーツ的にはあまり増やさなくていい気がする。後はそれぞれのシーンをものすごく掘り下げていくといいんじゃないかと思う。

森川:杉山さんから貰った課題を投げ返すのに時間がかかっていて、今日はそれを一通り見てもらう機会でした。

稽古風景
稽古風景

―今作『動物紳士』は「遊び心」や「ひたむきさ」がテーマになっているそうですが、今日の稽古を見ていると、杉山さんが演出家のようなポジションでもあるのでしょうか?

杉山:今日はたまたまそういうシーンでしたが、実際にはそうなってしまうとマズいんです。僕も森川さんの動きを受けて、フィードバックは出しますが、とりあえず無責任に発言しているだけであって、演出として「ダメ出し」をすることはありません。ただ、僕が見てみたいものはあります。それは、「こう動いて」「あれをやって」という具体的なものではなく、たとえば、森川さんの背中が観たいということだったり、上昇するような森川さんが観たいというイメージのようなものです。それを実現するためにはどうしたらいいかと二人で考えています。

―具体的には、『動物紳士』は、どのような作品になりそうでしょうか? 舞台美術の資料には「16~17世紀の科学実験室」や「インドの天文台」といったイメージが盛り込まれていますね。

杉山:最初のほうの打ち合わせで、ガリレオ・ガリレイの実験室みたいな場所で何かをしてみようというイメージが生まれました。「これとこれは何が違うのか」「その場で何が起こるのか試してみよう」といった実験を行う雰囲気ですね。とても大掛かりな装置を作って科学実験をしたり、巨大な天体望遠鏡を用いて木星を観察するといった行為は、ダンサーが時間をかけて作品を作っていく労力とすごく似ていると感じるんです。

稽古風景

―ダンサーは、莫大な時間と労力をかけて、身体のなかに新しいものを発見しようとする人々ですね。

杉山:僕はダンスを観るとき、すごく変な目で観てしまうんです。このダンサーの弱点はどこなのかな? どこを刺したらこの人動かなくなっちゃうのかな? って(笑)。どんなにすごいダンサーでも、意識が行ってない身体の部分というか、急所があるんです。そういう「あ、ここ弱点」っていうポイントを探すのが楽しくて。でも、森川さんはその「急所」がないんですよ。それがおもしろくて、やっぱりこの人は変だなと。

―先ほどもお話がありましたが、森川さんは、あらゆる筋肉が、常に同時進行で勝手に動き続けていますよね(笑)。あの身体の動きはどのように生み出しているのでしょうか?

森川:自分が意識して身体を動かしているのではなく、動かされているというかたちで身体を使えないかと考えています。稽古でも、1センチずつ身体のパーツを動かしつつ、その動きが全身に伝わっていくというような練習をしているんです。そんな練習を重ねながら、意識しなくても身体が勝手に動くようになったらと思っていますね。

稽古風景

―でも、身体は勝手に動いているように見えますが、意識は明らかに集中していますよね。先ほどの稽古でも、杉山さんの作った舞台美術とどう遊んでやろうかみたいな感じを受けましたが、夢中になって遊んでいるときの森川さんは、どのような状態になっているんでしょうか?

森川:ひたすらに楽しいですね。見かけのテンションが高くなかったとしても、身体の内側ではとても楽しみながら、満ち足りています。「お客さんにどううまく見てもらおう」「今、お客さんが反応したな」といった気持ちが一切なくなるんです。ただ、子どもが遊んでいるときのように、ひたむきに集中しています。

―まだ、創作の途中ですが、最終的にはどのような作品に仕上げていこうと考えていますか?

森川:作品の完成形がまだわからないですし、わからないままにしておきたいです。わからないくらいのほうがおもしろいんじゃないでしょうか。


左から:森川弘和、杉山至

杉山:新しいという言い方が適切かどうかはわかりませんが、今作では、見たことがないものを見てみたいんです。それが、次のステップを切り開くパーツになるような作品になっていくことが理想です。「これがダンスなの?」って、疑問を感じてしまうくらい境界がフニャッとしたものが生まれるのではないかと期待しています。

―コラボレーションの中でぶつかり合うこともありそうですが、今後波乱が起きることは?

杉山:僕はパフォーマーに負担をかける美術家とよく言われていて、ちょっと越えにくい段差とか、つまずきそうな段差とかがとても好きなんです。波乱じゃないかもしれないですけど、困らせることはあるかもしれませんね(笑)。

森川:でも、それはダンサーとしては負担ではないですよ。その仕掛けが、逆に自由を生んでくれるような気がします。

イベント情報
『動物紳士』

2014年11月15日(土)~11月24日(月・祝)全9公演
会場:東京都 池袋 シアターグリーン
振付・出演:森川弘和
美術・衣裳デザイン:杉山至
料金:前売3,000円 当日3,500円

イベント情報
『フェスティバル/トーキョー14』

2014年11月1日(土)~11月30日(日)
会場:
東京都 池袋 東京芸術劇場
東京都 東池袋 あうるすぽっと
東京都 東池袋 シアターグリーン
東京都 西巣鴨 にしすがも創造舎
東京都 吾妻橋 アサヒ・アートスクエア
ほか

『春の祭典』
2014年11月12日(水)~11月16日(日)
振付・演出:白神ももこ
美術:毛利悠子
音楽:宮内康乃

『透明な隣人 ~8 –エイトによせて~』
2014年11月13日(木)~11月16日(日)
作・演出:西尾佳織

ミクニヤナイハラプロジェクト
『桜の園』

2014年11月13日(木)~11月17日(月)
作・演出:矢内原美邦

『彼は言った/彼女は言った』
2014年11月19日(水)~11月24日(月・祝)
構成・出演:モ・サ

薪伝実験劇団
『ゴースト 2.0 ~イプセン「幽霊」より』

2014年11月22日(土)~11月24日(月・祝)
演出:ワン・チョン

『さいたまゴールド・シアター 鴉(からす)よ、おれたちは弾丸(たま)をこめる』
2014年11月23日(日)~11月26日(水)
作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄

渡辺源四郎商店
『さらば!原子力ロボむつ ~愛・戦士編~』

2014年11月28日(金)~11月30日(日)
作・演出:畑澤聖悟

『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』
2014年11月28日(金)~11月29日(土)
作・演出:畑澤聖悟

『アジアシリーズ vol.1 韓国特集 多元(ダウォン)芸術』
『From the Sea』

2014年11月3日(月・祝)~11月7日(金)
コンセプト・演出:ソ・ヒョンソク

『1分の中の10年』
2014年11月13日(木)~11月16日(日)
構成・振付:イム・ジエ

クリエイティブ・ヴァキ
『いくつかの方式の会話』

2014年11月14日(金)~11月16日(日)
構成・演出:イ・キョンソン

映像特集
『痛いところを突くークリストフ・シュリンゲンジーフの社会的総合芸術』
オープニングレクチャー:『クリストフ・シュリンゲンジーフの芸術と非芸術』

上映作品:
『時のひび割れ』
『友よ!友よ!友よ!』
『失敗をチャンスに』
『外国人よ、出て行け!』

シンポジウム
『アートにおける多様性をめぐって』

テーマ1:「韓国多元(ダウォン)芸術、その現状と可能性」
テーマ2:「日本におけるドラマトゥルクの10年」
テーマ3:「中国・北京――同時代の小劇場演劇シーン」
テーマ4:「都市が育むアート」

3夜連続トーク『舞台芸術のアートマネジメントを考える』
第1夜:「舞台芸術のアートマネジメントを現場から振り返る」
第2夜:「これからのアートマネジメントと、その担い手とは」
第3夜:「アートマネージャーのセカンドキャリア」

プロフィール
森川弘和 (もりかわ ひろかず)

ダンサー。22歳で渡仏しマイムとサーカスを学ぶ。帰国後、京都を拠点に活動するMonochrome Circusのダンサーとして5年間活躍。2007年よりフリーランスとなる。自身の作品を発表するほか、カンパニーデラシネラ、Dance Theatre LUDENS、Ted Stoffer、じゅんじゅんSCIENCE、ダムタイプらさまざまなプロジェクトに参加。好奇心と探究心をもってからだに向き合い、その可能性を楽しみ、突き詰める。瞬発力と抜群のボディバランスを生かした動き、ドライかつ動物的な感覚をもつパフォーマンスは、高い評価を得ている。

プロフィール
杉山至 (すぎやま いたる)

舞台美術家、二級建築士。国際基督教大学卒。在学中より劇団「青年団」に参加。2001年度文化庁芸術家在外研修員としてイタリア・ナポリの舞台美術工房にて研修。2006年、地点『るつぼ』にてカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞受賞。近年は青年団、双数姉妹、ポかリン記憶舎、地点、サンプル、山田せつ子、Dance Theatre LUDENSなどの舞台美術を担当。また舞台美術ワークショップを多数実施している。2014年『第21回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞』を受賞。



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