やはりDECO*27ほどボーカロイドを、初音ミクを愛している人物は他にいないのではないだろうか。もちろん、かつてニコニコ動画で活躍し、今はそれぞれの活動場所に進んで行った作り手たちも、それぞれの形でボカロへの愛を持っているはず。ただ、一時期は音楽をやめようかと考えるほどに思い悩み、それでもボカロシーンに戻ってきて、ミクにこだわり続けるDECO*27の存在は、あまりにも大きいと言わざるを得ない。近年停滞が噂されていたボカロシーンにおいて、彼が年明けに発表した“ゴーストルール”が動画サイトの合計再生回数が500万回を突破し、新たな流れを呼び起こすこととなったのも、必然の流れだったように思う。
そこで今回は、DECO*27を聴いて育った世代であり、今年発表した“脱法ロック”がミリオンを達成しているNeruを招いて、DECO*27と共にここ数年のボーカロイドシーンの変遷を振り返ってもらった。今なぜ再びボカロが熱を帯びてきているのか? DECO*27のニューアルバム『GHOST』が2016年のマイルストーンである理由はどこにあるのか? その答えの一端が明確に提示される対談となった。
僕はボーカロイドが音楽を始めたきっかけなので、最初は純粋にリスナーとしてデコさんの曲を聴いてて。その背中を追いかけて、やっと今ここに立てている。(Neru)
―Neruくんはまだ高校生だった2009年の11月にボカロ曲を初投稿していて、つまりは当時すでに活動をしていたデコくんたちの曲を聴いて育った世代と言えるわけですよね。
Neru:僕はボーカロイドが音楽を始めたきっかけなので、最初は純粋にリスナーとしてデコさんの曲を聴いてて。その背中を追いかけて、やっと今ここに立てているって感じです。
DECO*27:僕がryoさん(supercell)とかkzさん(livetune)を見ていたのと同じような感覚なんでしょうね。最初に投稿した曲はギターも打ち込んでるんだよね?
Neru:最初ギターは弾けなくて。当時大学受験があったんで、一旦投稿をやめているんですけど、やめる前の曲は全部完全に打ち込みですね。再開してからはバイトができるようになって経済力もついたので、ギターを買って練習しました。
―デコくんはギターが先で、その後にボーカロイドだから、順番は違いますよね。
DECO*27:最初からソフトがあって曲を作れるのがめっちゃ羨ましいです。「MTRって何だよ」って感じですよ(笑)。
―でもパソコンでの楽曲制作、いわゆるDTMが一般的になるまではみんなそこからでしたよね(笑)。1トラックずつアナログ録音するのが主流でした。
Neru:何トラックまでしか録れないんでしたっけ?
DECO*27:俺が最初に買ったやつは4トラック。何もできない(笑)。
Neru:それはそれでいいかもしれないですね。変に作り込めないから、逆にそれがいいとかありそうじゃないですか?
DECO*27:これはDTM世代の声だね。俺は絶対もうやりたくない(笑)。最初DAW(デジタルで音声の録音、編集、ミキシングなど一連の作業が出来るように構成された一体型のシステム)を使って、「音楽が見える」っていうのがすごく嬉しかったんですよ。
Neru:あー、そういう感覚なんですね。4トラックって……ボーカルの処理だけでも足りないですもんね(笑)。
―デコくんはNeruくんの曲に対してはどんな印象を持っていますか?
DECO*27:最初に聴いたのはかっこいい系の曲だったんですけど、他の曲を聴くとまた違う感じで、引き出しが多い人だなって印象でした。Neruくんは基本的に「速い曲が好き」っていうイメージがありますけど、そうじゃない作品も好きです。イラストとか動画の見せ方もちゃんと曲によって変えてるし、聴く人からすれば「次はどんな作品だろう?」みたいな感じで、毎回楽しいだろうなって思いますね。
―それこそ、そういう見せ方とかも、デコくんの世代から勉強したわけですよね?
Neru:そうですね。フォーマットみたいなのがあるじゃないですか? 「こうやったら、リスナーに楽しんでもらえる」みたいなのは、上の世代の人からわりと忠実に、受け継いでいると思いますね。
―今日はお二人にボーカロイドシーンの流れについて改めて話してもらいたくて、デコくんが年明けに投稿した“ゴーストルール”がニコ動で300万再生に迫る勢いの大ヒットになり、シーンが活気を取り戻したような印象があります。逆に言うと、去年とか一昨年とかは「ボカロシーンがつまらなくなった」という声も聞こえるようになっていました。実際、お二人はシーンの状況をどのように感じていましたか?
DECO*27:再生回数を伸ばすためのテンプレートみたいなのができて、みんながそれを模倣することで、曲が似てしまったような傾向はあると思います。あとは、ランキング上位をベテランが占めることで、個性的なんだけど技術が足りない作り手が入って来れなくなったのも感じていました。
―何でもアリだったはずの場が、画一化していってしまったと。
DECO*27:上位の人は動画やイラストも有名な人と組むし、いろんな人が「歌ってみた」で歌ってくれる。そうやってブーストがいっぱいかかるから、ますます新しい子が入ってくる隙間がなくなっちゃうんですよね。
僕で言うと、2014年までは動画を上げていたんですけど、2015年はほとんど上げていなくて。それで2016年に入って“ゴーストルール”を上げたんですけど、その間にいろんな人がボーカロイドをやらなくなって、別のやりたいことに進んで行ったんですよね。そうするとその人のリスナーは、そっちに着いていくか、もしくは「(ニコニコ動画に)上げないならもういいや」って聴かなくなる。それでシーン的にも一旦静かになったのかなと。
ニコ動はランキングがあるんで、1曲でかいヒットが出ると、みんながランキングを見るようになるんです。だから盛り上がるきっかけにはなったのかなと。(DECO*27)
―デコくんの世代で言えば、ハチくんは米津玄師として、wowakaくんはヒトリエとして、違う場所に進んで行ったわけですよね。
DECO*27:そうですね。だからなんとなく寂しさはあって、自分が曲を上げることで、シーンに対して刺激を与えて、ボーカロイドが「まだまだ面白い」っていうことをアピールできたらいいなって思っていました。“ゴーストルール”はもともと上げる予定じゃなかったんですけど、ミクのスマホゲーム(『初音ミクぐらふぃコレクション なぞの音楽すい星』)のテーマ曲に起用されて。それで上げたんですけど、気に入ってもらえてよかったですね。
Neru:あれが新年一発目だったから、「今年またシーンに火が点いた」というよりは、停滞していたところに、デコさんが無理矢理火を点けた感ありますよね(笑)。
DECO*27:ニコ動はランキングがあるんで、1曲でかいヒットが出ると、みんながランキングを見るようになるんです。みんなが他の曲にも注目して、シーン全体が盛り上がるきっかけにはなったのかなって思いますね。
―起爆剤が必要だったところに、“ゴーストルール”がその役目を果たしたと。結果的に、6月にはsupercellが3年9か月ぶりのミク曲を発表したり、新たな流れが生まれました。
DECO*27:そういう昔からボカロシーンを知っている人が喜ぶ流れもあったし、一方では、Neruくんが“脱法ロック”を上げて、ミリオン達成しているっていうね。
Neru:2015年って、ミリオンが1曲しかなかったんですよね。それに対して、今年は“ゴーストルール”と“脱法ロック”を含めて、すでに4曲あるんです。やっぱり、シーン的には“ゴーストルール”の影響は半端ないですよ。あれはありがたかった。
DECO*27:まさかこうなるとは自分でも思ってなかったんですけど、逆に言うと、今がチャンスだと思います。最近ランキングを見ていると、わりと新しい人の曲が上位に上がってきているので、この流れが続いて、どんどん面白くなっていったらいいなって思いますね。
―この数年でのリスナー側の変化はどのように見ていますか?
DECO*27:僕が活動を始めてから、2回くらい入れ替わっている気がします。僕とwowakaさんとハチくんが上げなくなって、その後にNeruくんとかじんくんが爆発した2011年くらいでまず1回変わって。その後、じんくんが『カゲロウプロジェクト』を終わらせ、ハチくんが“ドーナツホール”を上げて、僕が“妄想税”を上げた2013年から2014年でまた1回変わった。それで2016年になってまた新しい子たちが入ってきている感じがしますね。“ゴーストルール”のコメントを見てると、「これが初めてのボカロです」って人もいるんですよ。
ボカロシーンは2014年と2015年で沈むところまで沈んだんで、「焼け野原からの再出発じゃね?」って僕らの仲間内ではよく言われているんです。(Neru)
―やっぱり、2016年に入って状況が変わってきたと。
Neru:2016年はめっちゃ変わりましたよね。
DECO*27:すごく変わった。さっき言った、現時点で100万再生されている4曲って、“ゴーストルール”と“脱法ロック”の他に、ナユタン星人の“エイリアンエイリアン”って曲と、くらげPの“チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!”って曲なんですけど、全部特殊なんです。
“ゴーストルール”は自分が中学生のときに聴いていたミクスチャーがベースになっているので、自分としては特別「新しいもの」ではないんですけど、でもみんながすごく反応してくれて。“脱法ロック”はPVが爆裂してて、いい意味でおかしいんですよ(笑)。
Neru:PVはただの悪ふざけです(笑)。僕からすると、“ゴーストルール”は純粋に「いい曲」って立ち位置で、他の3曲は飛び道具的というか、2016年を象徴する感じの3曲だと思いますね。
―途中で楽曲の画一化の話がありましたけど、今はまた「個性の時代」になってきた?
DECO*27:そうですね。2008年とか2009年当時くらいの感じがします。
Neru:ボカロシーンは2014年と2015年で沈むところまで沈んだんで、「焼け野原からの再出発じゃね?」って僕らの仲間内ではよく言われているんです。どん底からの再スタートなんで、どれだけふざけたとしても、あとはもう上がるしかないっていう(笑)。
―まさに、その状況がデコくんからすれば2008年や2009年の混沌とした状況を思い起こさせるわけですね。
Neru:このタイミングでデコさんの新作が出るっていうのがまたいいんですよね。デコさんのニューアルバムが出るって、派手な話題なんですよ。2014年とか2015年って、そういう派手な話題が少なかったから沈んだ感があったんだと思うんです。でも、「“ゴーストルール”の入ったアルバムが出る」っていうのは、ボーカロイドがもう一度上がっていくためのセーブポイントになるのかなって(笑)。
―ここに来て初めてアルバムジャケットにミクを使っていることも象徴的ですよね。
DECO*27『GHOST』ジャケット(Amazonで見る)
DECO*27:このタイミングだなって思ったんですよね。今回、自分のミクに対する気持ちが再び強まっていて、彼女の声が頭の中にイメージとしてあるからこそ、DECO*27らしい曲が書けるってことを、この2年半で改めて感じたんです。ニコ動に上げている曲も、今のところ全部ミクがサムネイルになっているんですよ。
Neru:デコさんのミク愛は偉いと思う。2008年ごろって、初音ミクのテーマソングみたいなのが流行っちゃうくらい、ボーカロイドが主役の時代だったんです。でも、そこからグチャグチャってなって、ボーカロイドが作り手の言いたいことを代弁する時代にシフトしたんですよね。それこそ、今ランキングに上がっている曲で、初音ミクをサムネイルに使っているのって、デコさんの曲以外ないんじゃないですかね?
DECO*27:さっきリスナーが入れ替わったって話をしましたけど、新しく入ってきた人に聴いてほしいって思うんですよね。もちろん、昔から聴いてくれている人をないがしろにするつもりはないですけど、新規のリスナーにミクやボーカロイドの文化をもっと好きになってほしいっていう気持ちがすごく強いんです。
今年100万再生超えてる曲の歌詞は、音に当ててる感じがありますね。聴いて一発で覚えられるフレーズが入ってるっていうのが共通点なんです。(DECO*27)
―では、ここからは『GHOST』について話していこうと思います。まずはNeruくんからアルバムに対する感想をもらえますか?
Neru:僕、ここからはただのファンです(笑)。まず2曲目の“リバーシブル・キャンペーン”がすごく印象的で、歌詞の言葉遊びとか、BPMで押す感じはデコさんらしいんですけど、ミクスチャーっぽさもあって。今年ボーカロイドで一番ヒットした“ゴーストルール”が1曲目だから、2曲目ってすごく大事じゃないですか? その大事なところに、“ゴーストルール”の流れを汲みつつ、今までのデコさんの集大成と言えるような曲でちゃんとハードルを越えてきてて、めっちゃいいなって思いました。
DECO*27:2曲目がコケるとアルバム全体がダメになっちゃうと思うんで、狙っていたところを褒めてもらえてうれしいです(笑)。
Neru:あと5曲目の“妄想感傷代償連盟”がすごくいいんですよね。個人的な好みで言うと、これが一番好きでした。クラブっぽい4ビートというか、サウンド的に新しいことをやりつつ、リリックはライムを踏みつつも、意味を破綻させないことに気を配っているところがさすがデコさんって感じ。
―歌詞に関してはちゃんと訊いておきたくて。今回書き方が少し変わっていますよね?
DECO*27:今までだと、たとえば自分がNeruくんと話して、「楽しい」って気持ちがそのまま曲になっていたんです。でも今回は、Neruくんとしゃべっている場面を俯瞰して、その風景を歌詞にするっていう方法になってます。
―その俯瞰して見る題材として、ニュースが大きかったそうですね。
DECO*27:昨年から今年にかけて「嘘」がワイドショーを騒がせることが多かったんで、“ゴーストルール”とか“ライアーダンス”はそういうことについて書いています。あまりよくない出来事ですけど、良くも悪くも刺激を受けたので、それで書いたって感じですね。
―Neruくんは歌詞に対してどんなこだわりがありますか?
Neru:歌詞はもちろん意味も大事なんですけど、それ以前に音楽じゃないですか? 音として成立してないと、ただの文章でしかないので、意味を成立させつつ、音として気持ちがいいっていうのは大事にしています。「ちゃんと音楽としてのマナーを守った日本語を使おう」みたいな意識はあります。
―またちょっとシーンの話に戻すと、ニコ動において言葉のインパクトが重要なのは間違いないと思うんですね。ただ、それもある種テンプレになっちゃって、言葉のインパクトを求めるばかりに、今Neruくんが言ったような「音楽として気持ちいい」っていう部分がおざなりになっていたところもあると思いますか?
Neru:2013年あたりから、ストーリー調の歌詞がめっちゃ流行ったんですよね。そうなると、登場人物を立てなきゃいけないし、物語として成立させないといけないから、歌詞が長くなって、符割りも細かくなる。そういうブームは間違いなくあったから、その意味では、歌詞に重きを置く分音楽をないがしろにするっていう側面もあったのかも。
DECO*27:でも、今年100万再生超えてる曲の歌詞は、音に当てている感じがあります。意味があるのかないのかは作った人に訊かないとわからないけど、聴いて一発で覚えられるフレーズが入っているっていうのは共通点で。僕ら以外のお二方だと、サビの歌詞にタイトルが入っているんですよね。で、“ゴーストルール”と“脱法ロック”は、「イェイイェイ」とか「ウォウウォウ」とか、合いの手の部分が受け入れられたのかなって感じていますね。ニコ動はコメントができるので、そこでみんなが参加できるんですよね。
―確かに、あの弾幕はすごいですよね(笑)。
DECO*27:前に出した“ストリーミングハート”とか“音偽バナシ”とかでも合いの手を結構使っていたから、Neruくんと飲んだときにその話になって。「あれやりたいんですけど、デコさんがやってるからやれないんですよ」って言われたんですけど、でも別に俺の専売特許じゃないし、「One Directionもやりまくってるよ」って話して(笑)。
Neru:神のお告げでオッケーが出たので、帰って速攻で入れました(笑)。
自分に憧れてくれた人が、いざ「よし、やるぞ」って、ボカロのフィールドに来たときに、「誰もいないし、もう終わってるな」みたいな状況になるのがすごく嫌なんです。(DECO*27)
―じゃあ、Neruくんにアルバム後半の曲解説もお願いしようかな(笑)。
Neru:8曲目の“ライアーダンス”はシャッフルで、めちゃめちゃ速いですね。
DECO*27:シャッフルは初めてだったんですけど、今の自分だったらミクを上手く扱えるし、ミク自体の性能も上がっているから、こういう曲も表現できるかなってことで挑戦しました。
―「ミク自体の性能が上がっている」っていうのも大事なポイントで、今回はV4Xβを使っているそうですが、だからこそいろんな曲にトライできるようになって、「画一化」から脱するひとつのキーになったと思うんですよね。
DECO*27:それはあると思います。たとえば、11曲目の“針鼠”って曲とかは、V4Xになって可能性が広がったからこそチャレンジしたいと思って作った曲です。ちなみに、Neruくんが飼っているハリネズミがかわいいなって思ったことがきっかけで作った曲なんですけど(笑)。
―もう少し具体的に、どんなチャレンジだったか話してもらえますか?
DECO*27:やっぱり、テンポが速い方が人間じゃない感じというか、ボカロっぽさが出せるんですよね。でも、V4Xになって、ボカロの感じを損なわずに、いい具合に人間味も加わったので、今までやれなかったようなスローテンポの曲もできるんじゃないかと思ったんです。
―V4Xは8月末に発売されたので、その可能性の広がりはこれから本格的にシーンに還元されていくんでしょうね。では、Neruくんラスト2曲についてお願いします。
Neru:12曲目の“Sprite Girl”でアルバムの終わりを感じさせて、最後にアコースティックチューンの“at”がくるっていうのがずるいですよね。これは歌詞が1Aで問いかけているのに対して、2Aでは同じメロなのに視点がひっくり返っているんですよね。シニカルな曲が並んではいるけど、これが最後にくることで、「2周目の“ゴーストルール”聴こう」って気持ちになる。
DECO*27:そうそう、輪廻転生するっていうかね。こう聴いてほしい、こう感じてもらえたらいいなってところを、Neruくんに実際そう感じてもらえていたんですごく嬉しいです。
―Neruくんにはこれからライターの仕事が回ってきそうだね(笑)。では最後に改めて、今日の話を踏まえたうえで、デコくんの今のボーカロイドシーンに対する想いを話してもらえますでしょうか?
DECO*27:やっぱり、「守りたい」っていう想いがあるんです。自分に憧れてくれた人が、いざ「よし、やるぞ」って、ボカロのフィールドに来たときに、「誰もいないし、もう終わってるな」っていう状況になるのがすごく嫌なんですよ。去年と一昨年に専門学校に行って、生徒の前で話す機会があったんですけど、ボカロシーンに憧れて曲を書きたいとかイラストを描きたいって言っている子を目の前にすると、「守っていかないと」って気持ちが改めて強くなって、それが今の原動力になっていますね。
―今日話してもらったように、今のボカロシーンはまた新たな盛り上がりを見せ始めていると思うので、もっともっと広がっていくといいですよね。
DECO*27:新しい人でいい曲を書く人にどんどん登場してほしいですね。僕は見守ることしかできないですけど、そういう人たちから刺激を受けたいです。一緒に切磋琢磨できる人がいっぱい出てきたら、さらに盛り上がって楽しいことになると思うから、まずは“脱法ロック”が入ったNeruくんのアルバムが聴きたい。
Neru:まだアルバム作る気なかったんですけど、作りたくなりますね。
―神のお告げだから、守らないと(笑)。
Neru:そうですね。自分のモチベーションとは関係なく、これは義務ですね。
DECO*27:あとまだ今年4か月あるから。
Neru:年内は無理です!(笑)
- リリース情報
-
- DECO*27
『GHOST』初回限定盤(CD+DVD) -
2016年9月28日(水)発売
価格:3,200円(税込)
UMA-9083/4[CD]
1. ゴーストルール
2. リバーシブル・キャンペーン
3. LOVE DOLL
4. 散散駄目調子
5. 妄想感傷代償連盟
6. いいや
7. 正義のタレット
8. ライアーダンス
9. Find The Light
10. 生心病
11. 針鼠
12. Sprite Girl
13. at
[DVD]
1. ストリーミングハート (MV)
2. Find The Light (-short MV-)
3. 『MIKU in the GHOST』 Analog Live Drawing by おぐち
(※副音声:DECO*27、おぐちによる解説)
※紙ジャケット仕様、20ページ大判ブックレット付属
- DECO*27
-
- DECO*27
『GHOST』通常盤(CD) -
2016年9月28日(水)発売
価格:2,700円(税込)
UMA-10831. ゴーストルール
2. リバーシブル・キャンペーン
3. LOVE DOLL
4. 散散駄目調子
5. 妄想感傷代償連盟
6. いいや
7. 正義のタレット
8. ライアーダンス
9. Find The Light
10. 生心病
11. 針鼠
12. Sprite Girl
13. at
※16ページブックレット付属
- DECO*27
- プロフィール
-
- DECO*27 (でこ にーな)
-
福岡生まれ、男性。レフティスタイルでギターを奏で、作詞、作曲を手掛けるアーティスト/プロデューサー。ロックをベースにフォークからエレクロニックミュージックまでを柔軟に吸収したサウンドと印象に残るメロディー、等身大の感情をリアルに、かつ絶妙な言葉遊びを用いて描かれた歌詞が若い世代から絶大な支持を得ている。2016年1月に公開した楽曲「ゴーストルール」は、ニコニコ動画において瞬く間にミリオンを達成。9月現在、ニコニコ動画とYouTubeでの合計再生回数は500万回を超える。そして2016年9月28日、前作より2年半振りとなる新作アルバム『GHOST』をリリースする。
- Neru (ねる)
-
ボーカロイドクリエーター。10代の頃からネットシーンでの音楽活動を開始、作品を発表する度に評価を上げ、2011年「東京テディベア」で200万を超える再生数を記録しシーンに衝撃を与えた。その後もコンスタントに人気曲を発表、2013年連続で発表された「ハウトゥー世界征服」「ロストワンの号哭」はそれぞれ150万・300万再生という桁外れのヒットを記録しその地位を不動のものとした。主に疾走感溢れるロックサウンドが得意であり、唯一無二の世界観を持つ言葉で紡がれた歌詞に多くのファンが熱狂している。
- フィードバック 35
-
新たな発見や感動を得ることはできましたか?
-