インディーレーベル「Rallye」に所属する二人の女性アーティスト、annie the clumsyがクリスマスアルバム『Have Yourself a Merry Clumsy Christmas』を、sugar meがカバーアルバム『6 femmes』を発表し、12月5日には『sugar meとannie the clumsyのクリスマス・パーティ』が渋谷WWWで開催される。
それぞれ弾き語りスタイルを基本とし、洋楽的な香りのする楽曲を英語で歌うという意味ではよく似ているが、実際は楽曲の世界観もパーソナリティーも大きく異なるこの二人。しかし、映像制作に強い興味を持ち、DIY気質の強いannie the clumsyも、コラボレーションによって自らの世界を広げていくsugar meも、「Rallye」の持つアーティスティックな気風のもと、伸び伸びと活動を続けていることは間違いなさそうだ。12月のイベントも、決して肩肘を張る必要のない、自由な空間が展開されることだろう。
基本的に他のアーティストの曲とか聴かないんです。ジェラシー感じちゃうから。(annie the clumsy)
―お二人はレーベルメイトですし、ライブでも何度か共演されているそうですね。
annie:実はシュガーちゃんのことはレーベルに入る前から知っていて。CMソングでご一緒したことがあったんです。最初は私が曲を書いて歌も歌う予定だったんだけど、もっとかわいい感じで作りたいから、高い声の人に歌ってもらうことになって、それがたまたまシュガーちゃんで。
sugar:シンガーソングライターで、CMソングもやってるというのは共通点だよね。
―その後にレーベルメイトになったのは、すごい偶然ですね。では、アニーさんから見たシュガーさんの魅力とは?
annie:まず、美貌。そして、ギターが弾ける。英語で歌うというところは一緒だけど、シュガーちゃんはフランス語もできる。私もフランス語で歌いたくて、一回歌詞を書いてみたことはあるんですけど、結局発音がわかんなくてやめちゃったんです。でも、シュガーちゃんは『ムード・インディゴ』(2013年公開、ミシェル・ゴンドリー監督映画)とコラボして曲を作ったりしていて、「この子は私の先を行ってる、ずるい!」って思いました(笑)。
sugar:アニーちゃんはやりたいこととか、作りたい自分の世界がはっきりしていて、ぶれないのがいいですよね。私は「いろんなことがやりたい」と思っちゃうので、アルバムによって色が変わったりするんですけど、アニーちゃんは自分の内面をちょっとずつ広げていくイメージで、そこがすごく素敵だなって思います。
アニーちゃんは、いわゆる「女性シンガーソングライター」っていう枠には収まらない個性があるよね。声は太さとか丸みが独特で、日本人にあまりいないタイプだと思うんです。Rallyeに所属してる女性シンガーソングライターで、二人とも英語で歌っているので、さっき「共通点がある」という話もしましたけど、実際には全然違う個性があると思います。
―お二人ともライブは弾き語りのスタイルがメインで、CMソングもいろいろ手掛けられているので、歌声自体に強い記名性があるというのは共通点だと思うんですよね。
sugar meは、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の劇中使用曲“Another Tomorrow”を担当(試聴する) ©2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
sugar:アニーちゃん、歌うの好き?
annie:大好きっていうわけでもなくて……カラオケは嫌い(笑)。ウクレレで歌うのに慣れちゃってるから、カラオケみたいにハンドマイクで歌うのは苦手だし、ボーカリストになりたいかって言われると、別になりたくない。
sugar:私もハンドマイクで歌うのはちょっと恥ずかしいって思う。ギターと一緒にステージに出て行くと、ソロなんだけど、二人で出てるみたいな気持ちになれるんだよね。
annie:そうそう! マイクだけでステージに立つと、メロディーを完璧にこなさないといけないと思っちゃう。
sugar:心持ちが違うよね。まあ、私は歌うこと自体は好きなので、ハンドマイクで歌うこともいずれはチャレンジしてみたいと思うんだけど、基本的にワーってお客さんを煽ったりはできない(笑)。
annie:私、ライブでも、携帯いじりながらBGMとして聴き流してほしいって思うんだよね(笑)。自分のオリジナルの歌詞はそんなに深い歌詞でもないから、そんなにじっくり聴かなくていいよって思う。
私、シュガーちゃんがすごいなって思うのがビブラート。私は細かいのしかできないんです。堀江(博久)さんと一緒にやったライブを観て、堂々としてるからかっこいいし、聴いていて気持ちいいなと思って。「自分こんなんじゃダメだな」って、危機感を覚えるというか……。
sugar:ネガティブなの?(笑)
annie:そうかもしれない! 私、基本的に他のアーティストの曲とか聴かないんです。ライブで一緒になったりすると、「聴いてください」ってCDをもらったりするけど、正直ほとんど聴いてない。ジェラシー感じちゃうから、あんまり聴かないようにしてる。
私、じっくり物事を考えるのが苦手で、何でも衝動的にやっちゃうタイプなんです。(annie the clumsy)
―楽曲の世界観の話で言うと、アニーさんはさきほど「BGMとして聴き流してくれていい」とおっしゃっていましたが、もともとコミックソングに影響を受けていて、シリアスなメッセージっていうよりも、ユーモアの部分を大切にしているんですよね?
annie:私、じっくり物事を考えるのが苦手で、何でも衝動的にやっちゃうタイプなんです。今髪の毛が短いのも、衝動的にブリーチかけたら毛先が死んじゃって、切らなくちゃいけなくなったからだし(笑)。
だから、歌詞とかも衝動で書いちゃうんですよね。あんまり悲しい音楽は作りたくないし、その辺で起きたことにフィクションを交えてバーッと書いて、ダラダラ歌うっていうのが私のスタイル(笑)。それを聴いて、「クスッ」ってなってくれればいいかな。
―逆に、シュガーさんはじっくり作っていくタイプ?
sugar:そうですね。ライブは弾き語りが多いですけど、好きなサウンドはバンドサウンドで、古いオールディーズのロックとか、チェンバーポップとかもすごく好きなんです。自分でアレンジするのはあまり得意ではないんですけど、アレンジも想定しつつ、曲を作っていますね。
―以前取材をさせていただいたときは、「毒」を大事にしてるとおっしゃっていましたよね。
sugar:ちょっとした驚きが欲しいんですよね。ただ綺麗な感じで歌っても、観てる人はつまらないと思うので、どうひねってやろうかみたいなことは考えます。私、基本的に「癒し系」って言われることが多くて、「カフェでゆっくり聴きたい」みたいに言われるからこそ、よく聴くとちょっと引っかかるみたいな、そういうバランスを作りたいなって思うんです。ただ綺麗に流れてるだけじゃなくて、よく聴くとドラムの音がすごいとか、歌詞ですごいこと言ってるとか、そういうフックはいつも気にするようにしていますね。
「無理」はしないんですよね。それが結果的に時代にもフィットしているのかな。(sugar me)
―アニーさんはもともと映画がお好きで、演技の勉強のために留学したイギリスで、たまたまウクレレを始めたそうですね。
annie:そうなんです。正直、今も音楽よりも映画の方が好き。だから私の音楽は、映画の中で流れてるBGM代わりに聴いてくれたらいいくらいのイメージなんですよね。
―そんなアニーさんの音楽活動が活発になったのは、何がきっかけだったのでしょう?
annie:CMソングをやり始めてすべて変わったかな。CMのオファーが来るまでは趣味の延長線で音楽をやっていたから、アーティストとして食べていくなんて考えてもなくて。その前にYAMAHAのコンテストに出て、そこでつながりができて、CMのオファーをもらえて。
sugar:オーディションとかは受けてたんだ?
annie:デモはいろんなところに送った。CDを「自主制作」できるなんて知らなくて、誰かに頼んで作ってもらうものだと思ってたから(笑)。
―『ミスiD 2016』では「山崎まどか賞」を受賞されていましたね。
annie:あれは、山崎まどかさんに会いたかったから応募したんです。ご本人から賞がもらえるとは思ってなかったですけど、結果的には、ピンポイントで狙いにいって、ピンポイントで受け取って帰ってきたみたいな(笑)。
―シュガーさんは逆に音楽活動をスタートとしながらも、映画出演やモデルの経験がありますよね。
sugar:そうですね。でも、撮られることは正直得意じゃないです。
annie:ウソだー! 絶対ウソだねー!
sugar:ホントだって(笑)。集合写真とか絶対顔がゆがんじゃうから、写りたくなくて、「私が撮ります」って言うタイプだもん。映画とかモデルは、音楽を通じてたまたま知り合ったカメラマンさんとか監督さんにお話をいただいた形で、自分からオーディションを受けたりしたことは一切ないんです。だから、やりたくてやったというよりも、たまたまご縁があってやらせてもらったという感じなんですよね。
annie:確かに、出会いは大事だよねえ。周りに歌上手い人はすごくたくさんいて、みんながそれぞれ頑張ってるわけで、言い方悪いけど、人脈がないと出てこれないもんね。
―今のポップアイコンに重要なものって、「この人と一緒に何かをやってみたい」と思わせる魅力を持ってるかどうかだと思うんです。その人が生み出すもの自体ももちろん大事なんだけど、「この人と一緒にやったら何か起こるんじゃないか?」って思わせる、そこもすごく重要で、言ってみたら、お二人はそういう魅力を持っているのかもしれない。
sugar:だといいけどなあ(笑)。でも、あくまでインディーでやっているので、やっぱり個人の力が核にないといけないとは思います。ただRallyeのやり方って、「無理」はしないんですよね。ホントにそれぞれやりたいことをやってるだけ。でも、レーベルの拠点が金沢で、海外アーティストもいっぱいリリースしていて、それを見た人が「ここの人たち何か面白そう」って、声をかけてくれるのかな。
実質社長一人でやってるようなレーベルだから、社長とミュージシャンのあいだの信頼関係で成り立っていて、「無理してでも売ろう」みたいなことはないし、あくまで「楽しいことやろうよ」って感じなんですよね。それを見て周りも盛り上がってくれるっていうのが、結果的に時代にもフィットしていて、今いい形で進んでるのかなって。
annie:確かに、無理はしないよね。「これやってみない?」って言われても、断りたかったら断ることもできちゃうし。
sugar:逆に「これをやりたいです」って言ったら、やれる範囲で力になってくれる。お金はかけられなくても、アイデアひとつだったり、人とのつながりだったり、心意気で何とかしてくれたり(笑)。そういう中で小さいミラクルがたくさん起きて、今につながってるのかなって思いますね。
「好き」のアンテナをどこに立てるかがその人の個性で、「選ぶ」という作業は創作の最初の一歩だと思う。(sugar me)
―では、それぞれのアルバムについて聞かせてください。アニーさんは以前からクリスマスアルバムが作りたかったそうですね。
annie:そうなんです。オーディションを受け始めて、「何がしてみたいですか?」って聞かれたときは、「クリスマスアルバムを作りたいです」ってずっと言ってたから、やっと願いが叶ったって感じ。
でも今回も衝動的に、1か月で作りました。ギターも弾けてマスタリングもできる友達がいたので、お盆くらいの時期にその人と部屋に籠って、ザーッと完成させた感じなんです。
annie the clumsy『Have Yourself A Merry Clumsy Christmas』ジャケット(Amazonで見る)
―一方、シュガーさんはいつかカバーアルバムを作りたいと思っていたのでしょうか?
sugar:カバーはライブではよくやっていて、“Hallelujah”とか、ありがたいことに評判になったカバーもあったので、周りからは「カバーアルバムを作らないの?」って言われることもあったんですけど、私としては「いつかね」というくらいに考えていました。
でも、社長から「このタイミングで、カバーアルバムどう?」って言われて、今回はRallyeプロデュースに乗っかってみようかなって。今までは、自分で曲作って、スタジオも自分で押さえて、ミュージシャンも自分で集めてたんだけど……。
annie:すごーい!
sugar:大変なんだよね(笑)。でも、今回は社長にいろいろ提案してもらって、関口シンゴさんに全体をプロデュースしてもらったり、選曲に関してもお互いアイデアを投げ合って決めていきました。慣れているミュージシャンとやるのって落ち着くし楽しいけど、たまにはホントに「はじめまして」からやるのもいいかなって。
sugar me『6 femmes』ジャケット(Amazonで見る)
―アニーさんのアルバムに参加されているのは、もともとお知り合いの方なんですか?
annie:私は近くにいる人としかやらないです。埼玉に住んでるから、都内に行きたくないし、近くで収まらないと私のやる気がなくなっちゃう。なので、自転車で行ける距離の人を探して、たまたまいたから、「お願いします」って。極度のめんどくさがりなので、だから宅録だし、ウクレレも軽いからやってるし(笑)。
―こだわる部分とそうじゃない部分がはっきりしてそうですよね(笑)。
annie:そう、カバーすることは大好きなんです。もともとウクレレを始めたのも、YouTubeでカバーをアップしてる人を見たのがきっかけだし。たまにライブで「自分の曲を歌ってるときよりも、カバーを歌ってるときの方が楽しそう」って言われたり(笑)。
sugar:私、ジャズボーカルを習っていたこともあって、スタンダードナンバーをよく歌っていたんですね。やっぱり何でも最初は模倣から始まるので、カバーって表現の原点だと思うんですよ。
「好き」のアンテナをどこに立てるかがその人の個性だったりするし、「選ぶ」という作業は、創作の最初の一歩だと思う。まずは「私はこういうのが好きなんだ」ということを理解して、そこからちょっとずつ自分らしい何かが生まれてくるんじゃないかな。
―アニーさんは王舟さんのツアーにサポートで参加されていましたが、今回はシュガーさんがThe Moldy Peachesの“Anything But You”を王舟さんとデュエットしていますね。
sugar:社長から「この曲を王舟くんとデュエットしてください。これだけは譲れません」って言われました(笑)。王舟くんは会ったことなかったんですけど、それこそアニーちゃんとツアーしていたり、周りにつながってる人が多かったんですよね。実際すごくしっくりきて。
annie:王ちゃん(王舟)もシュガーちゃんも声が優しいから、すごくマッチしていて、「超いいじゃん!」と思った。アレンジもすごくいいし。
sugar:私は声のトーン高いし、この曲は特に可愛らしい感じで歌ってるんだけど、原曲は、ボソボソ歌っていて、レイジーな感じでしょ? 王舟くんは最初そのイメージで歌ってくれていたんだけど、そうしたら、あまりにテンションに差があって(笑)。そこから「ちょっと乗って歌ってみます」とか、いろいろ気を使ってやってくれました。
annie:私と王ちゃんは似てる部分があると勝手に思っていて。ライブが嫌いって言っていて、私もあまり好きじゃないし、なんかちょっとゆるくて、でも自分を持っているから、つながりやすかった。
sugar:うんうん、「やっぱり、感性って音に出るのね」と思った。
annie:「サポートをやってほしい」って声かけてもらったときは、最初「え、私が?」と思ったんだけど、音源聴いてみたらすごくよくて。全部自分でやってて、「こんなスフィアン・スティーヴンスみたいな人が日本にもいるんだ」って驚いて、「やります」と言ったんだよね。王ちゃんとも、もともとはCMつながりなんですよ。とある地方限定のCMでデュエットしたんです。
1日をトータルで楽しんでもらえたらいいなって思いますね。(sugar me)
―では最後に、12月5日に行われるクリスマスライブについて話していただけますか?
annie:私はギターの子が来てくれる予定なので、普段やってるウクレレだけのライブとはまったく違ったライブになる予定です。クリスマス好きなので、結構テンション上げていくと思う。
sugar:私も関口(シンゴ)さんが来てくれるので、今回のアルバムの曲を再現しつつ、sugar meの曲も私のギターではなく、関口さんのギターで歌えればなって。途中でも言った通り、もともとハンドマイクってあんまり得意じゃないですけど、今回はそのチャレンジもお見せできればなと思っています。
―二人のレアなハンドマイクでのライブが観れるかもしれないと。
annie:どうすればいいかわからなくて、揺れてるだけかもしれない(笑)。
sugar:あと当日はクリスマスマーケットと銘打って、お店も出ます。Rallyeはお洋服屋さんもやっていて、作家さんとのつながりもあるので、雑貨やアクセサリー、あとお菓子が並ぶ予定です。12月5日だし、クリスマスプレゼントを買い、CDもゲットして、一緒にプレゼントしたらすごくいいと思う。なので、ただのツーマンイベントというよりは、1日をトータルで楽しんでもらえたらいいなって思いますね。
『sugar meとannie the clumsyのクリスマス・パーティ』ポスタービジュアル(詳細を見る)
- リリース情報
-
- sugar me
『6 femmes』(CD) -
2016年11月23日(水・祝)発売
価格:1,944円(税込)
Rallye Label / RYECD-2541. Anyone Else But You(feat. 王舟)
2. Perfect Day
3. Exercice en forme de z
4. Lady-O
5. Another Tomorrow
6. 夜明けのうた
- sugar me
-
- annie the clumsy
『Have Yourself A Merry Clumsy Christmas』(CD) -
2016年11月2日(水)発売
価格:2,160円(税込)
Rallye Label / RYECD-2561. Winter Wonderland
2. Let It Snow
3. Sleigh Bell
4. Rocking around the Christmas tree
5. Christmas is on its way
6. Baby It’s Cold Outside
7. Merry Xmas everybody
8. Christmas Time is Here
- annie the clumsy
- イベント情報
-
- 『sugar meとannie the clumsyのクリスマス・パーティ』
-
2016年12月5日(月)
会場:東京都 渋谷 WWW
出演:
sugar me(with 関口シンゴ)
annie the clumsy
and more
出店:
sunday bake shop
nemunemu
小幡彩貴
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)
- プロフィール
-
- sugar me (しゅがー みー)
-
寺岡歩美のソロプロジェクト。英語・日本語・フランス語を歌い分け、ポップでアコースティックなサウンドと、自在に変化する澄んだボーカルが各方面から好評を得ている。その澄んだ歌声はCMソングでも評価が高く、ライフスタイルマガジン『KINFOLK』ではモデルを務めた他、菊池亜希子主演の映画『グッドストライプス』にも出演するなど、自身の音楽の枠を超えて活動中。2013年12月、小山田圭吾(コーネリアス)、イトケン、梅林太郎(milk)、千住宗臣らが参加したアルバム『Why White Y?』でデビュー。2016年には、二階堂ふみ / 山﨑賢人主演の映画『オオカミ少女と黒王子』にて挿入歌を手掛けた他、南波志帆への楽曲提供、夏目知幸(シャムキャッツ)やPredawnらと共にコンピレーションアルバムへ参加するなど、益々注目を集める才女。
- annie the clumsy (あにー ざ くらむじー)
-
グラミー賞も受賞した全米で大人気のコメディーミュージックデュオ、フライト・オブ・ザ・コンコルズに影響を受け、2010年より宅録で音楽制作を始める。YouTubeやSoundCloudにて主にウクレレを使用した楽曲の発表を続け、2012年に自主制作のアルバム『Annie the clumsy vol.1』をリリース。2014年には、初の流通盤アルバム『from my messy room』を発表。翌年には2ndアルバム『Inside Her Fancy Brain』をラリーレーベルよりリリース。女優の菊池亜希子が編集長を務める雑誌『マッシュ』にてお気に入りの1枚として紹介されるなど、各方面にて高い評価を獲得。また、王舟のツアーサポートに参加し、全米で大人気のアニメ『アドベンチャー・タイム』のイベント出演やボルボやスタジオクリップなどのCM楽曲を手がけ、更にはミスiDにエントリーし、山崎まどか賞を見事受賞するなど益々活躍の場を広げる。
- フィードバック 1
-
新たな発見や感動を得ることはできましたか?
-