菅田将暉がデビューアルバム『PLAY』を発表する。先日発表された『日本アカデミー賞』で「最優秀主演男優賞」を獲得するなど、「今最も注目を集める若手俳優」と言っても過言ではない菅田のアルバムには、CMソングとして話題を呼んだ“見たこともない景色”、米津玄師とのコラボ曲“灰色と青”といった既発曲に加え、amazarashiの提供曲“スプリンター”や、上京時の思い出の曲だというフジファブリック“茜色の夕日”のカバーなどを収録。菅田自身が作詞のみならず作曲にも挑戦するなど、「枠にとらわれず、今を楽しむ」という彼の基本姿勢がよく表れている。
そんな作品にロックンロールナンバー“風になってゆく”を提供したのが、黒猫チェルシーのボーカリストで、役者としても朝ドラから映画まで幅広く活躍する渡辺大知。役者から音楽の世界に足を踏み入れた菅田と、音楽から役者の世界に足を踏み入れた渡辺。この組み合わせだからこそ語り合える、表現に対する葛藤と喜びがきっとある。ぜひ、二人の「共鳴」を感じてほしい。
大知くんだったら僕のやりたいムードをやってくれるんじゃないかって。(菅田)
—まず、菅田さんが渡辺さんに楽曲を依頼した経緯を教えてください。
菅田:これまではまったく交流がなかったんですけど、よくすれ違ってはいたんです。古着屋さんだったり、なぜか富山でも一回バッタリお会いしたり。それに、個人的に『色即ぜねれいしょん』(2009年公開、田口トモロヲ監督作品。渡辺は主演を務め、共演した銀杏BOYZ・峯田和伸、くるり・岸田繁とともに主題歌“どうしようかな”の歌唱も担当した)とか、朝ドラ(NHK『まれ』、劇中歌は黒猫チェルシーの“涙のふたり”)の曲もすごく好きで。
なので、(渡辺)大知くんだったら僕のやりたいムードをやってくれるんじゃないかっていう、僕の勝手な思い込みにより、こういうことになった次第です。同世代で音楽とお芝居の両方をやってる人って、あんまりいないですし。
—まさに、そこがお二人の共通点ですよね。渡辺さんは菅田さんにどんな印象を持っていましたか?
渡辺:ずっと気になる存在で、会いたいと思ってました。今回数少ない曲数の中で声をかけていただいたのは、すごく嬉しかったですね。やっぱり、僕自身、役者も音楽もどっちもやってるっていうところで、「菅田将暉がCDを出す」っていうのは、僕のアンテナが揺れたというか、ワクワクしたんです。
昔は役者の人が歌を出すことって結構あったと思うんですけど、最近はなかったなって。しかも、懐古的な意味じゃなくて、「今」というのを大事にしてやられてる感じがして。だから、お話をもらって、ぜひやりたいと思いました。
—菅田さんは昔から音楽との接点は多かったものの、自分の名前で音楽活動をするとは考えていなかったそうですが、意識が変化したのはどんなきっかけが大きかったですか?
菅田:いくつかあって……米津(玄師)くんとの出会いもそうですし。
菅田:あと、NHKで撮影をしてたときに、峯田(和伸)さんにお会いしたんです。そのとき、「この間タワレコ行ったとき、流れてた曲がかっこいいなと思ったら菅田くんだったんだよ」って言われて、「え? マジすか?」ってなって。僕からしたら、そんな神のお告げみたいな……。
—神のお告げ(笑)。
菅田:あと、そのときに、「今、朝ドラ(『ひよっこ』)を見てる人は俺が音楽やってることを知らなかったりもするけど、それはそれでいいんだよね。だから、菅田くんもドンドン音楽やってほしい」って言われたんです。
それまではどこか、「音楽に簡単に手を出すのはどうなんだろう?」っていう気持ちがあったんです。でも、その峯田さんの言葉も大きかったし、大知くんを含め、今回のアルバムで出会ったミュージシャンの方々が、本当にみんな能動的に、自分から進んで「いいもの作ろう、面白いもの作ろう」ってやってくれる姿を見て、ようやく意識が変わりました。
「どうやったら楽しめるか」とか「まず自分が楽しむ」ということが大事かなって。(渡辺)
—渡辺さんには、映画『勝手にふるえてろ』(2017年公開、大九明子監督作品)が公開されたときにも取材をさせていただいて、やはり一時期は芝居をすることに対する葛藤があったとおっしゃっていましたね。(参考記事:役者でも攻め続ける黒猫チェルシー渡辺大知、葛藤の10年を明かす)
渡辺:自分はバンドっていう「家」みたいなものがある上で、芝居の仕事ももらえるようになって。それが自分にとって居心地良くなってきた中で、芝居を「たまにちょっとやる」みたいなことでいいのかっていう葛藤が出てきたんです。
それで、あるときバンドメンバーに初めてちゃんと相談をしたんですよ。そしたら、「自分がやっててワクワクするものをナシにしていくよりも、どうやったらアリにできるのかを考える方が絶対楽しい」って言ってくれて。そこから「自分だからできるやり方」みたいなのを探すようになったんです。無理をしてない人っていうか、自分に合ったことができる人ってかっこいいと思うんですよね。
菅田:めっちゃいいですね。
渡辺:そこで自分の向かう先が決まったというか、「見え方」は自分にとってどうでもいいことだと思い始めて。自分にとって大事なのは、かっこいいものが作れるかどうかだけ。
憧れのバンドマンはいっぱいいるけど、その人と同じやり方をしなくてもいいなって。自分の肌に合ったバランスのとり方を見つけたいというか、自分がやりたいことをどうやったら全部やれるかっていう、そういう欲の方が強くなっていきました。
—それこそ能動的に、自分の興味・関心に対しては真っ直ぐ進むようになったと。
渡辺:「どうやったら楽しめるか」とか「まず自分が楽しむ」ということが大事かなって。
—そこは菅田さんも同じなのではないでしょうか?
菅田:「自分が歌う」ってなったときに思ったことが、菅田将暉としての人生の中で、もちろんこれまでは俳優業が一番でっかいものとしてあったんですけど、もう少し広く見たときに、僕は役者である前に、普通に生きてる人間なわけで。そう考えたときに、「俳優業だけじゃないかも」って思ったというか。
別に、芸能界にいなくたっていいし、海外に行ったっていいし、20年後には宇宙に行ってるかもしれない。目の前に広がっているものが面白そうであれば、失敗しても後で笑えるし、想像だけで否定してやらないよりマシだなって。それが「楽しむ」ということなのかなって思いますね。
初期The BeatlesとかThe Rolling Stonesの頃のロックンロールの感じを今、菅田将暉が歌ったらかっこいいんじゃないかなって。(渡辺)
—渡辺さんが作詞・作曲を手掛けたのが、アルバム5曲目の“風になってゆく”ですね。
『PLAY』通常盤(Amazonで見る)
菅田:“風になってゆく”は、こんなかっこいい曲なのに……「もっとできるな」って感じがあって、正直、今回のアルバムで一番悔しいというか……「これからどんどん歌っていきたい」って、一番強く思わされた曲で。
渡辺:結構地味な曲だけど、僕はそれがいいと思ったんです。その辺に落ちてる石みたいな、誰が作ったとか気にならない曲になればなって。
若いときって、「自分を出そう」みたいな気持ちが強くて、「自分っぽさって何だ?」ということばっかり考えてたんですけど、考えれば考えるほど自分から離れていく気がして、ホントの「自分っぽい」ってこういうことじゃないんだなと思って。で、今回初めて楽曲提供をさせていただいて、究極的に「自分」ってものがどうでもいいと思えながら作れたのがすごく嬉しかったし、ワクワクしました。
—さっきの渡辺さんの言葉を借りれば、「見え方」の問題ではなくて、「かっこいいかどうか」だけを考えて作ったと。
渡辺:日頃の曲作りからして、路傍の石じゃないですけど、「たまたまその曲がそこにあった」くらいの気張らない感じでできたらいいなと思っていて。僕がそれを歌うことで、自分のものにしていく、みたいな。“風になってゆく”は、その感じで作れた気がしてます。ただ、その分淡々とした曲なので、僕も仮歌を入れてみて、難しいと思いました(笑)。
菅田:絶妙な色気があって、それはきっと取り繕ったものじゃない何かで、僕のものにするにはこれからな感じがすごくします。
渡辺:ひとつ意識したのは、「菅田くんに合うのに、まだやってないやつ」がやりたくて、ロックンロールにしたんです。初期The BeatlesとかThe Rolling Stonesとか、その頃のロックンロールの感じを今、菅田将暉が歌ったらかっこいいんじゃないかなって。他に楽曲提供される方の中で、どシンプルなロックンロールは誰も出さないと思ったので。
—さきほど渡辺さんから「自分っぽさ」という話がありましたが、菅田さんは歌い手としての「自分っぽさ」をどのように捉えていますか?
菅田:まだ自分らしさもなにもない段階だし、コントロールできる技術や知識があるわけでもないので、わりと出たとこ勝負というか。ただ、今回のアルバムを作りながら、ある種お芝居に似てるなって思ったのは、それぞれの曲で脚本家と監督が違って、その中で演じる感覚がちょっとあって。
渡辺:確かに、『私立探偵 濱マイク』(2002年放送、日本テレビ系)みたいな、毎週監督と脚本家が違うみたいな感じはありますよね(笑)。
—実際に歌ってみることで、音楽と芝居の共通点も見えてきたと。
菅田:ありましたね。気づいたら、このアルバムの中で3回くらい「東京」って出てくるんです。僕は今までは基本的にお芝居でしか表に出てなくて、それは全部「役」なわけじゃないですか? でも、それを見てた人たちが僕に作ってくれた曲のベースが似てるというのは、「菅田将暉」という人の何かが積み上がっていて、みんなそこを見てくれたんだなって。それが今回一番の大発見だったし、嬉しかったところですね。
菅田くんと会って、もう少し生きてる感じというか、生身感がないと合わないなって。(渡辺)
—確かに、カバーが収録されているフジファブリックの“茜色の夕日”にも「東京」が出てくるし、“風になってゆく”にも<真っ暗な東京の街も もうすぐ変わっていくんだね>という歌詞があったので、もともと二人でテーマの話をしたのかと思ってました。
渡辺:してないんですよね。ここの歌詞はもともと違う言葉だったんですけど、菅田くんと会って、変えたんです。最初はもうちょっとファンタジーだったんですよ。絵本っぽい感じで仮の歌詞を書いてたんですけど、菅田くんと会って、もう少し生きてる感じというか、生身感がないと合わないなって勝手に思って。
菅田:それ、すごい嬉しいですね。
渡辺:もうちょっと土地に根差した感じにして、それをちょっとファンタジックに脚色できたらなって。なので、「東京」とか「新宿」を入れたりしたんです。あと「コーデュロイのズボン」とか、そういう肌感が伝わるワードが合いそうだなと思って。
—菅田さんは歌詞についてどんな印象ですか?
菅田:おもしろいなって思うことだらけで。「コーデュロイのズボン」とか「新宿のロックバー」とか、ホント絶妙なんですよね。自分も歌詞を書かせていただいて分かったんですけど、生っぽすぎても合わないし、でも遠すぎるのも違う、そのラインってすごく難しいんですよ。
あと「ボガートとヘップバーン」とかもそうですけど、ちゃんと知識がある人だからこその洒落感もあって、「ホントに映画好きなんだな、この人」って思いました。年齢はそんなに変わらないですけど、僕より全然詳しいですもん。
—<車窓に映りこんでるぼくたちは ボガートとヘップバーン>という部分ですね。なぜ『麗しのサブリナ』(1954年公開のアメリカ映画、ビリー・ワイルダー監督)をモチーフにしたのでしょうか?
渡辺:「終わりの気配」みたいなものをやりたかったんですよね。逆に言うと、「始まりの気配」でもあるというか、何かが終わって、何かが始まりそうなときの感じをやりたくて。
菅田:“呼吸”の歌詞でも“風になってゆく”と同じように、最後の方に「東京」って出てくるんですけど、僕もまさにそんなつもりで歌詞を書いたんです。今ゾワッとしました。
渡辺:そうなんや。“風になってゆく”は、映画でいうとワンナイトもの、夜から朝になる時間を書きたいと思って……。
菅田:やっぱり演出家ですよね、大知くんは。シチュエーションと時間とロケーションと……予算まで考えてそう(笑)。
渡辺:(笑)。『麗しのサブリナ』って、ベタだけど人間臭いっていうか、「時間が経って、変わってしまった何か」みたいなものが入ってると思ってて。特にドライブのシーンが印象に残ってたので、それを歌詞に当てはめてみたんです。
あと、ちょっと考えて作ったのが、「ボガートとヘップバーン」で検索すると、ちゃんと『麗しのサブリナ』に辿り着くんです。最初『赤ちゃん教育』(1939年公開のアメリカ映画、ハワード・ホークス監督)のケイリー・グラントとキャサリン・ヘップバーンから取って、「グラントとヘップバーン」にしようかと思ってたんですけど、これで検索すると、ケイリー・グラントがオードリー・ヘップバーンと共演した『シャレード』も出てきちゃうんですよ。でも、「ボガートとヘップバーン」なら一個に絞られるんで、こっちやなって。
—曲を聴いて、きっと気になって調べる人多いでしょうからね。
菅田:音楽からまた逆に映画へ……すごいですね(笑)。
渡辺大知くんと出会うと、「きっと楽しい」っていうのがあったし、絶対縁があると思ったんですよ。(菅田)
—さっき話に出た「何かが終わって、何かが始まりそうなときの感じ」って、アルバムに入っている他の曲からも感じられて、ある種の孤独感、寂しさ、生きることに不器用な感じが、作品全体のベースになっているように思います。
今回参加してる人たちって、そういう人間の影の部分もちゃんと見つめた上で、しっかりと先に進んで行こうとしてる人たちが多い印象で、役柄を超えて菅田くん自身からも同じ匂いを感じたのかなって。
菅田:そうですね……みんな普段しゃべる声ちっさいですしね(笑)。何に対してもすごくフラットで、大好きなものがある人たちで。そもそも、今回参加してくれた人たちはもともと僕が好きで聴いてた人たちだったので、自分から遠すぎる人ではなかったというか。
渡辺:石崎ひゅーいくんとのコラボは完璧ですよね。マジで合ってるっていうか、相性がすごい。
菅田:去年の夏ずっと遊んでたから、それがデカい(笑)。
渡辺:やっぱり、そういうことやなって思わされたんですよ。バンドも、一曲単位じゃなくて、バンドの人生にグッと来るものなんだと思うんです。人が出会って、共鳴して、そこから生まれるストーリーにグッと来るというか。人と人の間に流れる想いが強いほど、強いものが生まれる。だから、ひゅーいくんの曲は、「はじめまして」からやった僕の曲より、やっぱりハマってるなって(笑)。
菅田:でも、逆に言うと、今ひゅーいくんとは大知くんとの感じはできないから、個人的にはそれがやりたくて。「渡辺大知くんと出会うと、きっと楽しい」っていう勘があったし、絶対に縁があると思ったんですよ。
—音楽はもちろん、それ以前に人間としての共鳴があったということでしょうね。
渡辺:僕の曲は初々しい共鳴が聴けると思います(笑)。
菅田:でもホント、こんなにも僕のことを知ろうとしてくれて……だって、恋人でもないのに、僕のことを想像するわけじゃないですか?
渡辺:「どんなこと考えてるんだろう?」ってね(笑)。
菅田:そんな気持ち悪いことさせてホントごめんなさいって思うんですけど、物作りをしてる人間からすると、そんなありがたいこともないというか。基本役者業って、逆じゃないですか? なので、これは存分に味わおうと思って……でも、ホントすみませんでした(笑)。
- リリース情報
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- 菅田将暉
『PLAY』完全生産限定盤(CD+Tシャツ) -
2018年3月21日(水・祝)発売
価格:8,500円(税込)
ESCL 5037-81.さよならエレジー
2.いいんだよ、きっと
3.見たこともない景色
4.ピンクのアフロにカザールかけて
5.風になってゆく
6.台詞
7.スプリンター
8.ゆらゆら
9.呼吸
10.浅草キッド
11.灰色と青
12.茜色の夕日
- 菅田将暉
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- 菅田将暉
『PLAY』初回生産限定盤(CD+DVD) -
2018年3月21日(水・祝)発売
価格:3,900円(税込)
ESCL 5039-40[CD]
1.さよならエレジー
2.いいんだよ、きっと
3.見たこともない景色
4.ピンクのアフロにカザールかけて
5.風になってゆく
6.台詞
7.スプリンター
8.ゆらゆら
9.呼吸
10.浅草キッド
11.灰色と青
12.茜色の夕日
[DVD]
『5年後の茜色の夕日』(北九州小旅行ドキュメント映像)
- 菅田将暉
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- 菅田将暉
『PLAY』通常盤(CD) -
2018年3月21日(水・祝)発売
価格:3,200円(税込)
ESCL-50411.さよならエレジー
2.いいんだよ、きっと
3.見たこともない景色
4.ピンクのアフロにカザールかけて
5.風になってゆく
6.台詞
7.スプリンター
8.ゆらゆら
9.呼吸
10.浅草キッド
11.灰色と青
12.茜色の夕日
- 菅田将暉
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黒猫チェルシー
『ベイビーユー』通常盤(CD) -
2017年12月13日(水)発売
価格:1,296円
SRCL-96161. ベイビーユー
2. ベイビーユー ―宮田岳ver.―
3. ベイビーユー ―澤竜次ver.―
4. ベイビーユー ―岡本啓佑ver.―
5. ベイビーユー ―渡辺大知ver.―
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- プロフィール
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- 菅田将暉 (すだ まさき)
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1993年2月21日大阪府生まれ。2009年『仮面ライダーW』でデビュー。2013年には、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を始め、数々の映画賞を受賞。2017年公開の「あゝ、荒野」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。公開待機作品に「となりの怪物くん」(4月27日公開)がある。今注目の実力派若手俳優。2017年6月7日「見たこともない景色」でCDデビュー。
- 渡辺大知 (わたなべ だいち)
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1990年8月8日生まれ、兵庫県神戸市出身。4人組ロックバンド【黒猫チェルシー】のボーカルを務める。2017年2月に3枚目のアルバム「LIFE IS A MIRACLE」を発売し全国ツアーを敢行。同年12月には渡辺自身も出演した映画『勝手にふるえてろ』の主題歌「ベイビーユー」をリリース。この春以降も各地にてワンマンLIVE等を予定している。俳優としても映画『色即ぜねれいしょん』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。多数のドラマ、CMにも出演し映画監督作品も公開されるなど、多彩な才能を開花させている。
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