OGRE YOU ASSHOLEが、9月17日に日比谷野外大音楽堂でワンマンライブを行う。初の野音ワンマンとなる今回は、複数のスピーカーを用いた「クアドラフォニックサウンドシステム」を導入。様々な音の粒子が飛び交うステージは、これまで味わったことのないような音響体験を我々にもたらしてくれることだろう。
今回CINRA.NETでは、バンドのフロントマン・出戸学と、彼らのライブを長年手がけてきたエンジニアの佐々木幸生、そしてレコーディングエンジニアの中村宗一郎による鼎談を行った。アルバム『homely』(2011年)で大きな変貌を遂げ、日本でも屈指のライブバンドとして不動の地位を築き上げたOGRE YOU ASSHOLE。D.A.N.やTempalayなど、若手バンドからも熱い支持を集める彼らのその「特異性」は、どのようにして形成されていったのか。来たる野音ワンマンへの意気込みも含め、語り合ってもらった。
僕と中村さん、それからバンドの3者でセッションしているような感じですかね。(佐々木)
—佐々木さんは毎年『FUJI ROCK FESTIVAL』でRED MARQUEEのステージを手がけていて、そのほかにも近年ではサカナクションでの画期的な音響システムなど、音にこだわりのあるオーディンスからは知る人ぞ知る存在です。まず、佐々木さんがOGRE YOU ASSHOLE(以下、オウガ)と関わるようになったのはどのような経緯だったのですか?
佐々木:最初はサカナクションとthe telephonesの3マンイベント(2009年開催の『version 21.1』)ですね。その直後に、出戸くんと調布の駅でばったり会って、その場で「オウガのツアーを手伝ってほしい」と頼まれて。僕としては、また中村さんとコンビを組めるなら楽しいかなと思ったんです。ライブのPAを任されるようになったのは、2011年ごろからだったと思います。
左から:出戸学(OGRE YOU ASSHOLE)、佐々木幸生、中村宗一郎
—じゃあ、中村さんのほうがオウガとの付き合いは少し長かったんですね。
中村:2007年とか、そのくらい?
出戸:レコーディングに関わってもらったのはそのくらい。中村さんとは、2006年のミニアルバム『平均は左右逆の期待』のマスタリングをお願いしたのが最初です。
—中村さんの本職はレコーディングエンジニアかと思いますが、ライブではバンドの音にエフェクトを施して音響的に拡張していくという感じがあります。
中村:いやまあ、別にいらないんですけどね(笑)。そんな頼まれてやっているわけでもなくて、演奏が「ちょっとぬるいな」と思ったら、ビビっとこう、バンドが油断しているところを狙ってる感じです。
—佐々木さんと中村さんの2マンオペは、ゆらゆら帝国からはじまったのですか?
中村:そうなんです。最初はLIQUIDROOMがまだ新宿にあった頃に一緒にやっていただいて。それがめちゃくちゃよかったんですよ。でも、「佐々木さんってもうロックバンドのPAやらないらしいですよ?」ってどこから聞いて、「え~!」ってなって(笑)。でもなんとかお願いして、そこからもうずっと2マンオペ体勢ですね。
—それって結構珍しいことですか?
中村:あんまり見ないですよね。1組くらい見たことあるけど、それはダブバンドだったかな。ダブでもウッチー(内田直之)とか1人でやっているし。
—佐々木さんと中村さんは、どんな役割分担なんですか?
佐々木:僕は会場のサウンドシステムを調整するところからはじまって、全体のミキシングを整えていく立場ですが、中村さんは自分の手元にある機材で崩していく役割です。
中村:ちゃんとしてるほうと、してないほう(笑)。バンドを応援する人と邪魔する人、みたいな。
—(笑)。ざっくり言うと、佐々木さんが全体の音像を作り上げて、そこに中村さんが飛び道具を使ってぐしゃぐしゃにしていくという感じ?
中村:いやいや、佐々木さんも飛ばすんですよ。各々でやってて、ときどきバーンってぶつかることもある(笑)。
佐々木:参加できそうなところがあれば、こっちは自由に入っていくし、バンドはバンドで演奏してる。僕と中村さん、それからバンドの3者でセッションしているような感じですかね。
バンドのなかでは何も起きていないんだけど、外ではえらいことになって気持ちいい、みたいな。(出戸)
—出戸さんは、佐々木さん、中村さんと一緒にライブをやるようになって大きな変化はありました?
出戸:ステージ上では自分たちの鳴らしている音を聴いているので、それが佐々木さんと中村さんの手によって、出音としてどう変化しているかは、ライブ中にはよくわからないんです。ただ、それまでと比べてお客さんの反応は明らかに変わりましたね。バンドのなかでは何も起きていないんだけど、外ではえらいことになって気持ちいい、みたいな。
中村:観てみたいでしょ? でも自分の演奏している姿は一生観られないよ。
—(笑)。佐々木さん中村さんと一緒にライブをやるようになって、アレンジの組み立て方なども変わりましたか?
出戸:たとえば16小節くらいの間奏部分で、同じことを繰り返して、あえて間延びさせてみるんです。お2人が痺れを切らして何かをしてくれるだろな、みたいなことを考えて(笑)。
佐々木:そうやって、オウガはグイグイくるところと隙間があるところがあって、こっちも参加できそうな場面があるんですよね。参加していいのかわかんないけど(笑)。
中村:そこはやっぱり、佐々木さんにギンギンにいっていただいほうがいいですよね。
出戸:はい(笑)。
—「3者でセッションしているような感じ」と佐々木さんがおっしゃっていましたが、リハーサルの段階で話し合っておくものなんですか?
中村:そんなの全然ないですよ。
出戸:本番中に勝浦(隆嗣 / Dr)さんの判断で長くすることもありますからね(笑)。メンバーですら事前に知らないところもある。
—そうなんですか、面白いです。その場の空気を読みながら尺が変化するとなると、クラブミュージックっぽいところもありそうですね。
佐々木:あえて、そうしているわけではないですけどね。ループがあって、それがいいグルーヴになって最後に爆発する、みたいな感じはハウスやテクノに近いものがあるかもしれない。
—なるほど。その辺はお互いの信頼関係がないと上手くいかないでしょうし、きっとそういうことができる相手というか、相性みたいなものもあるでしょうね。
中村:そうですね。
—オウガのライブはすごく没入感があるのも特徴ですよね。音響的に、お客さんをのめりませるためのテクニックもあると思うんですが、いかがですか?
佐々木:いわゆる「ハメる」ってやつですよね。自分はクラブイベントなどの音響もやっていたので、そのときの経験は役に立っていると思います。クラブミュージックって基本的にはリズムだけで構成されているのに、フロアがどんどんあたたまっていって、最終的にはお客さん全員が両手をあげて踊り狂っているみたいな状況になるじゃないですか。
まあ、ばっちりハマる状態は年に数回くらいしかないのですが、その感じはバンドのライブでも取り入れたいと思っていますね。たとえば全体の音量を調整しながらダイナミクスをつけるとか。実はかなり細かくやっているんですよ。
—それは、少しずつ音を上げていくとか?
佐々木:それもあるし、一旦音を下げてみたり。会場に入っていきなり大音量だと拒否する人もいるだろうから、その辺の音量感はかなり気をつけていますね。
—そういうエンジニアの手腕を意識しながらライブを観たら、きっと楽しさも倍増するでしょうね。
中村:相当マニアックな楽しみ方ですけどね(笑)。
機材は中村さん、音楽性は石原さん、巨匠2人から20代半ば頃にいろいろ教わったのは、バンドにとって大きいです。(出戸)
—レコーディングにおける、オウガの変化についてもお訊きしたくて。アルバムでいうと、『homely』(2011年)がやはりターニングポイントだと思うんですよ。サウンド的にもガラリと変化し、シーンのなかでも唯一無二の存在になっていった。たとえばD.A.N.やTempalayといった若いバンドから「オウガと対バンするのが夢だった」みたいに言われるようになったのも、『homely』から続く3部作と、それを契機にオウガがどんどん自由な活動をするようになっていったからじゃないかと。そのあたり、バンドを間近で見ていた中村さんはどう思われますか?
中村:まずサウンドに関して言えば、2010年あたりからメンバーが普段使う機材がデジタルからアナログのビンテージへ、大きく変わっていったんですよ。それで出音もかなり変わっていると思いますね。
出戸:中村さんに、マスタリングだけじゃなくレコーディングもしていただくようになって、そういうビンテージ機材を使いはじめたら、それまで使っていた機材との違いにだんだん気づいてきたんですよね。それで中村さんに「何かいい機材ないですか?」って、ライブで使うものも含めて教えてもらったり、ときには譲ってもらったりして。実際に使ってみると、全然違うっていうこともわかって、どんどんハマっていきました。
OGRE YOU ASSHOLE『homely』を聴く(Apple Musicはこちら)
中村:そのままやってたらね、もっと売れてたかもしれないのに。
一同:(笑)。
中村:なんか本格的になっちゃって。「近寄りがたい感じになっちゃってんじゃないの?」って心配になりますよね。そんな方向でいいのか? みたいな。当時のオウガのプロデューサー石原洋(サイケデリックロックバンドWhite Heaven、The Starsのリーダーであり、ゆらゆら帝国のプロデューサーとしても知られる)さんのせいですよ(笑)。
出戸:石原さんの影響は大きいですね。彼に出会っていいレコードとかたくさん教えてもらって、そこで音楽の趣味もかなり変わったし。機材は中村さん、音楽性は石原さん、巨匠2人から20代半ば頃にいろいろ教わったのは、バンドにとって大きいです。
オウガって、いろんな表情を持っているんですよね。朴訥な感じだなと思ったらいきなり凶暴になったり。(佐々木)
—シーンやトレンドとは関係ないところで、じっくり内側に目を向けるような期間があったのはかなり重要なことだったというか。
出戸:そうだと思います。もともと、あまりシーンも気にしたことがないんですけど、当時は吸収した音楽をどう咀嚼して、自分たちのサウンドとしてどう鳴らすかってことで精一杯でした。売れる、売れないなんてことも一切考えなかったし、それで出したアルバムがあんなだったから(笑)、それまでの割とポップで、わかりやすい楽曲を聴いていたお客さんがびっくりしちゃったのかなと。
—「一体何が起きたんだ?」っていう感じだったんでしょうね。
出戸:僕らからしてみたら、そのときやりたいことをやりたいようにやっただけだったんですけどね。そこで離れていった人もいるけど、その変化があったからこそ、今の自分たちがあると思ってます。
中村:だって『homely』をリリースしたときって、お客さんからの反応ほぼなかったからね。ただ、それまで付き合いのあったバンドがびっくりしてた。「なんか、すごいもん作っちゃったね」みたいなこと言われてたもんね。
出戸:でも自分では客観視できないから、「そうすか?」みたいな(笑)。
—きっと、同じ作り手のほうがその進化にいち早く気づいたんでしょうね。改めて、オウガの魅力について2人の意見を聞かせてもらえますか?
佐々木:オウガって、いろんな表情を持っているんですよね。朴訥な感じだなと思ったらいきなり凶暴になったり、すごく爽やかだなと思ったらドロドロのサイケデリックミュージックになったり、ノイズをガーッと撒き散らす曲もあるし。だからその組み合わせでいろんなセットリストが組めるんですよね。毎回それが楽しみでもあったりします。
OGRE YOU ASSHOLE『Confidential』(2013年)を聴く(Apple Musicはこちら)
佐々木:あとオウガのライブでは、空間がちょっとぐにゃってなるような瞬間がありますよね。「おっと」ってなるところというか。バンド側に仕掛けがあるわけでもないし、感覚的なところだと思うんだけど、ほんのちょっとの演奏のズレとかでそういうことが起こるだろうなと。
中村:自分が観客側だったりすると、そのズレが起こる感じが見たいところではあるんですよね。そういう瞬間は1年に何回あるかわかんないですけど、それがあると観てる側は「おお~!」ってなるし。「何だったんだろう?」っていう感じなんだけど、そういうライブのほうが面白いなって思います。
出戸:リズムもピッチも全部揃えた音楽を聴くと、何も味がしないご飯を食べてるみたいに感じるんですよね。ズレがあるから味が出るというか。全部本当に上手いことやると、たぶんそういう味が薄くなりますよね。そういう味を出しつつ、上手い演奏をする人ももちろんいるんでしょうけど、僕らはもっと事故的になっていると思います(笑)。
—テクニックや曲の良し悪しを超えたところに不思議がある感じというか。
出戸:そういうバンドの演奏に、佐々木さんと中村さんの意図もいい具合に絡まったときに、いいライブになるのかなと思いますね。狙ってやると、上手くいかなかったりとかするんですけどね。
自分たちは常にバーンとやってるつもりなんですけどね(笑)。(出戸)
—中村さんから見たオウガの魅力についてはどうですか?
中村:全然思い浮かばない。面白いことが何にも言えない。
一同:(笑)。
中村:なんかオウガって、掴みどころないじゃないですか。
出戸:そうですかね。
中村:ライブの初っ端からお客さんをガシッと掴んで、瞬発力でワッと盛り上がり、みんなで一緒に手を上げて盛り上がる……みたいなバンドとはちょっと違う。
中村:ジワジワとくるっていうか、聴いているうちに気持ちよくなって気づいたらハマってたみたいな。「たまには最初からバーンとやれ、バーンと!」みたいに思ってますよ僕は(笑)。野音はバーンとやるんでしょ?
出戸:(笑)。自分たちは常にバーンとやってるつもりなんですけどね(笑)。
中村:でもだいたいテンポ一緒でしょ。
出戸:BPM80から90くらい。
佐々木:遅い(笑)。
—先日TempalayとLIQUIDROOMで対バンしたときは、バキバキに攻めてたじゃないですか。オウガって何度かライブに足を運んでいると、それこそ佐々木さんがおっしゃったみたいにいろんな側面があることに気づくというか。メロウなときもあれば、激しいときもあって、そこがオウガのライブの醍醐味じゃないかと。野音もどうなるのか楽しみです。
出戸:今回の野音ワンマンでは、ちょうど時間的にも昼から夕方へと移り変わっていくときでもあるので、そういう野外ならではの光の変化に合わせたセットリストにしようかなとは思っていますね。
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やっぱりPAブースの近くが一番「聴かせたい音」が鳴っているかもしれないですね。そこから席が埋まっていくのかな。(佐々木)
—今回、音響的には「クアドラフォニックサウンドシステム」を導入するそうですね。
佐々木:はい。スピーカーを4か所、前方のLRと後方のLRに配置して、そこから音を出すようにします。以前、WWW Xで一度やったことがあるんですが、今回は4チャンネルのパンナーを使って、音を前後左右に飛ばしたりしようかと。
中村:強風とかにならないといいですよね。ブワーって全部持っていかれて台なしになるから(笑)。野外ってそういう心配があるんだよな。
佐々木:ミキサーコンソールも、野音だと通常は客席の後ろのほうに設置するんですけど、今回は4チャンネルというわけで会場のど真ん中にテントを立てる感じになるのかなと。そうするとテントの後ろ側はステージが見えなくなっちゃうので、なんとか工夫できないか考えてるところです。あと、今回コンソールはアナログを使おうかなと思っていますね。
—それはなぜですか?
佐々木:ちょっとテクニカルな話になるんですが、普通にフロントのスピーカーに音を送るだけならデジタルコンソールでも全く問題ないんですけど、後方のスピーカーに音を送るためには、手順を3回くらい踏まなければならないんですよ。それをやっているうちに、演奏がどんどん進んでしまってやりたいエフェクトが間に合わない可能性があるなと。かといって、事前に決め込んでしまうのも面白くないですからね。アナログコンソールなら、そこにあるツマミをいじればいいっていう単純な仕組みだし、デジタルよりも全然レスポンスが速いんですよ。
—なるほど。アナログの質感がほしいとかではなく、まず操作性の理由だったのですね。
佐々木:操作性ですね。もちろんアナログの質感も楽しみです。最近はデジタルもかなりアナログに近いサウンドになってきましたけど、やっぱり別物といえば別物なので。
—会場の4か所から音が出るとなると、聴く場所によって全然印象も違うでしょうね。どこで聴くのが一番いいんでしょうね……?
佐々木:やっぱりPAブースの近くが一番「聴かせたい音」が鳴っているかもしれないですね。そこから席が埋まっていくのかな。
出戸:すごいですね。普通ライブって、ステージの最前列から埋まっていくものなのに。僕らバンドの近くでなく、佐々木さんと中村さんの周りから埋まっていくという……(笑)。
—聴く場所によって印象が変わるのも、面白いかもしれないですね。見終わったあと、みんなで感想を言い合ったりして。
佐々木:その人なりの4チャンネルがある、みたいな(笑)。
出戸:野音という開けた空間なので、自由に楽しんでもらえたら嬉しいですね。後ろのほうでくつろぎながら観てもらってもいいし、座りながらでもいいし、暴れてもいい。前のほうで集中して観てくれてもいいし、飲食物の持ち込み自由なので早めに会場にきて、ピクニック気分で飲んで帰ってもらってもいいし。さっきも言ったように、野外ならではのセットリストにしたいと思ってますので、楽しみにしていてほしいです。
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- イベント情報
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- 『OGRE YOU ASSHOLE at 日比谷野外大音楽堂― QUADRAPHONIC SOUND LIVE ―』
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2018年9月17日(月・祝)
会場:東京都 日比谷野外大音楽堂
料金:前売4,500円
- アイテム情報
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価格:3,240円(税込)
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- OGRE YOU ASSHOLE「アイコンiPhoneケース」
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過去に登場したOGRE YOU ASSHOLEのアイコンをあしらったオリジナルiPhoneケース
価格:3,780円(税込)
- リリース情報
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- OGRE YOU ASSHOLE
『動物的/人間的』 -
2018年9月7日(金)配信
1. 動物的/人間的
※英語タイトルは“High Tide”
- OGRE YOU ASSHOLE
- プロフィール
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- OGRE YOU ASSHOLE (おうが ゆー あすほーる)
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メンバーは出戸学(Vo,Gt)、馬渕啓(Gt)、勝浦隆嗣(Drs)、清水隆史(Ba)の4人。2005年にセルフタイトルの1stアルバムをリリース。2009年3月にバップへ移籍し、シングル『ピンホール』でメジャーデビュー。2010年11月にはモントリオール出身のWolf Paradeと共に全米+カナダの18か所をまわるツアーを行った。2016年11月に待望となる最新アルバム『ハンドルを放す前に』をP-VINEよりリリース、ミュージックマガジン誌「2016ベストアルバム・日本のロック部門」で2位を獲得。
- 佐々木幸生 (ささき さちお)
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YMO、高木正勝、D.A.N.、THA BLUE HERBなどを手がける。音楽ジャンル、メジャー、インディーズの分け隔てなくライブハウスからスタジアムまで縦横無尽にLIVE MIXをする。
- 中村宗一郎 (なかむら そういちろう)
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東京の西の方のピースミュージックにて、そこそここそこそごそごそとバンドのお手伝いやってます。
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