HEY-SMITHが11月7日にリリースした『Life In The Sun』。その名がすべてを表していると言い切れるほど、晴れやかなメロディとアップリフティングなリズムが誘爆し合いながら駆け抜けていく、痛快なパンクアルバムである。
メンバー交代を経たからこそパンクバンドとしての根底の思想を改めて提示し、『STOP THE WAR』という血眼のメッセージをヘビーなサウンドでぶっ放した前作とは一見真逆の作品。しかし、このシリアスさとハッピーさが「矛盾」としてではなく同じ箱の中に収まっているのがHEY-SMITHの面白さと本質であることは、ソリッドなパンクにポジティビティー増強剤としてホーンを導入しているそのバンド構造からも一目瞭然である。
前作から今作に至るまでの一連を紐解きながら、猪狩秀平(Gt,Vo)がバンドに心惹かれる理由、そして一切変わらぬパンク観にまで迫るインタビューになった。
パンクをやろうと思った前って、実は学校の先生になりたかったんですよ。
—『Life In The Sun』というタイトルからしても、メロディの晴れやかさにしても、陽性のエネルギーが突き抜けている痛快なパンクアルバムだと感じました。猪狩さんご自身はどういう手応えを持っている作品ですか?
猪狩:率直な感想としては、「俺めっちゃ歌ってんなあ」って感じるアルバムですね(笑)。
—なぜ、猪狩さんが多く歌う作品になったんだと思います?
猪狩:ほとんどの曲を俺の弾き語りで作っていったからかも。今回はスタジオ作業じゃなくて、公園とか海とか、自然のある場所で弾き語りして歌いながら作った曲が多いんです。そうなると、YUJI(Vo,Ba)のキーを考えずに作っちゃって、結局俺が歌う曲が多くなりましたね。
—広い場所での弾き語りで作ったというのは、まさにアルバム全体の晴れやかさと風通しのよさに直結していると感じるんですけど。そもそも、そういう曲の作り方にしたのはどうしてだったんですか?
猪狩:振り返ると、前回の『STOP THE WAR』(2016年5月発売)って、割とシリアスな作品やったと思うんですよ。
—はい。タイトルも音も、圧の強いヘビーなアルバムでした。
猪狩:作業的にもスタジオにこもってギューっと詰めていく制作だったので、どうしてもシリアスにならざるを得ないアルバムやったんです。それに『STOP THE WAR』の当時はテロがたくさん起こっていたし、それに対する気持ちがアルバムタイトルにもなったんですけど。ただ、今自分で『STOP THE WAR』を聴いてるとちょっとシリアス過ぎて凹むんですよ(笑)。
—そこまで言いますか(笑)。
猪狩:もちろん好きな作品ですけど、でもやっぱり、自分の思うHEY-SMITHはもっと明るくて楽しい側面を持っているはずやってむしろ実感することになったんですよね。だから前作を作った直後にはすでに、次は明るくて楽しい作品にしたいと思ってて(笑)。それで海で曲を作ってみたら、案の定明るい曲がポンポンとできていって。
—『STOP THE WAR』からの反動でHEY-SMITHの陽性の部分に振れたと。でも見方を変えてみると、前回はメンバー交代を経てリスタートを切ったタイミングだったからこそ、楽しく自由に生きるために闘うべきものがあるというHEY-SMITHの本質的なメッセージと、それに見合うスケール感の曲を作ろうという明確な意図があったと思うんですね。そういうビルドアップを経て、HEY-SMITHの位置づけはどういうものになったと思います?
猪狩:正直な話『STOP THE WAR』はそこそこ売れたので、バンドにシリアスなイメージがついちゃった気がしたんですよ。でも、もちろんパンクの根底にはアゲインストな気持ちや真面目なメッセージがあるのもわかった上で、パンクの自由で楽しい側面も俺は大好きなんです。で、ああいうシリアスなアルバムを作ったからこそ、俺がもっとやりたいのは、現実もわかった上でハッピーな気持ちを爆発させる曲やとより実感できたというか。
—なるほど。それこそ今回はボブ・マーリーの“Buffalo Soldier”をカバーされてますけど、南北戦争に駆り出された黒人部隊のことを綴った切実な歌を、リラクシングなスカにしている。HEY-SMITHはシリアスとハッピーが同じ箱に収まっている表現をずっとされていると思うし、それはパンクが内包してきた精神性そのままだと思うんですね。自分らしく自由かつハッピーに生きたいからこそ、真顔で必死に闘わなくちゃいけない敵も見えてくる。
猪狩:そういう意味では、『STOP THE WAR』ではパンクの根底にあるうちのアゲインストな部分を表現したつもりやったんですね。で、俺が思うパンクっていう部分で言うと……俺がバンドマンになってパンクをやろうと思った前って、実は学校の先生になりたかったんですよ。
—そうなんですか。それはどうして?
猪狩:学校の先生になれば、俺と同じ精神性——自由に自分の意志で生きて、俺と同じ意志で選挙に行く人間が増えると思ったから。
アゲインストで歌ったとしても楽しく歌ったとしても、人が感化されて意志を持って動き出すのがパンクやと思ってる。
—すごい発想ですね。
猪狩:だけどNOFXを聴いたとき、ファニーなことも反社会的なことも同時に歌っているのが自分にしっくりきたんです。ハッピーもシリアスも一緒のものとして歌いまくるほうが、聴いてくれた人も自由な意志を持って選挙に行くんじゃないかって思ったんですよね。このバンド(HEY-SMITH)のスタートがモロでそういう気持ちやったんで、ほぼ自分の表現すべてが、「人を動かしたい」というものやと思うんですよ。
—人を動かすというのは、大きく言えば目の前の世界を変えていきたいっていう気持ちとイコールですよね。
猪狩:そうそう。だから人を動かしたいっていう気持ちの中には、生活に直結するものとして、政治的なことへの関心も、ハッピーなことへの理想も自然と含まれてくる。たとえば「歳とっても楽しんで生きていきたいよね」っていう歌詞やったとしても、そこには「年金ちゃんとしてよ」っていう票を入れることに繋がればいいっていう気持ちがあるんです。アゲインストで歌ったとしても楽しく歌ったとしても、人が感化されて意志を持って動き出すのがパンクやと思ってるし、ハッピーもアゲインストも同じ線の上にある音楽やと思っていて。
—まさにそうだと思います。
猪狩:とはいえ、別に今自分がハッピーなわけでもなんでもないんですけどね!(笑) 『STOP THE WAR』を作り終わった後くらいに女の子にフラれて、そりゃもう引きずりまくりましたから。……まあ、そのおかげで曲もたくさんできたんですけど(笑)。
—(笑)。
猪狩:とはいえ、作ってるときは本当になにも考えずに歌いたい曲をシンプルに作っただけなんですよね。前作で新しく手に入れた武器(新メンバーである、トロンボーン・かなす、トランペット・イイカワケン)をちゃんと自分たちのものにできて、ごく普通の感覚でHEY-SMITHを出せた感じ。あっけらかんと作れたし、結構早くできた曲ばっかりなんです。
やっぱり、自分はバンドをやりたい。その人のそのときの生き方がそのまま出るんですよ。
—とはいえ、『Life In The Sun』のまず素晴らしいところは、メロディの抜けとスケールがグンと増しているところだと思ったんですね。“Soundtrack”のような快速メロディックもありつつ、特に“California”のように大きな譜割りとシンガロングが今作を引っ張っていると感じて。
猪狩:ああ、それはすごく嬉しい。あっけらかんと作ったとは言いましたけど、やっぱり弾き語りで作っていったから、ギターリフのズクズンっていうかっこよさよりも、バンドのキメがバシバシっていうよりも、自然に聴ける気持ちのいいメロディを書きたい気持ちやったんですよ。だから大きなビートや大きなメロディを目指したところはあったと思います。
—考え込まずフラットな状態から出てきたものが大きいスケールになっていったのは、HEY-SMITHの立つステージが大きいものになったことに伴って出てきたものなのか、猪狩さん自身の歌いたいことがハッピーで晴れやかなものだからだったのか、どう思います?
猪狩:いや、間違いなく「ステージが大きくなったからHEY-SMITHが一丸となった」みたいな感じは一切なかったです(笑)。むしろ逆で。
『STOP THE WAR』を作ってツアーが終わったときに、また1、2年後に作品出したいよねっていう話をしてたんですよ。で、しばらくスタジオにこもって作ってた分、今度はメンバーそれぞれで曲を書いてきて、まさにチーム力でアルバムを1枚作ろうと思ってたんです。でもね、結局みんな全然曲が書けなくて。で、俺も「作るって言ったやん!」ってなってしまって。そこで、俺がいい意味で全部諦めることができた感じがあったんですよね。
—それはどういう意味で?
猪狩:嫌な意味じゃなくて、みんなで作るのが無理なんやったら、俺が作ったものをみんなでやればいいって引き受けられたんです。それで、自分で全部のパートを打ち込んで、コーラスも入れて、メンバーに聴かせるっていうやり方にして。
本当は、そういうやり方は理想的ではないんですよ? だけどやっぱりチームの勝利のためには、誰もやらないなら俺がやるしかないんです。
そもそもバンドってね、スポーツチームみたいな感じやと思っていて。活躍する人も目立たないヤツもいるけど、チームとしての勝利を願うのは絶対に変わらない。そういう自然な青春感がバンドやと思うし、それが好きなんですよね。だから自分は、音楽がやりたいっていうよりも、それ以上にバンドマンでありたいって思うんですよ。
—ほぼ自分で作った今作のメロディの素晴らしさが証明しているように、猪狩さんは自分だけで歌い続けることもできると思うんですよ。だけどチームとして勝利を願い続けるのはどうしてなんですか?
猪狩:きっと言われた通りで、自分は自分を表現したいっていう気持ちは強烈に持ってるんですよ。だってひとりで暇な時間があったとしたら、自分をどう表現したらええんやって気持ちが溢れて、挙句の果てに犯罪でもしちゃいそうですもん(笑)。
この表現欲がなんなのかは俺も全然わからないんですけど……だけどやっぱり、自分はバンドをやりたい。せーのでドンってやって、同じ曲なのに日によって最高やったり、合わなかったり。その人のそのときの生き方がそのまま出るんですよ。だから自分を表現したいと強烈に思うほど、ひとりの表現じゃなくてバンドにどうしても惹かれるんです。
—人とぶつかり合うからこそ自分の生き方がそのまま引き出されるし、それが最も嘘なく自分を表現できることなんだと。
猪狩:うん、そうやと思う。そうやってお互いにお互いを引き出し合うのって青春じゃないですか。そう考えたら、もう思いっ切り大人なくせに「大人になりたくない」って思い続けてるからなのかもしれないですね。だって住民税振り込みの紙がきたら毎回、「俺って大人なの? なんなんこれ!」って思うもん(笑)。
迷ったときは必ず「17歳の自分はどう言うかな?」って自分に訊きに行くクセがあるんです。
—では、なぜ大人になりたくないと思うんですか?
猪狩:うーん……なんででしょうね?
—それこそ“California”には<17歳の自分に言いたいよ。 / 自分を信じてギター弾いてれば、 / たくさん良い事あるってな!>(訳)という一節がある。これは前作の“2nd Youth”にも出てきた言葉で。何度でも青春に立ち返って音楽を鳴らすという、その気持ちがここに象徴されていると感じたんですけど。
猪狩:そうそう、そこは意図して同じ言葉を書きましたね。
—ただ、2曲の意訳は同じでも、“California”では<And I always wanted to be heard / Good things happen to those who never give up>というふうに、17歳の頃の自分が主語になっているのが面白いと思ったんです。より一層自分の原風景に戻っていってる感覚が、ご自身の中にはあるんですか?
猪狩:ホントよく聴いてますねえ(笑)。まさにそう思います。自分はやっぱり、曲ができたときや迷ったときは必ず「17歳の自分はどう言うかな?」って自分に訊きに行くクセがあるんです。いつだって、自分がなりたい自分はあの頃に憧れたもののはずやから。で、そういう確認が多くなってるのはきっと……最近、どんどん自分の夢や目標が変わっていってる気がしちゃうんですよ。
—それはどういうふうに?
猪狩:たとえば、バンドを大きくしていくことも大事やし自然なことなのかもしれないけど、「テレビに出るのは17歳の俺にとってかっこいいことやったか?」とか。
今の俺が目標とするものが、バンドを始めたときに本当に憧れていたものなのか。そこに自信がないんですよ。だから、その都度自然に変わっていく目標が、本当になりたかった自分の姿なのかをずっと確認してる気がするんですよね。
—具体的に言うと、17歳の頃に憧れたものと、変わっていってる自分の目標には、どういう乖離があると思うんですか?
猪狩:17歳の頃の俺はそもそも、ロックやパンクっていうものがこんなに一般層に受け入れられるものとは思ってなかったんですよ。それ自体の形が今はどんどん変わってきていて、ロックがポップやっていうくらいになってきたし。パンクだって、精神性やメッセージ性が関係ないものに変化してきてる。パンクのあるべき姿を取り戻そうみたいな使命感ではやってないけど、世間的なロックやパンクに対しての違和感みたいなものはずっとあるんです。
たとえばツアーのチケット枚数とかを見ても、動員の上がり方がすぐにわかるじゃないですか。それを見て「アリーナもできるんじゃないか」って思っちゃってる自分もどこかにいるわけですよ。でも、アリーナを考えてるなんて、17歳の自分からしたら「あり得へんやろ!」って感じなんですよ。やっぱりもともと自分がやりたかったのは、アリーナ云々じゃなくて、とにかく密度の濃さとか熱さが全体で共有できる音楽だったから。それに人が動かされていくものとしてパンクに惹かれてきたはずなんですよ。
こんなに人と人が傷つけ合ったりムカつくことがたくさん起こったりしているのに、アゲインストなことを歌う人が少ないのは不思議なんですよ。
—でもHEY-SMITHの本質はずっと揺らいでいないと思います。いわゆるスカパンクとは少し違う、メロディックパンクに対するポジティブ増強剤としてホーンを導入している音楽的な構造から考えても、パンクやロックに憧れた原風景を変えないためにファイティングポーズを変える必要があるとシビアに考えてきたことの表れだと思うんですね。それこそ告知なしの会場限定販売という手法をとった『Not A TV Show』も、変わらないもののために手法を変えた一例なわけで。
猪狩:ああ、変わらないためになにを変えるのかっていうことはずっと考え続けてきたと思います。『Not A TV Show』を告知もせず会場限定で発売したのも、買って聴いた人がちゃんと横の人に説明できるものであってほしいと思ったからで。あるいは噂で聞いたけど、ライブには来れない人が、「ライブ行ったらお土産で買ってきて!」って友達に話したりとか。そこでお土産を受け取ったときに「ライブどうやったん?」っていう話ができるし。
さっき話した「パンクのあり方が変わってきてる」っていう違和感があるからこそ、人と人の間で直接交わされる熱を作りたいと思ったし、自分自身も、自分の意志で動くことの大事さを改めて考えたんですよね。そういう熱量が繋がっていった先で、常にライブ会場にいる全員が歌えるくらいの熱量を作りたいし、その密度を濃くしたいと思い続けてきて。
それこそ『The Gift』(2017年10月発売、Hi-STANDARDの18年ぶりのアルバム)のツアーや、『AIR JAM』でハイスタと一緒にやったときに、それをより一層感じたんですよね。ハイスタが好きだからこそ、同じくらいハイスタが好きなヤツとしか一緒に観たくないと思った。そういう人の熱さを自分たちも作りたいってずっと思い続けているんです。
—猪狩さんの場合、どうしてそこまでの聴き手の熱量を求めたり、それによって人が動き出すことを求めるんだと思います?
猪狩:うーん………本能なんですかね?
—今回の作品を聴いていると、猪狩さんのルーツとして根強い西海岸パンクの色が非常に濃いと感じて。で、NOFXの名前を挙げていただいたことも考えると、猪狩さんが憧れてきた西海岸パンクの気風として、個々が自由に生きることを尊重してサポートし合うユニティが強固にある。そういう仲間感に共鳴してバンドに惹かれたり、パンクを鳴らしてきたりしたところもあるんですか。
猪狩:それはひとつ間違いないと思います。実際、自分が歌を書くときも一番に仲間とか友達の存在は出てきちゃうし、この世で一番大事なのは友達とか仲間との繋がりだって言い切れるんです。それはやっぱり、ひとりが大嫌いだっていうのは間違いなくあると思うんですよね。
「パンクってなんやったっけ?」って考えたら、自分の大事な存在のために角を持ってる音楽のはずなんですよ。アゲインストなことを歌うのも、大事なもののためであるはずじゃないですか。
—まさにそうだと思います。
猪狩:でも、こんなに人と人が傷つけ合ったりムカつくことがたくさん起こったりしているのに、アゲインストなことを歌う人が少ないのは不思議なんですよ。
きっと周りの目ばっかりを気にするようになって「アゲインストな気持ちを持ってはいけない」みたいな空気になってるんやろうし、実際どのイベントを観ても、未だに4つ打ちだけでなにも主張のないバンドが多いじゃないですか。だけど普遍的なものっていうのは、そういうところじゃないと思うんです。
普遍的なものっていうのは、いつでも変わらない大事なものを忘れないことでしか作れないって思う。……そう考えると、自分が変わってしまったんじゃないかっていう葛藤があるからこそ、自分の中で変わらないパンクを確認して作れた作品なんやと思いますね。そうして一番根っこの部分を確認して作れたことでむしろ、HEY-SMITHにしかない武器や編成を思い切り使えた実感があるんですよね。
今自分がやることによって未来が変わっていくのも実感してきた。それも全部、パンクが教えてくれたことなんですよ。
—洋楽も邦楽も年代関係なく聴ける世代として音楽に触れてきたし、洋楽をルーツに持って、J-POPとメインストリームに対してオルタナティブである意識が自然と根付いている世代だと思うんです。だからこそ模索もしてきただろうけど、最終的には変わらない部分を研ぎ澄ましていくことが一番大事なんだと。
猪狩:そうそう。最初にNOFXとハイスタの影響を受けてパンクに惹かれたからこそ、同じことをやってもなにも覆せないっていうこともわかっていたんですよ。3人や4人のバンドではあかんし、しかもあの頃はみんなレスポールを使っていたので、レスポールも使わないぞと。それを考えていった結果、メロディックパンクのままホーンもいるっていう今の音楽になって。
やっぱり自分は天邪鬼なところがあるし、アゲインストな歌もハッピーに聴かせるんだっていうバランス感をずっと大事にしてきたし、それがHEY-SMITHだと思うんですよね。ムカつくことに対して、音楽にせよ普段の生活にせよ、どっかで馬鹿にして、イタズラして、ヘヘッて笑ってる自分がいるんですよ。
—そういう自分って、どこから生まれてきたんだと思います?
猪狩:ほんまにどこからなんでしょうね?(笑) でも結局、笑えることや楽しいことを好きにやればいいっていうのが自分の伝えたいことで、それは変わらないんですよ。
「見る前に跳べ」じゃないですけど、なんでもやってみたらいいんです。それこそ、「踏み込まないとなにも生まれていかない」っていうのもパンクから学んだことで。アゲインストな気持ちも強さももちろん教えてくれたけど、パンクには「なんでもやってみいや」っていう優しさがあると思うんです。
—まさに。個々の生き方を肯定する寛容さの音楽だと思います。
猪狩:たとえばおじいちゃんやおばあちゃんを見てると思うけど、あの世代がチャレンジして変えてきた世界があるから、今俺たちに順番が回ってきているわけで。その時々に踏み込んできた人たちの強い精神が、今の俺たちに対しての優しさになって回ってきている。
そういう意味での強い気持ちと優しさを俺はパンク精神やと思ってるんですよ。逆に言えば、今自分がやることによって未来が変わっていくのもちゃんと実感してきた。それも全部、パンクが教えてくれたことなんですよ。
- リリース情報
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- HEY-SMITH
『Life In The Sun』初回限定スペシャル盤(CD+DVD) -
2018年11月7日(水)発売
価格:3,078円(税込)
CBO-4[CD]
1.Soundtrack
2.Not A TV Show
3.Buffalo Soldier
4.No Mates
5.Sunday Morning
6.Let It Punk
7.Fog And Clouds
8.California
9.Don' t Try So Hard
10.Love Summer
11.I Will Follow Him
12.Skate Today
13.Thank You For Being My Friend
[DVD]
Music Videoメイキング映像
- HEY-SMITH
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- HEY-SMITH
『Life In The Sun』通常盤(CD) -
2018年11月7日(水)発売
価格:2,668円(税込)
CBR-911.Soundtrack
2.Not A TV Show
3.Buffalo Soldier
4.No Mates
5.Sunday Morning
6.Let It Punk
7.Fog And Clouds
8.California
9.Don' t Try So Hard
10.Love Summer
11.I Will Follow Him
12.Skate Today
13.Thank You For Being My Friend
- HEY-SMITH
- イベント情報
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- 『Life In The Sun TOUR』
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2018年11月19日(月)
会場:大阪府 梅田CLUB QUATTRO2018年11月20日(火)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-EAST2018年11月22日(木)
会場:愛知県 名古屋 Electric Lady Land2018年11月24日(土)
会場:長野県 CLUB JUNK BOX2018年11月26日(月)
会場:埼玉県 熊谷 HEAVEN' S ROCK VJ-12018年11月27日(火)
会場:群馬県 高崎 club FLEEZ2018年11月29日(木)
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会場:岐阜県 club-G2019年1月10日(木)
会場:長崎県 DRUM Be-72019年1月12日(土)
会場:鹿児島県 CAPARVO HALL2019年1月13日(日)
会場:熊本県 B.9 V12019年1月15日(火)
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会場:北海道 函館 CLUB Cocoa2019年3月22日(金)
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会場:新潟県 LOTS2019年4月11日(木)
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会場:愛媛県 松山 WStudioRED2019年4月14日(日)
会場:広島県 広島CLUB QUATTRO
- プロフィール
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- HEY-SMITH (へいすみす)
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2006年結成。メンバーは、猪狩秀平(Gt,Vo)、YUJI(Vo,Ba)、満(Sax)、Task-n(Dr)、かなす(Tb)、イイカワケン(Tp)。2018年11月7日、ニューアルバム『Life In The Sun』をリリース。
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