22歳の現役大学生、高校1年生のときに出会ったチャンス・ザ・ラッパーに衝撃を受けてヒップホップにのめり込んだという、シンガーソングライター / トラックメイカーのMom。楽曲制作には音楽制作アプリ「GarageBand」を使い、作詞作曲を始め、トラックメイクやアレンジ、ミックスの全てを彼自身が担当。またアートワークもiPhoneを使って自作しているという。そうした手のひらと宇宙を直結させるような制作環境だけを見ても、このMomという才能が、音楽の新しい時代と自由を体現していることは伝わってくるだろう。
そんな彼が、5月22日に2ndアルバム『Detox』をリリースした。このアルバムは、Momの精神の浄化のドキュメントであると同時に、このインターネット時代を生きるひとりの若者の、尊くもちっぽけな告白である。恥ずかしげもなく「正しさ」を振りかざす大人に怒り、怯え、期待と諦めが入り混じった眼差しでバリケードの向こう側を見つめている……そんな、どこにでもいる、でもたったひとりしかいない若者の追憶と、「君」への疾走。これは間違いなく、今、誰かが描かなければいけなかった物語であり、それをMomは描いた。その無邪気な表情の奥に満ちた強い意志を、少し覗いてみた。
ヒップホップは誰もが本来持っている、不思議ちゃんとしてのセンスを殺すことなく表現できるジャンルだと思う。
―(テーブルの上に置かれたMomのスマホケースを見て)それ、Instagramで見ましたよ。
Mom:これはAnimal Collectiveと、小松菜奈と、一番イケてた頃のエミネムのマッシュアップです。文脈は別にないですが(笑)。
―かっこいいですね(笑)。そうした小物ひとつとっても、非常にヒップホップ的な自由さを感じさせますが、Momさんは、ご自身の音楽性を「クラフトヒップホップ」と称されていますよね。
Mom:ヒップホップは大好きですし、自分の根幹にあるものだと思います。高校1年生の頃にチャンス・ザ・ラッパーを聴いて、衝撃を受けたんです。ヒップホップって、楽器ができる / できないの問題ではないじゃないですか。だからこそ、他の誰かが真似しようと思ってもできない、「センス」の生々しさがダイレクトに出るジャンルなのかなって思うんです。
Mom:生まれたときって、みんな不思議ちゃんじゃないですか。誰もが、赤ん坊の頃は変な癖とかを持っているものだと思うんです。だけど、成長して、いろんなコミュニティに属していく中で、どんどんとそれを殺していくわけですよね。「これが正解ね?」みたいな感じで。
―言葉を覚え、「常識」みたいなものの存在を肌で感じながら、人は社会に適合していきますよね。
Mom:でも、ヒップホップは誰もが本来持っている、不思議ちゃんとしてのセンスを殺すことなく表現できるジャンルだと思うんです。だから、僕はヒップホップにめちゃくちゃ食らったんだと思うんですよね。
今回のアルバム『Detox』には“シングストリート”という曲が入っているんですけど、この曲は全体を通してヒップホップのことを歌っていて。ヒップホップとの出会いから、自分で音を鳴らす立場になった今のこと、そして「この先どうする?」っていうところまでを歌っているんです。
Mom“シングストリート”を聴く(Apple Musicはこちら)
―『シング・ストリート』って、ジョン・カーニー監督の映画のタイトル(『シング・ストリート 未来へのうた』、2016年公開)でもありますよね?
Mom:そうですね。あの映画って、学校の冴えないやつらが、バンドという表現を使って周りを見返していく話じゃないですか。自分はあくまでヒップホップシーンの「外」の人間だっていう感覚もあるし、今の自分の状況は、『シング・ストリート』とリンクする部分もあるのかなと。
―Momさんは、ご自身のことを「ラッパーでもバンドマンでもないです」と紹介されることがありますよね。もはやジャンルで音楽を語ることが大きな意味を持たなくなった今の時代感を、すごく真っ直ぐに受け止めて活動されていると思うんですけど、それゆえの疎外感や孤独感がある、ということですかね。
Mom:単純に性格が頑固でプライドが高いので、「俺を縛んな!」っていう気持ちがあるだけだと思います(笑)。
でも、例えばレックス・オレンジ・カウンティみたいなシンガーソングライターを見ると、今この時代にトラップを聴きながら生きていれば、自然に持ち得るリズム感覚や譜割りがあるとわかるじゃないですか。ああいう人を見ると、自分に近い感覚があるのかなって思うんですよね。もうジャンルに捉われる必要はないのかなって思う。
その反面、「ヒップホップ警察」と呼ばれるような、厳しい人たちもいて(笑)。ああいう人たちを見ていると、矛盾しているような気がするんですよね。「広まってほしい」と言うわりには、ヒップホップを知らない人たちに伝える努力はしていないように見えてしまう。
芸術全般が、人のために機能するものであってほしい。
―「伝える」ことに対する意志の強さは、Momさんの音楽からすごく感じます。それも、そもそもわかり合えている相手になにかを伝えるのではなく、根本的にわかり合えていない相手に対してなにかを伝えようとするような、壁を突破する強靭な意志、というか。
Mom:常に理解したいし、されたいっていうのはあるかもしれないです。積極的な人間ではないし、猜疑心もヤバいくらいあるんですけどね(笑)。
―そうなんですね(笑)。
Mom:そもそも、僕はテレビの家庭で育ったんですよ。家族は本当に「お茶の間」の人たちで、文化に対してすごく疎いんです。その中で音楽をやり始めた僕は、家庭の中でも孤立してきた、特殊なパターンの人間だったんですよね。
なので、J-POPを普通に聴いている人に対して、例えばサンプリング文化の素晴らしさや歴史を説明したところで、そう簡単に伝わるものではないということは、身をもってわかっているんです。
―なるほど。
Mom:でも、ヒップホップだけではなくて、そもそも文化ってそういうものだと思うんですよ。説明するのではなく、感動させることができなければ、知らない人がその文化に入ってくることはできないですよね。だからこそ「伝える」ための意識はいつだって大事なことだし、「伝える」人間はいなきゃいけない、と思います。
もちろん、前提条件として自分の音楽に尖った音や面白い音は入れたいし、音楽の背景にある「時代の連続性」を聴いている人に感じさせるに越したことはない。でも、人懐っこい部分は常に持っていたいし、ポップミュージックとして成熟した形で人に聴かれたいと思うんですよね。音楽だけじゃなくて、芸術全般が、人のために機能するものであってほしいと思うんです。
―“シングストリート”だけでなくても、『Detox』は、Momさんのパーソナルな想いを濃く滲ませる作品のように思えました。アルバムが「歌います」という一言で始まるのも、Momさんによる、この世界に対する宣誓のように聴こえて。
Mom:自分の中の決意表明という部分はあると思います。去年『PLAYGROUND』っていうアルバムを出した直後くらいから、もっと純粋に「歌」に向き合わないとダメだなって思って。
―それは何故でしょう?
Mom:理由はいろいろあるんですけど、ひとつは、『PLAYGROUND』を出したとき、ちょっと期待していた自分がいたんです。「結構、ガツンと行くんじゃないか?」という自信はあったんだけど、結果として思い描いていたような受け入れられ方はされなかった。
他にもいろいろと精神的にキツい出来事があって、『PLAYGROUND』を出した直後は、人生で初めてぐらいにヘコんだ時期だったんですよね。悔しかったし、悲しかった。でも、だからこそ意識を立て直すために、ちゃんと自分の内省に向き合わなきゃいけないなって思ったんです。歌と向き合って、自分のモヤモヤした感情を歌にぶつけていかなきゃいけないな、と。
それっぽく音を作って、それっぽく歌詞を書いても、「結局、お前は誰なの?」って話じゃないですか。
―自分の音楽作品を世に出したことで、人生最大級の挫折を味わうことになったけど、それを立て直すために必要なものも、また音楽だったんですね。
Mom:それくらい「歌があれば伝わるもんだ」って感覚が、自分の中にはあったんですよね。
―Momさんにとって、音楽における「歌」の要素は、一貫して重要なものとしてあり続けているものなのでしょうか?
Mom:いや、『PLAYGROUND』までの自分は、曲作りに対してドライな向き合い方をしてきたと思うんです。自分が普段思っていることを、ダイレクトに歌ってこなかった。
音楽だけじゃなくて、自分はいろんなものに対して冷めた視線ばかりを向けてきたような気がする。特に歌は、「俺は今こう思っている」とか「俺はこういうことを伝えたい」とか、歌っている人の自意識が強く介在しているものだと思うんです。
もちろん、その自意識がポジティブに聴こえてくるものもあるんですけど、僕は昔からそういう部分をすごく敏感に嗅ぎとってしまって、こっ恥ずかしさを感じることが多かった。それは他人の音楽に対してもそうだし、自分の音楽にもそうなんです。僕は高校生の頃から宅録でトラックを作って歌うことを始めたんですけど、自分の自意識を他人に嗅ぎとられることが苦痛だったんですよね。
―なるほど。
Mom:自分の感情を赤裸々に書くとか、私小説的な構造の音楽が嫌で、自分がそれをやることが許せないし、やろうと思っても辛くてできない。だから『PLAYGROUND』までの自分は、敢えて自分のパーソナリティとは距離をとった歌詞の書き方や歌い方をしてきたんです。
Mom『PLAYGROUND』を聴く(Apple Musicはこちら)
Mom:でも、さっき言ったように『PLAYGROUND』直後に大きな挫折があった。それに最近の音楽の潮流を見ていても、トラップやシティポップって、そんなに音楽を知らなくても作れちゃうんだなと思って。
音数が少ないものって、ある程度のテンプレートがあるから、表面的に真似しやすいんです。そういう音楽が流行っている状況を見ながら、「ちゃんと歌心を感じさせるアーティストって、今いるのかな?」っていう疑問が沸いてきた。
―テンプレートを模倣した音楽というのは、Momさんがヒップホップに感じた不思議ちゃん的な魅力とは対極にあるものですよね。
Mom:今の人たちは器用だし、マーケティング的な賢さも当たり前のように持っているじゃないですか。ビジュアル面とか、外面を作るのがめちゃくちゃ上手い。それは大事なことだけど、「見せ方」ばかりに視線が向きすぎているというか。周りも、アーティストの賢い面ばかりを取り上げがちな気がするんです。
そりゃあ「SNS世代」みたいな言い方って簡単だろうなって思うんですけど、「もっと大事な部分があるんじゃないの?」と思う。それっぽく音を作って、それっぽく歌詞を書いても、「結局、お前は誰なの?」って話じゃないですか。それなら、自分にしか作れない音楽を作りたいし、歌には正直でありたいと思う。いつの時代も、血の通った音楽が生きていてほしいと思うんです。
本来、インターネットは生活や知識を豊かにしてくれるはずだったのに、逆に縛られている感じがする。
―結果として、『Detox』はアルバムを通してひとりの主人公を設定した物語も感じられます。ご自身としては、アルバムの全体的なコンセプトに関してはどのくらい意識的だったのでしょう?
Mom:結果としてコンセプトアルバムみたいな感じになったんですけど、そんなに大げさなものではなくて。ただ、意識がひとつの方向に向かっていただけっていう感じもします。
でも、「アルバムを作ったぞ!」っていう実感はすごくありますね。アルバムの後半は曲順通りに作っていったんです。自分の気持ちが落ち着くまで作ろうっていう姿勢だったので、気持ちが浄化されていく過程がダイレクトに出ているのかなって思います。
―例えば“スーパースター”の<日めくりのカレンダーに書かれた格言が / 時代の弱さを炙り出す>とか“Anonymous”の<スケールの小さいアート / 神経を尖らすポストインターネット / 一歩も動けず固まる才能>とか、今回の作品はMomさんのパーソナルな浄化の物語が刻まれていると同時に、より大きな、今の時代感のようなものを見事に捉えている作品だと思うんです。小さな視点を明晰に描くことで、大きなものを描きえる……これって、Momさんの作家としての大きな特徴になっていると思うんですよね。
Mom:子供の頃から、人間観察とか好きだったんです。ずっと人のことを見ているタイプで。それと同じように、「今の世の中、こういう感じだなぁ。ちょっと嫌だなぁ」みたいなことは、日々、敏感に感じちゃっているほうではあると思います。
あと、僕は小沢健二さんがとても好きで。彼の曲には「僕」と「君」という関係性がよく出てくるじゃないですか。そういう歌って、一番スタンダードだと思うんですよ。最も人に伝わりやすいと同時に、雄大ななにかを感じさせる歌の構造だと思うんです。なので、小沢健二……と、あとはフランク・オーシャン。このふたりから強烈に響くものがあったっていうのも、大きいかもしれないです。
―なるほど。確かに小沢健二もフランク・オーシャンも、すごくパーソナルな表現でありながら、同時に大きなものを捉えているような感覚がありますよね。
Mom:今回の作品に関しては、SNS疲れみたいなものもあったんです。いろんな情報があって、いろんな畑の人がいろんなことを言っていて……物申したがる人もいるし、悪意に満ちた人もいるし、素朴に呟いている人もいるし……そういう人たちが一気に集まっているのがSNSで。
その構造自体は世の中と変わらないのかもしれないけど、匿名性の中で関わり合っても理解できないことってたくさんあると思うんですよね。あまりにもいろんな情報がありすぎるし、「これが正しい」「これが間違っている」とか……そういうものに対して疲弊があって。本来、インターネットは生活や知識を豊かにしてくれるはずだったのに、逆に縛られている感じがするんです。
―広げてくれるはずのツールが、逆に視野や価値観を狭めるきっかけにもなっていた。
Mom:それで制作中、ひたすら散歩をしていたんです。夜、家の近くの荒川の真っ暗な土手を、ひとりでぼーっと歩いて。冴えない街だから誰もいないし、真っ暗だから情報がないじゃないですか。特にその頃は精神的にもめちゃくちゃだったから、普段考えないようなことも考えるようになったんですよね。昔の自分はなにを考えていて、どんな人たちと関わっていたのか、とか。
そもそも、僕は自分の野暮ったさや青臭さ、未熟さを恥じてしまう人間なので、昔の自分を許せなくなることも多くて。過去の自分と今の自分を、ある一定のラインで分断してしまっている感覚があったんですよね。特に僕は、なにも言わずに急に教室を出ていくような、ツンツンしているダサいガキだったので(笑)。
―(笑)。
Mom:でも結局、過去の自分も、今の自分と地続きなんだなって思って。自分という人間と向き合う……それこそ、「結局、お前は誰なんだよ?」っていう疑問を、自分にも向けたんだと思うんですけど。
―自分が否定していた過去を見つめ返すことが、Momさんのデトックス(解毒)に繋がっていった?
Mom:なにか正解めいたものを見つけたわけではないけど、気持ちが浄化されていく感じがあって。今回のアルバムには“talkaboutmyteacher”みたいな、昔のことをじっくり考えたことで生まれた曲も入っているんですけど、過去の自分について考える時間って、すごく大事だなって思いました。そこから改めて気づいた音楽の素朴さ、純朴さに救われた気もします。
Mom“talkaboutmyteacher”を聴く(Apple Musicはこちら)
僕らの世代の、取るに足らない退屈さ……「ちょっと憂鬱」みたいな平熱さを、音楽で切り取りたい。
―最後を飾る“冷たく燃える星の下で”では、<It’s Gonna be Alright>と歌われていますよね。アルバム1枚を通して、鋭い視点や辛辣な視点、あるいは傷を負った姿も見せるけど、最終的に辿り着くのは、どこか穏やかな風景でもありますよね。
Mom:軽さはあるかもしれないですね。「なんとなく退屈だけど、なんとなく幸せ」というか……。今の時代に対して、「息苦しいなぁ」っていう気持ちもあるんですけど、僕らはそれに対して強く言及するほどの世代ではない。その「息苦しさ」が、生活の一部として当たり前すぎるんですよね。時代に対してムキになるのも疲れるし、わざわざ言うのも野暮でしょ、みたいな感覚がある。
でも、そういう僕らの世代の、取るに足らない退屈さ……「ちょっと憂鬱」みたいな平熱さを、音楽で切り取りたいと思うんです。別に啓蒙的なことが言えるわけではないけど、「僕はこう感じているけど、みんなどうかな?」くらいの感じで。僕らの上の世代の人って、「ネットは危険だ!」とかよく言うんですよね。でも、僕らからしたら「そんなこと、別にわかってるし」みたいな感じなんですよ(笑)。
―ははは(笑)。確かにMomさんより上の世代の人たちは、インターネットに過剰に期待し、そして過剰に絶望している部分もあると思います。
Mom:あれ、疲れるんですよね。「この人たち、ネットの温度感わかってないぞ」みたいな(笑)。そこには、世代間の隔たりがあるような気がする。
僕らは、平熱な世代だと思うんですよ。内心、沸々と思っていることはあるけど、別に進んで口に出すこともない。だからこそ、こうして「歌」っていう表現を借りて、自分が抱えている憂鬱や退屈さについて歌えたら、自分も生きやすくなるし、聴く人にとってもひとつの気付きになるのかなと思って。
「なんか考えてみようよ」くらいの感じです、このアルバムは。自分も疲弊してはいるけど、「こういう感覚が、みんなに通じる共通の認識なんだ」って思えれば、楽になるし。
―その感覚は、“冷たく燃える星の下で”の<「僕らの未来はどうなっちゃうの?」って / いつまでも歌うよ>という一節にも表れている気がします。不安と共に未来に向かっていく覚悟のようなものを、ここからは感じますね。
Mom:世の中を変えたいとは思うけど、別にこのアルバムが出たからといって変わるわけでもないじゃないですか。そこには諦めもあるし、でも「未来には期待していたいよね?」みたいな感覚もある。僕らは、まだまだ生きていく時間のほうが長いので。
Mom“冷たく燃える星の下で”を聴く(Apple Musicはこちら)
―うん、そうですね。
Mom:この先、ずっと退屈さや憂鬱は内包して生きていかなきゃいけないんだろうなって思う。モヤモヤはずっと付いて回る。でも、それを完全に忘れられるときだってあるんだから、「そんなに暗くなることないっしょ?」みたいな。そのフラットなリアルをちゃんと口に出すことが、セラピーになる気がしているんです。
人生の「めっちゃ楽しい!」とか「めっちゃ最悪!」みたいな瞬間は、確かに切り取りやすいし、そういう歌が多いのもわかる。だけど、自分はもっと繊細でリアルなものを歌いたいなって思います。思想とまではいかなくても、そういう脆くて繊細な感覚って、今は淘汰されてしまいますよね。ネットは特に、賢い人たちがたくさんいて、正しいことをおっしゃっているじゃないですか(笑)。
―うん(笑)。
Mom:でも、「正しいこと」ばかりの中で、スポットの当たらない人間の繊細な部分は沢山あるような気がするんです。それはツイートでは伝えられないけど、歌なら伝えられそうな気がする。思考が行き切って、結論がまとまった状態でないと、ツイートってできないじゃないですか。
でも、その結論に行き切るまでの過程の中には、いろんなホワホワとした思いがあって、そのホワホワしたものを汲み取れるのが、歌だと思うんですよね。そこには「正しさ」も「間違い」もないし、明確じゃなくてもいい。……やっぱり、歌っていいですよね。
Mom『Detox』を聴く(Apple Musicはこちら)
- リリース情報
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- Mom
『Detox』 -
2019年5月22日(水)発売
価格:2,484円(税込)
LIC-0021. Spike Jonze
2. 6
3. 卒業
4. プライベートビーチソング
5. Boys and Girls
6. talkaboutmyteacher
7. スーパースター
8. ブルー
9. Good Thinking
10. シングストリート
11. Anonymous
12. ひみつのふたり
13. Mr.Lonely
14. フリークストーキョー
15. 冷たく燃える星の下で
- Mom
- イベント情報
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- 『Mom 2nd album RELEASE PARTY』
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2019年6月14日(金)
会場:東京都 渋谷WWW
ゲスト:chelmico
- 『Eggs×CINRA presents exPoP!!!!! volume121』
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2019年5月30日(木)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-nest出演:
JABBA DA FOOTBALL CLUB
パブリック娘。
Mom
lyrical school
and more!!!!!料金:無料(2ドリンク別)
- プロフィール
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- Mom (まむ)
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シンガーソングライター / トラックメイカー。現役大学生の22歳。様々なジャンルやカルチャーを遊び心たっぷりにDIYで混ぜこぜにした、手触り感のある独自のジャンル『クラフト・ヒップホップ』を提唱。アートワークも自身でこなし、隅々にまで感度の高さを覗かせるニューエイジ。すべてのトラックをGarageBandで制作しているにもかかわらず、一度聴くと頭の中を支配する楽曲たちには、サウンド構築の緻密さや、あくまでポップスフィールドからはみ出ないメロディセンスが光る。2018年初頭よりMomとしての活動を本格化。同年11月、初の全国流通盤『PLAYGROUND』をリリース。今春5月、1stよりわずか半年のハイスピードで2nd ALBUM『Destox』を発売。
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