神宿インタビュー アイドルでありYouTuber、自らの意思を原動力に

2014年に原宿で誕生した5人組女性アイドルグループ・神宿(かみやど)。グループ名をローマ字にした「Ka・Mi・Ya・Do」の各頭文字をとって、「K=KAWAII(かわいい)、M=MAX(全力)、Y=YELL(応援)、D=DREAM(夢)」を届けることをモットーに活動している。

彼女たちは昨年1月にヒカキンやはじめしゃちょーら多数の人気YouTuberを擁する「UUUM」への所属を発表した。動画サイトでよく目にする「◯◯してみた」に、アイドルだからこその、ダンスという特性を加えた「目隠しして踊ってみた」や、ASMRを取り入れた企画など、メンバーのセルフプロデュースによるバラエティーに富んだコンテンツを次々に発信し、グループのYouTubeチャンネルの登録者数は5万人を超える。YouTuberとしての活動も本格化させ、従来のアイドルグループのイメージとは異なる活動スタンスを示している。

YouTube企画の中心を担うリーダーの羽島みきと、昨年加入した新メンバーであり、4月16日に配信リリースされる新曲“在ルモノシラズ”で作詞を手掛けた塩見きらにインタビューを行なった。「アイドルのイメージの枠を超えていきたい」と話す塩見と、「どっちでもいい」と笑う羽島。一見対照的な二人の言葉からは、活動5年を超えたグループへの熱い想いと、変わることを恐れない強い意思が垣間見えた。

※この取材は東京都の外出自粛要請が発表される前に実施しました。

やっぱりアイドルだからアイドルにしかできない動画を撮りたい。(羽島)

―昨年からUUUM(多くのYouTuberのマネジメントを担う。HIKAKINが最高顧問を務める)所属となりましたが、YouTuberとしての活動はどうですか? 動画はリーダーの羽島さんが中心になって企画されているそうですが。

羽島:そうなんです。動画を見て「面白い」って言ってもらえると、考えてよかったなってすごく思います。もっともっと、YouTubeを通して神宿のメンバーの良さを伝えたいですね。企画の立て方によって、新規の方にも「この子、こういう感じの子なんだ」って知ってもらえると思うので。

塩見:一緒にやっていても、彼女はメンバーの良さを引き出すのが上手だと思います。メンバーのことをよく見てくれているなって思いますね。

神宿(かみやど)
左から:羽島みき、塩見きら
原宿発!の五人組アイドルユニット。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字、K=KAWAII(可愛い!)、M=MAX(全力!)、Y=YELL(応援!)、D=DREAM(夢!)を届けるため原宿を拠点に活動している。

―メンバーの良さを引き出すというのは、それぞれの性格を見て?

羽島:はい、性格を見て企画を考えています。やっぱり私たちはアイドルだから、アイドルにしかできない動画を撮りたいと思っているんですけど、その中でも「目隠し動画」とかがすごい人気なんですよね。

―目隠しをして自分たちの曲を踊る、「目隠しして踊ってみた」の企画ですね。振付が体に染み込んでいるか、メンバーとの調和がとれているかが問われるパフォーマンスとも言えますけど。

羽島:そうなんですよ(笑)。でも、踊りや歌って他のYouTuberさんはまだそんなにやってないじゃないですか。アイドルだからこそ、踊りや歌の中で挑戦的なことをする企画も面白いのかなって思っています。

あとは、打ち上げ動画も人気がありますね。観てくれている方はたぶん、アイドルがライブ後に何をしているのか気になるのかなって考えたんですよ。なので、そういうことを少しずつ動画にして出していったら面白いかなと思っています。

神宿“ほめろ!”「アイドルが目隠しして踊ってみた!」の動画

―みなさんはInstagramやTwitterといったSNSでも普段から情報発信されていますが、YouTubeではまた違ったコミュニケーションが生まれている実感がありますか?

羽島:Instagramでは普段の生活を出すような感じですね。Twitterはライブの告知や、来てくれてありがとうっていう気持ちを伝える写真を載せたり、今の出来事をツイートしたりっていう風に使い分けています。その上でYouTubeは、神宿をさらに詳しく知ることができる場所として考えてますね。ファンの方は、動画でしか見られないメンバーの反応だったり、発言だったりを面白がってくれているみたいですし。

羽島みき

塩見:やっぱり会いに行かないとわからないようなキャラクター性って、アイドルは特にあると思うんです。曲はストリーミングサービスとかでより一層気軽に家で聴けるようになってきたけど、歌声だけじゃわからない性格などの部分を、私たちはYouTubeで発信することができる。それこそ打ち上げ動画とか、普段の日常を配信することで、家にいて「なんか暇だな」って時に見て、ハマってもらえたら嬉しいですね。

アイドル兼YouTuberっていう形で私たちは活動しているけど、軸はもちろんアイドルとしての活動にあって。その中の一つのツールとしてYouTubeを使っているっていうやり方なのかなとは思っています。

羽島:そうだね。完璧なまとめ(笑)。

塩見:(笑)

「神宿の打ち上げ見せちゃうよ 熊本編」

メンバーがパーソナルな部分や内面を発信していくことで、共感してくれるファンの子も多くて。(塩見)

―YouTubeでも本格的に発信を始めたことで、神宿の活動には実際にどんな変化がありましたか?

羽島:男女問わず、ライブを観に来てくれる方が増えた実感があります。MVも含めてですが、YouTubeがきっかけになっている部分は大きいと思います。ライブに来る女の子に「何で神宿を知ったの?」って聞いたら、「YouTubeで“グリズリーに襲われたら♡”のMVを見て、すごく好きになりました。それから色々見るようになりました」って言ってくれたりとか。

―それは嬉しいですね。

羽島:「友達から教えてもらって今日は一緒に来ました」っていう子も最近とても多いです。学校で神宿が流行っているって聞いたりして、すごく嬉しくなりましたね。

神宿“グリズリーに襲われたら♡”PV。作詞作曲は清竜人

―YouTubeでメンバーの素顔が見えて、親しみを感じられるのも大きいですよね。

塩見:私もメンバー自身がそれぞれ自分のパーソナルな部分を発信していくことで、共感してもらったり、憧れを持ってもらったりして、男女問わずファンが増えたっていうのはあると思っています。

普段のライブのMCでもそうだし、インタビューをしていただく場面でも、自分の普段考えている思いや内面をどんどん発信していくことで、「あ、そんな風に考えているんだ」って感動してくれる方もすごく多くて。特に同世代の女の子とか、私よりも年下の女の子が最近増えてきているなっていうのは実感しています。

塩見きら

―メンバーの一ノ瀬みかさんがやられている、コスメを紹介する動画とかは、同世代の方にも人気が出そうですね。

羽島:そうですね。たとえば自分も他のアイドルさんのメイクについて知りたいなって思うんですけど、それと同じように、ステージに立って汗をかくのにどうしたら落ちないのかとか、みんな気になるんじゃないかなと。

一ノ瀬はそういう情報を発信するのがうまいので、今は一ノ瀬がメインで撮っているんですが、今後は他のメンバーでもメイク動画や、髪の毛のセットの紹介などなど……自分たちが女性であるからこそ、もっと女の子が気になるようなことも動画にしていけたらなと思っています。

いつか海外でもワンマンができるくらいになりたいし、海外のファンにも感謝が伝えられるくらい大きくなりたい。(羽島)

―今の時代は、動画だけでなく楽曲もストリーミングサービスを通じて全世界に配信されていますよね。海外のファンの存在も意識することはありますか?

羽島:そうですね。台湾やシンガポール、韓国からもちょくちょくライブに来てくださっています。

―日本のアイドルの場合は特に、握手会やチェキ会などのリアルに交流するイベントがファンベースを作る上で重要になるかと思います。そうしたリアルイベントのない海外のファンからも注目を受けることについては、どう受け止めていますか?

羽島:すごく嬉しいです。今は日本でしか活動できていないけど、いつか海外でもワンマンライブができるくらいになりたいですし、世界の人たちにも神宿っていうグループを知ってほしいって思っています。だから海外から来てくださる方ももっと大切にしたいなと思うし、いつか感謝が伝えられるくらい大きくなりたいですね。

『This Is 神宿』プレイリストを聴く(Spotifyを開く

塩見:音楽を通して繋がれるってすごく素敵ですよね。どういう意味かわからない日本語でも海外の方が聴いて良いなって思って、そこから何かが始まったりするってすごいことだなって思います。私自身もSpotifyをたくさん利用しているので、そのなかで新しい音楽に出会うことってよくあるし、そうやって神宿を知ってもらえるのは嬉しいことですね。

羽島:欧米の方って漢字が好きだとおっしゃることが多いじゃないですか。だから、もし意味がわからなくても一つの象徴のようにして「神宿」って書いてある服を着てほしいなとか思うんですよ。そういう広がり方も面白いなと思うし。ちょっとしたきっかけでグループを知ってもらえるだけですごく嬉しいので、もっと自分たちもより一層幅広い活動をしていけたらなって思います。

どんどん幅を広げて、神宿はここで終わらないよっていうことをファンの方に伝えられたらと思った。(羽島)

―楽曲に関してのお話も聞かせてください。音数が多めでアップテンポな昨年の楽曲“グリズリーに襲われたら♡”“春風Ambitious”に対し、前作の“ボクハプラチナ”は大人っぽいメロウな楽曲でした。そして今回リリースされる新曲“在ルモノシラズ”にはドラムンベースからのアプローチがあったりと音楽性がどんどん変化している印象を受けます。

羽島:そうですね。初期の頃の神宿って元気で明るくて、みんなで一緒に振付を踊って楽しめるような曲が多かったんです。でも5年間やってきて、“グリズリーに襲われたら♡“くらいから曲調を少しずつ変えていったり、もっともっといろんな挑戦をしたいなと思って。明るい曲も元気な曲も好きだけど、“ボクハプラチナ”みたいなかっこいい曲もやってみたかったし。

神宿“ボクハプラチナ”MV。2019年11月リリース

―新しい挑戦をする必要を感じたのには、何か理由があったんですか?

羽島:どんどん幅を広げて、神宿はここで終わらないよっていうことをファンの方に伝えられたらと思ったんです。そういう形で伝えることで、もっと神宿に期待してもらえたり、応援してもらえたりするんじゃないかなって。

自分で作詞をして思っていることを伝えることが、神宿にとっての強みになれたらいいなって思った。(塩見)

―塩見さんは“在ルモノシラズ”で作詞に挑戦されていますね。今まで個人的に詩を作ったりされていたんですか?

塩見:ないです、完全に初めてですね。

―今回、作詞をしてみようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

塩見:曲のジャンルの幅を広げていきたいというのと同時に、楽曲で自分たちの内面性やメッセージを伝えられるようになったらグループにとっても大きいんじゃないかっていうのは思っていました。

私が普段音楽を聴いているなかで、歌っている人が自分で作詞作曲しているものってすごく心に訴えかけてくることがあって。そういう風に、自分で作詞をして考えていることや思っていることを伝えることが、神宿にとっての強みになれたらいいなって思って作詞させていただきました。

神宿、4月16日に配信リリースの新曲“在ルモノシラズ”ティザー映像

―実際に自分で書いた言葉を自分で歌ってみて、今までと違う感覚が得られましたか?

塩見:違いましたね。今までのレコーディングとは違ったし、歌割りも少し考えたんです。ここの歌詞はこの人に歌ってほしいなっていうのも、書いているうちにどんどん浮かんできたりして。やっぱり他の曲とは違った思い入れができましたね。

―羽島さんは塩見さんが作った歌詞を歌ってみてどうでしたか?

羽島:すごく新鮮でした。今までは作家さんやディレクターさんからこう歌ったら良いんじゃないかって言われたりしながら歌っていたんですけど。

―今回は塩見さんから各メンバーにディレクションしたんですか?

塩見:そこは何も言ってないです。歌詞も心にグッとくる場面と、よくわからない部分があったんじゃないかなとは正直思っているんですが、あえて何も言わずにみんなに考えてほしいなっていうのもあったりして。そこに関してメンバーとはコミュニケーションは取っていないです。

―メンバー各々が感じたままに歌ってくださいっていう感じだったんですね。

羽島:そうですね。

―“在ルモノシラズ”の歌詞は、前半では人の絶望みたいなものが描かれていて、だんだん光を見出していくっていう展開になっていますね。

塩見:はい。今まであまり言ったことがなかったんですが、自分たちは普段「ないものねだり」してしまうけど、本当は自分が「在るもの」を知らないだけなんじゃないかっていうテーマがまずあったんです。

―なるほど。直接的に「頑張れ」って呼びかけるストレートな応援歌というよりは、「私も頑張っているから、みんなも頑張ろう」と言っているように感じました。

塩見:そうですね。そういう自分の苦しさや葛藤を前半で描いて、もしかして自分の強い気持ちや歩んでいきたい道がだんだん見えてきたんじゃないかなっていうのを最後に書いているんです。

―作詞するうえで、聴く人にこう響いたらいいなというような思いはありましたか?

塩見:あー、どうだろうな。BiSHさんとか他のアーティストさんの曲でも、「ここは私が作詞しました」って言っている楽曲は、「あっ、こんな風に考えているんだな」って思いながら聴けたりするんですよね。この“在ルモノシラズ”がそういう楽曲になるんだとしたら、それは神宿として一歩踏み出せた感があるなと思います。まだ反応も見られていないからなんとも言えないけど、すごく楽しみです。

グループとして目指すべき場所は国民的アイドル。そのうえで、国民的アイドルが何なのかっていう固定概念に縛られたくない。(塩見)

―楽曲制作にも積極的に携わっていますが、いわゆる一般的なイメージとしての「アイドル」という枠を超えた存在になっていきたいというような思いもあるんでしょうか?

塩見:ありますね。

羽島:おー。

塩見:ないですか?(笑)

羽島:みきは別にどっちでも良いかなって(笑)。

塩見:なんでー?(笑)

羽島:なんだろう。あんまり考えないからな、そういうの(笑)。私はアイドルだろうが、アーティストだろうが、どっちでも良いかなみたいな。周りの目でそう見られたらそれなんだなって思います。

―塩見さんはアイドルというイメージには縛られたくないという思いでしょうか?

塩見:グループとして目指すべき場所は国民的アイドルでありたいっていうのがまず第一にあるんです。そのうえで、国民的アイドルが何なのかっていう固定概念に縛られたくないっていうか。

私が好きなアイドルもそうですが、やっぱり大人とか運営みたいな存在がいて、大人たちが決めたものに沿って、女の子たちが一生懸命抗いながら頑張るっていうイメージがあるような気がして。だけど自分たちの意思とか考えでプロデュースしていきたいっていう思いはあります。そういう意味で、どんどん新しいジャンルを開拓していきたいって個人的には感じていますね。

―国民的アイドルというと、どんなアイドル像を描いていますか?

塩見:まず一人でも多くの方に知ってもらうというのは第一だと思います。アイドルって元気や勇気を与えてくれる存在だし、私なんかは頑張る力や原動力になっていたりするので、生き方や人生に憧れてもらえるアイドルになりたいです。

アイドルは自分の魅力と見せ方を自分で一番わかってる。それを積極的にやっていくことで、グループ自体もすごく良くなっていくと思う。(羽島)

―今回は塩見さんが作詞という分野に初挑戦されましたが、今後もメンバー個々の新しい才能が発揮される場面がありそうですね。

羽島:そうですね。私もアイドルだからってなにかに縛られる必要はないと思うし、アイドルだからこそ余計に自由にできる部分もあるんじゃないかなって思うんですよね。歌詞を書くのもそうだし、ステージに立つこと以外にもたくさん経験できるのがアイドルだなって思うので。

今回、塩見が歌詞を書いて、“在ルモノシラズ”は神宿にとっては初めてのメンバー作詞曲になったので、これを機に神宿のメンバーがソロでもどんどん活動できたら良いですね。私は声のお仕事に興味があるので、今後、声優やラジオのお仕事もしていきたいって思っていますし、他のメンバーも女優とかモデルとか、そういう活動もしてきたいって考えていたりします。

―YouTubeでの活動も含め、セルフプロデュースの側面ももっと強くなっていきそうですね。

羽島:アイドルって、自分の魅力や見せ方は自分で一番わかってると思うんです。だからそれを積極的にやっていくことで、グループ自体もすごく良くなっていくと思います。

最初の頃は何もわからないから、アドバイスをもらってやってきたけど、5年間いろんな経験をしてきたからこそメンバーも「自分たちでもっとこうしていきたい」っていう気持ちが強くなりました。その気持ちは絶対バラバラにはならないと思うので、ソロで大きくなって、5人で集まったらさらに大きくなるみたいなイメージをしているんです、私は。だから嵐さんとかすごい素敵だなと思って。そんなグループになりたいって強く思っています。

―嵐はまさに国民的アイドルですね。

塩見:私も誰かにやらされているんじゃなくて、自分たちが発信したくてやっているっていうのをどんどん出していかなきゃいけないなと思います。

神宿、2018年の楽曲“CONVERSATION FANCY”のMV。再生回数は100万回を突破

―そういった主体的な活動の中で、ファンの方にはどういうメッセージを伝えていきたいですか?

羽島:なんか、もっと人生楽しんでほしいなって思いますね。普段の生活で嫌なこともたくさんあるじゃないですか? でもそればっかりが続くわけじゃなくて、絶対楽しいこともあるし、幸せなこともあるから。だからもっとみんなには楽しい人生を送ってほしいなって思います。

―塩見さんはどうですか?

塩見:私はファンの方と一緒に成長していきたいってたまに言っているんですけど。私自身の物語性というか、オーディションを受けて、加入して1年弱でここまで来させてもらったっていう私の成長ストーリーを面白いと思って応援してくださる方もたくさんいて。その応援してくださる方と一緒に成長していきたいっていうのはあるのかな。

自分の人生のことだったり、仕事が大変とか人間関係がしんどくてっていう悩みは私にももちろんあるし、ファンの方もいち人間としてそういう葛藤はすごくあると思うので、私や神宿の活動が何かを考えるきっかけになったり、そこからまた元気をもらってくれたりしたら嬉しいなと思います。

リリース情報
神宿
『在ルモノシラズ』

2020年4月16日(木)配信

プロフィール
神宿 (かみやど)

原宿発!の五人組アイドルユニット。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字、K=KAWAII(可愛い!)、M=MAX(全力!)、Y=YELL(応援!)、D=DREAM(夢!)を届けるため原宿を拠点に活動している。



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