カネコアヤノの選択。嘘のない歌は、信じる人を抱きしめるために

自分の音楽を信じてくれる人に誠実であること、聴き手と痛みも喜びも分かち合える嘘のない歌を紡ぐこと、そんな歌をずっと歌って生きていくこと……きっとカネコアヤノが音楽家として大事にしているのは、こういうことじゃないだろうか。4月14日にリリースされた新作『よすが』を聴いてそんなことを思った。

前作『燦々』(2019年)以降、カネコアヤノへの注目は加速度的に高まっている。さまざまなフェスやイベントで確かな存在感を放ち、音楽家やアーティストやクリエイター、そしてリスナーから厚い支持を集めるようになっていた。だからこそそのキャリアにおいて、今回のアルバムはこれまでの作品以上に重要な意味を持っていたはずだ。リスナー層をさらに拡大するべく、キャッチーで開けたアルバムを作ってもよかったし、作れたはず。しかし、結論から言うとカネコアヤノはその道は選ばなかった。

新型コロナウイルスの影響に加えて人生の転機も重なり、27歳のカネコアヤノにとって2020年はとても苦しい、忘れがたい1年になった。その葛藤や痛みは、詩的に、だが取り繕われることはなく歌になっている。『よすが』はそんなアルバムだ。どこまで正直な人なんだろうと思う。でもその実直さが、カネコアヤノの歌に普遍的な輝きを与えている。

『よすが』はきっとひとつの分岐点となる作品だと思う。そう思ったからこそ、4時間近くも僕は北沢夏音と一緒にカネコアヤノにインタビューをした。書き残しておくべきことがたくさんある。だから今回は記事を2つ作ることにした。まずは、『よすが』の制作背景とカネコアヤノの現在の胸の内から。

カネコアヤノ
弾き語りとバンド形態でライブ活動を行っている。2021年4月14日に新作アルバム『よすが』を発表。5月からは全国ホールツアーを予定している。

苦しかった2020年にカネコアヤノが感じたこと。歌う理由とお客さんの存在

北沢:『よすが』をはじめて聴いたとき、3曲目まででもう胸がいっぱいになっちゃって。「とてつもなくいいぞ、このアルバム」って思ったんですよね。

カネコ:ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しい!

カネコアヤノ“抱擁”を聴く(Apple Musicはこちら / Spotifyはこちら

北沢:特に“抱擁”がすごくパワフルな曲だったな。まず全体の印象から言うと、前作までと歌詞が変わってきたなって思った。客観性のある視点で書かれた歌詞がちょっと増してきていて、自分を客観的に見つめているし、世界とか自分と関わってる人たちのことも以前より拡がった視野で見ている。いろんな思いがあったんだろうけど、今は少しずつ前に進んでいければいいなって、ゆっくり動き始めてる作品、という印象を受けました。

カネコ:そうですね。2020年をそういう気持ちで過ごしていたなって思います。足掻いても仕方ないしっていうのはあったし、作ったところで誰に聴いてもらえるんだろうってこともすごく考えたし。

北沢:その感覚ってこれまでにはなかったもの?

カネコ:ないですね。お客さんがいてくれること、誰かに聴いてもらえることで私の音楽は成立してるなってことに改めて気がつきました。これまでもお客さんが全然いなかったときのことを思い出すことはあったけど、いつしかお客さんがいてくれてるのが当たり前になっていたってことはすごく思いましたね。もちろんずっと、そこにはめっちゃ感謝はあったけど。

配信ライブをしたのも大きかったです。聴いてくれる人がいて、私の曲を一緒に作っていきたいって思ってくれてるメンバーがいて、初めて私の音楽が成り立っているなって意識させられた1年でした。去年は基本的にステージに立ってた自分を客観視して見ることが多かったし、音楽を作ってる自分のことを頭の斜め上から見てる、みたいな感覚はずっとありましたね。歌詞の変化はだからかな。自然と変わったと思うんだけど。

北沢:一番大きな変化の要因っていうと、やっぱりコロナ禍?

カネコ:コロナ禍に入って、すっごいやりたい会場のうちのひとつだった中野サンプラザでのライブが飛んじゃったときに、もう心の中の何かが切れちゃったんです。2019年にチケットを発売して、それが即完して、本当に嬉しかったんですよ。すごく期待していたからこそ、ショックで(編注:2020年4月24日に開催予定だった『カネコアヤノ ワンマンショー 2020春』の中野サンプラザ公演は、二度の延期を経て2021年4月23日に開催される)。

2月くらいにライブが飛びだして、そのときはまだ「さすがにサンプラザまでには収まってるよね」みたいに思っていたけど、それがどんどんひどくなっていって。もはや2回目の延期のときは「これは延期するだろうな」みたいな気持ちになって。それで、「なんでやってるんだっけ?」みたいに思っちゃったんですよね。

北沢:モチベーションが全然上がらない、みたいな感じ?

カネコ:上がらないですね。曲を作る意味もわかんなくなって。もちろん楽しいから音楽をやってるし、楽しいから曲を作ってるのは大前提にあるけど、レコーディングができて、パッケージングもされて、それを発売できて、ツアーができてってことは当たり前じゃないって気づかされて。それができなくなったことで、本当に無気力になったんですよね。

北沢:先行きが見えないと気持ちを保つのは難しいよね。

「27歳でこのアルバムを作れたのはかなり大きいです」

北沢:それにカネコさん自身、ここ何年かずっとフルスピードで走ってきたところもあったじゃない?

カネコ:そうですね。でもそれがゆるゆる自分でペースを落としていくんじゃなくて、急にバンって止まっちゃった感じだから。休もうと思って休んだわけじゃない休みって、本当に困る(笑)。

北沢:そうだよね。わけのわからない巨大な力にグイって押さえつけられてるような。

カネコ:うん、そうそう。でも足掻いているって感じでしたね、最初のほうは。それにライブが飛んだりして一旦止まらざるを得なくなったのもあって、忘れ去られることが怖い1年でもあったんですよね。

大阪城野音のワンマン(編注:2020年9月13日に大阪城野外音楽堂で開催された『カネコアヤノ ワンマンショー 2020秋』)の前、ライブをやるかやらないかみたいな話をイベンターの方としたとき、「私はこのままこの状況が続いていくんだったら、音楽をやめてしまいそうです」みたいなことを言ってしまって。そしたらみんなが、あわわってなっちゃって。自分で言ったときにあまりにも無意識だったから、そこまで追い詰められてるんだってことにも気づいた。

北沢:自分でその言葉を発してしまったことでね。

カネコ:そう。もやもやずっと家にいるときに考えていたことでもあったんだろうけど、そこまでのことをみんなの前で言ってしまうっていうのは……やっぱりチームの人には音楽に対してのブレとか、個人的な悲しいこととかはあんまり出さないようにしてるんだけど。

北沢:それは不安にさせたくないから?

カネコ:不安にさせたくないし、私のプロジェクトなのに私がブレてたら本当に意味ないから。無理やりにでも後ろ向きにならないようにがんばろうって気持ちがコロナの前まではあったけど、みんなに向かって「音楽やめちゃうかも」ってことを言った瞬間、「あ、私……ここまできてたんだ」って。

北沢:でも、そう言ってよかったんだと思うよ。

カネコ:うん。そのあたりから「もう休もう」って気持ちになりました。

北沢:すでに相当無理してたってことだから。

カネコ:そういうことかもしれないですね。27歳、一生忘れないなって思った。そういう苦しいときに満足できるものをひとつでも生み出せていることって、本当に今後の救いになるなって思う。27歳でこのアルバムを作れたのはかなり大きいです。

北沢:確かに27と28って違うんだよね。TOKYO NO.1 SOUL SETに“27,8”って名曲もあるし。

カネコ:いいタイトル! でも本当に、27歳と28歳はだいぶ違う気がします。私の27歳はありえないくらい悩んだ1年で。それはコロナも大きいけど、それ以外でも大変なことがいっぱいあったから(笑)。

「わかってたまるか」。周囲に流されず、自分を強く保ち、意思を曲げないためのお守り

北沢:“閃きは彼方”が先行配信されたけど、僕はこの曲にすごく励まされたんだよね。他にもいい曲いっぱいあるから、2021年の新曲としてこれをまず聴いてほしくて敢えて選んだのかなって思ったんだけど、この曲を先行配信曲にした一番の理由は?

カネコアヤノ“閃きは彼方”を聴く(Apple Musicはこちら

カネコ:“抱擁”と、この曲が一番気に入っていたからですね。今回に関しては、もう全部リードにしたいぐらい気に入ってるんだけど、“抱擁”と“閃きは彼方”は歌ってて気持ちいいんですよね。

北沢:こういう曲をリード曲にするっていうのは、すごく攻めてるなとも思う。

カネコ:ミュージックビデオも作りましたし、大衆に「これを聴かせたい」ってものとしてこういう曲を選ぶことってあまりないですよね。

北沢:全然ないよ! 「あまり」ではない(笑)。だから、その判断がすごいなと思った。「リード曲どれにする?」ってことを会議室とかで決めるような体制だとさ、これは選ばれないと思うんだよね。

カネコ:選ばれないと思う。

北沢:もっとキャッチーな曲でいこう、とか言われそうじゃない?

カネコ:言われそう。でも、それって消費じゃないですか。だからそういうのはシカトで、と思って。

カネコアヤノ“閃きは彼方”を聴く(Apple Musicはこちら / Spotifyはこちら

北沢:本当に今って消費のスピード早いよね。曲作りにもアルゴリズムみたいな考え方が入ってきてると思う。AIが作ったような「いい曲」ってこれからすごく増えてくるんじゃないかな。

カネコ:音楽がないと死んじゃうから作ってるって人よりも、こういう言葉を使えば人ってグッとくるんでしょ? みたいな曲が最近は多いなってすごく思ってて。

北沢:同感です。

カネコ:本当にこれ聴いて励まされるのかな? とか、そもそも救われるために音楽を聴いてる人が減ってるのかな? って思ったり。いろんな聴き方があって当然だけど、テンション上げるために音楽を聴いている人のほうが多いのかなって。

北沢:サプリっぽい感じというか。結果的に“閃きは彼方”は音楽リスナーに対する問いかけになってるところもあるよね。世の中にはいろんないい曲があるけど、こういう感じの曲もよくない? みたいなさ。

カネコ:そうそう。とにかく自分っていうものをどれだけ強く保てるかが大事だと思う。

北沢:“爛漫”の歌詞で<わかってたまるか>って繰り返すじゃない? こういうところがカネコさんの最高なところでさ。

カネコ:嬉しい。

北沢:僕もいろんな場面で思う。お前らにわかってたまるか、って(笑)。

カネコ:「わかってたまるか」ってみんな思ってたほうがいいですよ。それが自分を曲げないお守りの言葉でもあるんで。

カネコアヤノ“爛漫”を聴く(Apple Musicはこちら / Spotifyはこちら

『よすが』の奥にある、曲げるわけにはいかなかった思い

北沢:全体の制作について、今回は合宿でアレンジを練り上げた感じ?

カネコ:ちょっとだけ事前に共有はしておいて、そのまま合宿に行って2週間くらいがっつりアレンジしてって感じでした。楽しかったです、すっごく。

北沢:これまではヤスさん(エンジニアの濱野泰政)がかなりアイデアを出してくれてたって話してたよね。

カネコ:そうですね。ヤスさんが、基本的にアレンジャーというかプロデューサーに近くて。まず私が大枠のこと、アルバム全体のイメージを伝えて、そこからみんながニュアンスを汲み取ってくれて。「この曲はコーラス入れたいね」「この曲はクラップ入れたいね」みたいな感じでみんなで話し合って作っていきました。

カネコアヤノ“栄えた街の”を聴く(Apple Musicはこちら

北沢:2020年の夏にバンドメンバーが集まって音楽を作るっていう行為が、それ以前の年よりも意味を持ってしまうところがあるんじゃない?

カネコ:うん、本当に。

北沢:団結力が一層高まるというかね。特に気に入ってるアレンジの曲はある?

カネコ:うーん、“窓辺”とかは好き。

北沢:いいよね、これ。どんなふうに作っていったの?

カネコ:私がギターのフレーズをずっと弾いてるのに合わせて、みんなの音が入っていくみたいな感じでしたね。全体的に、「とにかく暗くなりすぎたくない」ってことをみんなに伝えてて。曲が曲だから、とにかくどんよりはしたくなかったんですよね。未来というか、先がちゃんとある暗さにしたくて。

北沢:「先がある暗さ」ってこのアルバムを的確に表してるワードかも。今は暗いけど、それでも先があるようにしようね、っていう感じ。

カネコ:「今は雨が降ってるだけだから」みたいな気持ちになれたらすごくいいじゃないですか。

北沢:そうだね、確かに。「必ず止むよ、この雨も」みたいにね。

カネコ:そうそう。『燦々』も『祝祭』も暗くしたくないっていうのはありました。しっとりはいいけど、暗いのは避けたかった。

カネコアヤノ“窓辺”を聴く(Apple Musicはこちら

北沢:カネコさんの曲はいつもどっかで救ってくれるんだよね。歌詞の中にちょっと後ろ向きに響くようなワードも入ってるんだけど、それは当たり前で、聴き手もしょっちゅう揺れてるからね。むしろ今、前向きになれることのほうが圧倒的に少ないし。

カネコ:そうですよね。みんな本当にそうだと思うんですよ、だからこんな時期にがむしゃらになってる曲なんて書けるわけないし、書いたとしても嘘になっちゃうから。それはできないなって、割と最初の時点で思いました。

私も苦しいし、みんなも苦しいはずだし、そのことを素直に受け止められる作品をここで作らなかったら、マジで消費の道に行く一方だなって思って。私、無理やりに書くことはできると思いますけど、将来的にライブで歌えなくなるなって思った。だからそれはやりたくないって。

「私は、誰も気づかない日だまりくらいの感じでいいんですよ」。大事なのは、ずっと歌って生きていけること

山元(CINRA.NET編集部):『燦々』以降、大きな舞台に立つことも増えてきたからこそ、今回のタイミングでもっとリスナー層を拡げるような、キャッチーなものを作る選択肢もあったはずじゃないですか? でもカネコさんは『よすが』っていう豊かで奥ゆかしいアルバムを作った。その選択の奥にある思いを言葉にするなら、それはきっと「嘘にならないために」ってことですよね。

カネコ:うん、そうですね。私は、自分の音楽を好きって言ってくれてる人のことを信じてますから。別にその人がどんな音楽を好きでもいいんですけどね。聴いてくれる人の中に、ちゃんと私の音楽を好きでいてくれる感性があるんだってことを信じたいんです。信じたいから、信じてくれてる人に向けてちゃんと歌いたい。それがあって私の音楽は成立していると思っています。

山元:ずっと歌える歌を書くことって本当に大事だと思うんです。カネコさん自身そのことにすごく自覚的だったと思うんですけど、『よすが』のタイミングで明確に焦点を合わせたような印象を受けました。

カネコ:そうですね。自分の歌、というか。みんな辛いだろうからって明るい曲を作って励ます、みたいなこともなんか嫌なんですよね。だってみんな辛くて当たり前なのに。

北沢:そうだよね。無理やり上げるのはドーピングみたいなもんだからね。

カネコ:うん。それはもう誰かに任せますって感じ。私はもともとただの陰キャのネガティブ女だから(笑)。

一同:(笑)

北沢:いやいや、でも前向きな暗さがいいんだよね。

カネコ:前向きにいようっていうのはずっと思っています。私は、誰も気づかない日だまりくらいの感じでいいんですよ。

北沢:最高に素敵だけどね、その日だまり。

カネコ:私はそれでいいなって。七十何億人って人口がいる中の、本当に少しの人が気づいてくれていれば私は大丈夫って思います。The Beatlesみたいになりたいわけじゃないし。

山元:だからこそというか、『よすが』を作ったことで、カネコさんにとって「一生歌って生きていく」ってことが何より大事だってことが明確になったところはありますよね。

カネコ:ずっとそれは考えてますからね。歌って生きていきたいです。

カネコアヤノが『よすが』で体現したことーー自分で選ぶこと、自分の判断を自分自身が信じられることの大切さ

山元:もうひとつ僕から。最初に、聴いてくれる人がいるから自分の音楽は成立しているって話してくれたじゃないですか。ポピュラー音楽である以上、聴き手の存在を念頭に置いているのは当然だけど、カネコさんの場合は少し意味合いが違うというか。カネコさんにとっては、リスナーやライブに来てる人からもらっているものが大きいんじゃないかなって思う。それは『LIVEWIRE』の配信ライブでも思ったことなんですけど(関連記事:カネコアヤノの「お守り」は何か?「大丈夫」の魔法とあなたの存在)。

カネコ:配信ライブはすごく難しくて、アドレナリンも出きらなければ、ずっと頭の片隅に冷静な自分がいる感じで。終わったあとの疲労の感じも普通のライブと違うというか。

お客さんを目の前にしたライブだとアドレナリンも出てるから、実際できないことを無理やりやってる感じがするんだけど、配信とかゲネリハのときって脳みそで考えてる部分があって。配信ライブも楽しいし、「届いてくれ!」と思って、いつもと変わらない気持ちでやってるつもりなんだけど、終わったあとになんか虚無感があるというか。

北沢:どうしても爆発しきれない感じというか。それはきっとお客さんからのフィードバックがないからだよね。

カネコ:うん。ないのがすごく虚しい。

山元:目の前で自分の歌を聴いてくれる人は、ある意味カネコさんにとって自分の音楽の一部というか。それくらい大きな存在なんだろうなと。

カネコ:大事ですね、うん。体温がいっぱいあるのがライブだし、って思ってます。だから配信ライブで前を向いてやるってことが本当にできなくて。お客さんがいないのに、なんで前を向いてやんなきゃいけないの? みたいな。だからもう絶対円になって、メンバーの顔をちゃんと見てやれるようにしてます。

北沢:配信ライブで円形を組んでるのはそういう意味があるんだ。

カネコ:そうです。私が本当にひとりで前向いて歌っていられなくて。本当に孤独になっちゃうんです。

北沢:それくらいカネコさんがファンと濃い関係を作ってきたってことだよね。

カネコ:濃くいたいし、裏切りたくないです。言葉とか態度で失敗しちゃうことがあったとしても、音楽で裏切りたくないなって思いますね。みんな、選んでいるわけだし。

北沢:<自ら選んだ人と友達になって>(“燦々”)ってフレーズがあったけど、リスナーも選んでるんだよね、カネコさんのことを。

カネコ:ちゃんと選ばれたいって思っています。「選んでここにいる」って大事なことだと思う。

北沢:今って「誘導されてる」ことに気づくのが難しくなってるでしょう。自分の意思で判断することの大切さ、ある意味、そこに全てがかかってる。

カネコ:それを信じるのって、一番難しいことだったりするじゃないですか。だから一つひとつの判断をちゃんと信じていられる自分を保つこと、自分の決めたことをちゃんとみんなに伝えることが大事で。『よすが』を作ってるときにはその重さに気づかされましたね。

カネコアヤノ『よすが』を聴く(Apple Musicはこちら
リリース情報
カネコアヤノ
『よすが』(CD)

2021年4月14日(水)発売
価格:3,000円(税込)
NNFC-09

1. 抱擁
2. 孤独と祈り
3. 手紙
4. 星占いと朝
5. 栄えた街の
6. 閃きは彼方
7. 春の夜へ
8. 窓辺
9. 腕の中でしか眠れない猫のように
10. 爛漫(album ver.)
11. 追憶

カネコアヤノ
『よすが』初回生産限定盤(LP)

2021年4月14日(水)発売
価格:3,500円(税込)
NNFS-1007

[SIDE-A]
1. 抱擁
2. 孤独と祈り
3. 手紙
4. 星占いと朝
5. 栄えた街の

[SIDE-B]
1. 閃きは彼方
2. 春の夜へ
3. 窓辺
4. 腕の中でしか眠れない猫のように
5. 爛漫(album ver.)
6. 追憶

カネコアヤノ
『よすが ひとりでに』(CD)

2021年5月19日(水)発売
価格:2,500円(税込)
NNFC-10

1. 抱擁
2. 孤独と祈り
3. 手紙
4. 星占いと朝
5. 栄えた街の
6. 閃きは彼方
7. 春の夜へ
8. 窓辺
9. 腕の中でしか眠れない猫のように
10. 爛漫

カネコアヤノ
『よすが ひとりでに』初回生産限定盤(カセット)

2021年5月19日(水)発売
価格:2,500円(税込)
NNFT-1002

[SIDE-A]
1. 抱擁
2. 孤独と祈り
3. 手紙
4. 星占いと朝
5. 栄えた街の

[SIDE-B]
1. 閃きは彼方
2. 春の夜へ
3. 窓辺
4. 腕の中でしか眠れない猫のように
5. 爛漫

イベント情報
『カネコアヤノ TOUR 2021“よすが”』

2021年5月27日(木)
会場:広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2021年5月29日(土)
会場:福岡県 福岡市民会館

2021年6月3日(木)
会場:北海道 札幌市教育文化会館

2021年6月13日(日)
会場:宮城県 仙台電力ホール

2021年6月26日(土)
会場:石川県 金沢市文化ホール

2021年6月28日(月)
会場:大阪府 大阪オリックス劇場

2021年6月30日(水)
会場:愛知県 名古屋市公会堂

2021年7月6日(火)、7月7日(水)
会場:東京都 LINE CUBE SHIBUYA

プロフィール
カネコアヤノ
カネコアヤノ

弾き語りとバンド形態でライブ活動を行っている。2016年4月に初の弾き語り作品『hug』、2017年9月には初のアナログレコード作品『群れたち』を発表。2018年に発表したアルバム『祝祭』は『第11回CDショップ大賞2019』入賞作品に選出。2019年に発表したアルバム『燦々』は『第12回CDショップ大賞2020』大賞<青>を受賞。2021年4月14日に新作アルバム『よすが』を発表。5月からは全国ホールツアーを予定している。



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