新作CMが発表された、おとなまる子を演じる吉岡里帆のトークイベント
2018年6月25日にダイハツ新型「ミラトコット」が発表され、吉岡里帆が22歳になった『ちびまる子ちゃん』を実写で演じるCMがスタートした。さらに6月30日からは、全国5都市を巡る展示キャラバン『おとなまる子のチルライフ』もスタート。初日の会場となった横浜・MARK IS みなとみらいでは、吉岡里帆によるトークイベントと新作CMの発表が行なわれた。
CMと同じ「おとなまる子」の衣装で登場し、「おとなまる子です、こんにちは」と挨拶した吉岡。もともと毎週アニメを見て、原作漫画も読んでいたとのことで、今回のオファーについては「ご褒美みたいなお仕事」とうれしさを表現。演じるにあたっては、ちびまる子ちゃんの「コミカルさと元気のよさ」を意識したそうだ。
魅力溢れるおとなまる子の世界。今後も実写化されたキャラクターが続々と登場予定
おとなまる子は、漫画家になる夢を諦めきれないまま、静岡市内の出版社に編集者として就職。自宅付近に一人暮らしをはじめ、祖父の友蔵に買ってもらった「ミラトコット」で通勤しているという設定だ。トレードマークのおかっぱ頭など、まる子らしい要素は残しつつも、どこかおしゃれに成長を遂げており、はっきり言ってかわいい(吉岡里帆が演じているのだから当然だ)。
CMでは奈緒が演じる「たまちゃん」も登場しており、吉岡が「たまちゃんが本当にたまちゃんっぽくて、だから私もまる子らしくいられた」と言う通り、原作そのままのおっとりとしたキャラクターで描かれている。高校卒業後は4年間のアメリカ留学を経て、地元静岡に戻ってきているが、印象的なメガネと三つ編みおさげの髪型も変わらないまま。アメリカに染まっていない姿を見て、ほっと胸をなでおろすファンも多いことだろう。
さらに、この日発表された新作では、竜星涼が演じる「花輪クン」も登場。「すごい長身で、スタイリッシュに成長した」と吉岡も絶賛するイケメンになっているが、独特な話し言葉やファッションセンスはそのまま。今後も実写化されたキャラクターが続々と登場する予定とのことなので、どのような成長を遂げているのか、期待は高まるばかりだ。
細部までこだわりの感じられる、オトナになったまる子の部屋
『おとなまる子のチルライフ』では、新型「ミラトコット」の車両展示に加え、「おとなまる子の部屋」が見られることも興味深いポイント。CMで吉岡が着ている衣装をはじめ、手作りのハーバリウム(植物をオイルに浸したインテリア)が飾られるなど、パッと見はおしゃれ感あふれる部屋となっているが、机の上にたまちゃんと作ったタイムカプセルが置かれていたり、部屋の片隅に少女漫画雑誌『りぼん』(漫画『ちびまる子ちゃん』の掲載誌)が積まれていたり、細部にまでこだわりを感じられる空間となっている。
『おとなまる子のチルライフ』展として、展示されている「おとなまる子の部屋」
服がかけられた壁面にはそれぞれ「Today」「Tomorrow」「Someday」と書かれていた
テーブルには作りかけのハーバリウムが置かれ、その傍らにはさくらんぼやおせんべいも見える
「ちょっと古風なものが好きなところだったり、地元を愛しているところだったり、友達との大事なエピソードをちゃんと大事にしていたり、ふんだんに盛り込まれてますので、みなさんにも見ていただきたいなと思います」と、その出来栄えには吉岡も感銘を受けた様子。なお、「おとなまる子の部屋」を撮影してSNSに投稿すると、CMでまる子も使っているポーチなど、イベント限定のノベルティがもらえるキャンペーンも行なわれている。
机の棚には、富士山の小物や招き猫に並んで、たまちゃんと作った瓶詰めのタイムカプセルが置かれていた
人柄を覗かせる無造作に積まれた本と一緒に、タンバリンやマラカスがあるのも微笑ましい
さまざまなコンテンツが公開される特設サイト。展示は全国キャラバンも予定
イベントの最後には、「私もおとなまる子として、みなさんとまたお会いできるようにがんばっていこうと思います。ぜひまたどこかでお会いいたしましょう」と挨拶した吉岡。その後に行なわれたマスコミ向けのフォトセッションでは、コミカルな表情を作ったり、関係者から最後にしましょうと言われながらも次々とポーズを取り続けたり、まる子を演じることを楽しんでいる様子も印象的だった。できれば短いCMだけでなく、もっと長いストーリーを見てみたいと思うのは欲張りすぎだろうか。
『おとなまる子のチルライフ』は、7月1日19時まで横浜・MARK IS みなとみらいで開催され、7月から8月にかけては名古屋、仙台、福岡、大阪でも開催が予定されている。特設サイトでもCM動画やオフショットなど、さまざまなコンテンツが公開されているので、ぜひオトナになったちびまる子ちゃんの世界を体験してほしい。
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