年末年始やクリスマスもカルチャー尽くし、冬のイベントまとめ2016～2017

『宇宙と芸術展　―かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ―』（～1月9日）

チームラボ『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点―Light in Dark』2014年、展示風景：日本科学未来館 ※参考作品

ダ・ヴィンチの手稿やチームラボ、トム・サックスら現代アーティストの作品、SF雑誌コレクションなどを通して「新たな宇宙観、人間観」の提示を試みる展覧会。森美術館は例年通り年末年始も休まず営業しており、火曜のみが17:00までの開館となる。

『クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち』展（～12月25日）

『アニミタス』（小さな魂）、2014年 Photo: Angelika Markul Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery

歴史の中で消えていく記憶の再生や、匿名の個人および集団の生と死を表現した作品を発表しているフランスの現代美術家、クリスチャン・ボルタンスキー。東京での初個展となる『さざめく亡霊たち』展は12月25日までの開催。

『畠山直哉 写真展　まっぷたつの風景』（～1月8日）

『Terrils #02337』（2009）

東日本大震災以降、陸前高田を撮影し続けている写真家・畠山直哉。今回の展示では初期から現在までの作品約200点が紹介されている。なお、クリスマスイブの12月24日には、写真家・志賀理江子とのトーク『暗夜光路―写真は何をするのか？―』の開催が予定されている。

篠山紀信展『快楽の館』（～1月9日）

篠山紀信『快楽の館』2016年 ©Kishin Shinoyama 2016

原美術館を「快楽の館」に変貌させることをテーマに据えた篠山紀信の写真展。モデル約30人を原美術館で撮影した約60点の撮り下ろしヌード写真を展示するほか、奈良美智らの常設展示作品とのコラボレーション写真も紹介されている。

『お笑い江戸名所　～歌川広景の全貌』（1月5日～）

歌川広景『青物魚軍勢大合戦之図』

幕末の浮世絵師・歌川広景の全貌に迫る展覧会。江戸の名所を背景に、騒いだり転んだりする人々を描いたシリーズ『江戸名所道戯尽』全50点をはじめ、擬人化された野菜と魚介類の戦いを描く作品などを紹介する。歌川広重、葛飾北斎の作品もあわせて展示予定。

伊藤桂司×佐藤ブライアン勝彦『Alligatoo Boogaloo アリガトーブーガルー』（～1月15日）

伊藤桂司×佐藤ブライアン勝彦『Kundalini』 ©Keiji Ito, Sato Brian Katsuhiko

スチャダラパー、キリンジなどのミュージシャンにアートワークを提供する伊藤桂司と、『Number』『SMスナイパー』などの雑誌でイラストを手掛ける佐藤ブライアン勝彦の2人展。同展をモチーフにした飲食メニューが用意されているほか、1月4日に『新春餅つき大会』が開催される。

『年末調整GIG 2016』（12月22日～12月25日）

『年末調整GIG 2016』ロゴ

名古屋の4会場で4日間にわたり開催されるライブイベント。クリスマスイブにはダイアモンドホールでD.A.N.、tofubeats、Yogee New Wavesらが、クリスマスにはZepp NagoyaでOKAMOTO'S、ペトロールズらがライブ予定。

『Music Festival, teamLab Jungle』（12月24日～1月9日）

『Music Festival, teamLab Jungle』イメージビジュアル

デジタルアート集団・チームラボが「超実験的」に始めたという体験型音楽フェスティバル。会期中は無休となっており、大晦日と元日にも年齢制限のない「昼フェス」と、小学生以下は入場不可の「夜フェス」が複数回ずつ開催される。

Mike Kubeck's Show Vol.1『car and freezer christmas festival 2016』（12月25日）

Mike Kubeck's Show Vol.1『car and freezer christmas festival 2016』フライヤービジュアル

石橋英子とSuperDeluxeによるクリスマスライブ。ジム・オルークも参加する「石橋英子ともう死んだ人たち」が出演するほか、現代音楽の作曲家コンロン・ナンカロウの作品映像とタップダンサーの熊谷和徳のコラボなども展開。会場ではクリスマスにちなんだ飲食物も用意される予定。

『WWMM』（12月25日）

『WWMM』メインビジュアル 写真：トヤマタクロウ

「わくわくミツメまつり」こと『WWMM』は、昨年12月に初開催され、今回で2度目の開催を迎えるミツメの自主企画。会場はLIQUIDROOMとLIQUIDLOFTの2会場で、出演者にはOGRE YOU ASSHOLE、cero、Alfred Beach Sandalらが名を連ねている。

『Nightmare After Christmas 石野卓球の地獄温泉 -Tokyo Jigolympic 49-』（12月26日）

『Nightmare After Christmas 石野卓球の地獄温泉 -Tokyo Jigolympic 49-』メインビジュアル

石野卓球が毎年、自身の誕生日である12月26日に開催している「アフタークリスマスパーティー」。来年の誕生日には50歳になる石野の、「40代最後のエクストリームスポーツ」になるという。チケットは現在発売中。

『エレ片IN両国国技館』（12月28日）

エレ片

片桐仁（ラーメンズ）とエレキコミックのやついいちろう、今立進による「エレ片」のイベント。レキシや峯田和伸が参加するコントや、TBSラジオ番組『エレ片のコント太郎』の振り返り企画が行なわれるほか、先日恋人へのプロポーズを成功させた今立の結婚式が「同時開催」される。

『アンコール！アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016』（12月17日～1月13日）

『アンコール！アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016』チラシビジュアル

タイ出身の映像作家、アピチャッポン・ウィーラセタクンの特集上映。『光りの墓』などの長編監督作や故郷のイサーン地方を描いた関連作などが上映される。なお現在、東京都写真美術館ではアピチャッポンの個展『亡霊たち』が開催中。

『溝口健二＆増村保造映画祭　変貌する女たち』（12月23日～）

『溝口健二＆増村保造映画祭』ポスタービジュアル ©KADOKAWA

今年で没後60年を迎える溝口健二と、没後30年を迎える増村保造の監督作品を特集する上映企画。女性が主人公の物語を中心とした42作品を上映する。会期中にはトークも予定されており、年末には若尾文子、深田晃司、山戸結希が、年明けには香川京子、種田陽平が登場する。

『メリー・ゴズリマス！ ライアン・ゴズリング 聖夜に漂う危険な香り』（12月24日）

『オンリー・ゴッド』 ©2012 : Space Rocket Nation, Gaumont & Wild Bunch

カナダ出身の俳優ライアン・ゴズリングを特集するクリスマスイブのオールナイト上映。ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品『ドライヴ』『オンリー・ゴッド』など、ゴズリングの主演映画4作品を上映する。

『ミシェル・ゴンドリー特集』（12月24日～1月6日）

『エターナル・サンシャイン』 ©2004 FOCUS FEATURES, LLC

Bjork、BECK、The Chemical BrothersといったミュージシャンのPVも手掛けるフランスの映画監督、ミシェル・ゴンドリーの特集上映。『エターナル・サンシャイン』『ムード・インディゴ うたかたの日々』『グッバイ、サマー』の3本が上映される。

柿喰う客『虚仮威』東京公演（12月28日～1月9日）

柿喰う客『虚仮威』メインビジュアル

中屋敷法仁が代表を務める劇団・柿喰う客が、結成10周年を記念して発表する新作公演。12月31日の21:00からも公演を予定しており、この回の終演後には「年越新春イベント」を行うことがアナウンスされている。詳細はオフィシャルサイトの続報を待とう。

『JUDAS, CHRIST WITH SOY ユダ、キリスト ウィズ ソイ～太宰治「駈込み訴え」より～』（1月4日～1月6日）

『JUDAS, CHRIST WITH SOY ユダ、キリスト ウィズ ソイ～太宰治「駈込み訴え」より～』公演風景 ©bozzo

森山未來がイスラエルの振付家、ダンサーであるエラ・ホチルドと共に制作した作品。太宰治の短編小説『駈込み訴え』がもとになっており、2014年にテルアビブで初演された後、昨年国内でも上演された。今回の公演では昨年の公演に引き続き、蓮沼執太が音楽を担当する。

『ピクサー アドベンチャー「もしも」から始まる、冒険の世界』東京二子玉川会場（12月21日～1月9日）

『ピクサー アドベンチャー 「もしも」から始まる、冒険の世界』ビジュアル

全国各地で開催され、これまでに10万人以上を動員した体験型企画『ピクサー アドベンチャー「もしも」から始まる、冒険の世界』。参加者は『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』などの世界に入り込むことができるという。会期中は1月1日を除くと毎日入場可能。

CINRA.NETのイベントコーナーには、まだまだ冬のイベント情報がたくさん。こちらもあわせてどうぞ。