土岐 麻子
音楽を聴くことが
より一層楽しくなる4つの方法
リスナーとしても、プレイヤーとしても、「音の探求」を楽しんでいる土岐さん。音楽を再生するハードもメディアも多様化する現在、土岐さんはどのようなリスニング環境で音楽を楽しんでいるのか訊いてみたところ、家では一般的なCDコンポやアナログプレイヤー、外出先ではiPhoneで音楽を聴いているそうです。以前はポータブルCDプレイヤーもよく持ち歩いていたそうですが、「最近故障してしまって、いいCDプレイヤーを探しているところなんです」とのこと。そんな土岐さんに、より音楽を聴くことが楽しくなる方法を教えてもらいました。
音楽と新幹線の流れる車窓をシンクロさせよう
移動中に音楽を聴くことが多い土岐さんが、リスニング環境として一番お薦めする乗り物は新幹線。その理由はスピードにありました。
土岐:新幹線は、窓の外の景色が速く過ぎ去っていくからいいんです。音楽も瞬間で情報が過ぎ去っていくことを楽しむものじゃないですか。窓の外の速い景色と音楽の流れがシンクロすると、より自分の世界に入り込める感覚があるし、すごく音に集中できるんです。ずっと「電車や新幹線で聴く音楽がこんなにグッとくるのはなぜだろう?」と不思議に思っていたら、「流れるもの」同士だから想いを乗せやすいんだなと気づきました。
ヘッドホンをファションとしても楽しもう
外に音楽を持ち出すときの必須アイテムとなるのが、iPhoneやポータブルCDプレイヤーを聴くためのヘッドホン。特に女性は、人から見られるアイテムとして、やはり色や形にも気を配りたいものです。
土岐:レコーディングスタジオや自宅で使うぶんには、ルックスはとくに気にならないですが、外で音楽を聴くときは、見た目も自分が気に入ったヘッドホンのほうが、気持ちからワクワクしますよね。今日の撮影では、私も赤色のヘッドホンを身につけさせてもらいましたが、女の子がつけて歩くなら、音がいい上に可愛いほうが断然嬉しいですよね!
好きな曲をいろいろなメディアで聴いてみよう
アナログ盤、CD、圧縮音源といろいろな音楽メディアがありますが、それぞれに異なった音の特徴があると話す土岐さん。なかでもアナログ盤には、こんな魅力があるそうです。
土岐:気に入った曲は、CDだけじゃなくアナログ盤も買いますね。私にとってアナログ盤やラジオの音は、人の耳に優しく感じるんです。同じ曲でもCDの音は、刺激的な感覚があります。同じ曲でメディアを替えて聴き比べてみるのも面白いと思いますよ。できれば自分の曲も、CDの他にアナログ盤やハイレゾ音源でリリースしたいと思うこともあります。
ハイレゾでミュージシャンの音作りを探求しよう
アナログ盤の優しい音色に身を委ねる心地よさと同時に、土岐さんはハイレゾ音源にもとても興味があるそう。高音質にはどんな楽しみ方が?
土岐:音作りを探求したい曲は、ハイレゾならより発見があって、聴き込む楽しみが増えると思います。私はまだハイレゾ音源でリリースをしたことがないのですが、ミュージシャンが特にフィーチャーしていない音が立ち上がってるのかも知れないですね。あと、最近ライブ盤をハイレゾで聴いたんですけど、会場の音をつぶさに拾うので、音が目に見えてくるんですよ。全部の音に立ち寄れる感覚がありました。
「本気でやりたいことは、やるべき」
柔らかい歌声と表情の内に潜む情熱
- フィードバック 0
-
新たな発見や感動を得ることはできましたか?
-