何かの偶然、何かの縁で、ふとした瞬間、全然知らなかった音楽が耳に入り、見慣れたはずのいつもの景色が、一瞬でガラッと変わることがある。リズム、メロディー、音そのものの力、声を発する力。遥か太古の昔から現在に至るまで、「音」は根源的で重要なコミュニケーションツールとして人々を繋いできた。
そんな「音」を使って、人々や街に変化を加え、盛り上げていこう! というプロジェクトが、2011年秋からスタートした『アートアクセスあだち 音まち千住の縁』。地域をアートで盛り上げていこう、という試みは各地で行われているけれど、こちらのプロジェクトの特徴は、あくまでも「音」をコンセプトにこだわり抜いていること。大友良英、やくしまるえつこ、スプツニ子!、八木良太など、豪華で個性的な顔ぶれのアーティストたちが下町の人々と一緒になって、新たな作品を次々と生み出していきます。この連載では、足立区千住という東京でも随一の下町で行われている、この個性的なプロジェクトの様子を様々な角度からご紹介していきます。
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