―では最後に、いちろーさんとせんせいのお気に入りのカランコロン京都の3品、それから伊藤社長お気に入りの東京カランコロンの3曲を教えてもらえればと思います。まず、いちろーさんどうでしょう?
これですね(と、バッグを出す)。
うわ、めっちゃ年季入ってる(笑)。
このがま口バッグ、実はライブのステージにいつも持っていってたんですよ。アンプの上やモニターの横に置いてライブしてたんです。それですごく汚くなっちゃったんですけど(笑)。誕生日のいただきものなので買い替えるわけにもいかず、ずっと同じものを使ってて。「どこかでカランコロン京都の関係者が見てないかな?」というユルい期待を込めて置いていました(笑)。
(笑)。
でも、僕がこれをライブで下げて出るようになってから、お客さんでも持ってくる人が増えたんですよ。
嬉しいですね……。僕がライブを拝見したときも、持ってるお客さんがすごく多かったです。
そうなってくれたらいいなと思っていたので、このバッグが一番思い出深いですね。
―なるほど。せんせいはどうですか?
自分の持ってるやつで一番古いやつを持ってきたんですけど……。
これ、かなり初期のやつですよ! 嬉しいなあ。
すごく大事に使ってるんです。ひもを1回作り直してもらったんですけど、無料でやってくれて。
これはね、デッドストックの生地を専門で扱ってる生地屋さんがあって、残り少ない生地をわけてもらって作ったやつなんですよ。
―本当に愛用していた品なんですね。
そう。だからめっちゃ汚い(笑)。
俺なんか、ガムテでとめちゃってるもん(笑)。このひも、3回ぐらい変えてるんですよ!
―では、伊藤社長お気に入りのカランコロン東京の3曲を。
ライブで観た“フォークダンスが踊れない”が印象に残ってます。途中で曲調が変わるところでシーンが浮かんできて、すごく好きですね。
あの日の“フォークダンスが踊れない”は会心の出来でしたね(笑)。
あと、アップテンポの曲が好きなので“ハートフルホット”。途中で「ハッフッホ」ってフレーズがあるじゃないですか? 最初はなんて言ってるかわからなくて、歌詞を見直して「あ、そういうこと!?」ってクスっとして。そのコミカルな感じも好きです。
ヤバいやつな(笑)。
「ハッフッホ」っていうのは、昔カップ麺のCMで使われていたフレーズなんですけど、どうしてもあれをサビの前に言いたい! ってところから曲を作ったんですよ。でも「今そのCMは流れてないけど、そのまんま『ハフホ』って書いちゃうとまずいよね……?」ということで、“ハートフルホット”になったんです。
そうなんだ。あとは、やっぱり“いっせーの、せ!”です。新しい世界が始まっていく感じが歌詞からも曲からも伝わってくるので。僕らもやっぱり新しいことの連続で今に至っていて。ブランドって、やってみないとわからないことばかりで、最初から緻密に計算して、勝算があって……なんてことはないんです。まさに「いっせーの、せ!」でやるしかなくて。そういう意味でも、すごくいい歌だなって思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
そういえば、この間、福岡にキャンペーンで行ったときに、天神の地下にあるカランコロン京都に遊びに行ったんですよ。そしたら、店員さんが僕らのこと好きだったみたいで。
「もしかして……東京カランコロンさんですか?」って。
しかも、そんときたまたまそこに寄ったお客さんもまた僕らのファンで。
ほんまですか? すごい!
ほんとに偶然だったんですけど。
こないだ全国の店長の集まりがあったんですけど、「私も好き」「私も好き」って言うんですよ。みんな前から好きやったらしくて。やっぱり、いいなって思う感覚がつながってるんやなと思いましたね。
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