杉咲花主演、町田そのこ原作映画『52ヘルツのクジラたち』ティザービジュアル公開
![](https://former-cdn.cinra.net/uploads/img/2023/c5a1dbf058bcfd9d41fb418fb15172e854fd255b3.jpeg)
映画『52ヘルツのクジラたち』のティザービジュアルが公開された。
原作は2021年の『本屋大賞』を受賞した町田そのこの同名小説。傷を抱え東京から海辺の街に移り住んだ三島貴瑚が虐待され声を発することのできない少年「ムシ」と出会い、その出会いが貴瑚の声なきSOSを聴き救い出してくれたアンさんとの日々を呼び覚ますというあらすじだ。
主演は貴瑚役を演じる杉咲花。監督は『八日目の蝉』『銀河鉄道の父』の成島出が務めた。来年3月公開。
ビジュアルは「ここに、あなたを感じる」というコピーと共に、海を望むテラスで目を閉じて空を仰ぎ、耳を澄ます貴瑚の姿を捉えたもの。写真家の八木咲が撮影を担当した。撮影場所は劇中で貴瑚の住む一軒家の、海に向かってせり出した六角形のテラス。大分の海辺の高台にある日本家屋だという。
杉咲花のクランクアップコメントも到着。
【杉咲花のコメント】
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱり完成する映画には、この世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そしてこの物語に気づかされた感覚を、時代とともに更新し続けていくことが、私たちに託された大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。
![](https://www.cinra.net/assets/img/top/image-crossing.png)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?