「働かざる者食うべからず」はシビアな現実の真理だとしても、それにしたって「働く」ことが人間らしさや幸せにつながらないと感じることが多いのだとしたら、それは不幸なことだと思う。吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』は小学生のコペルくんに向けられた言葉だが、それは社会に出て働くあらゆる人たちに向けられた大きな問いだろう。
2023年1月に東京・墨田のホテル「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」で開催される『ART JOB FAIR(アートジョブフェア)』は、日本初のアートの働き方に特化したジョブフェアだ。アートの仕事に就きたい人と担い手を探す人たち双方が集うイベントで、7月25日から出展者の募集が始まっている。
そもそもアートの仕事とはどんなものだろう? 近年、ビジネスやデザインなどさまざまな場所でアートの存在感が強まっているが、仕事として考えるといま一つ曖昧なイメージしかないのもアートの現在のポジションといえるだろう。しかしその曖昧さは、生きることや幸せといった人間にとって不可欠な「もの」や「こと」に強く結ばれてもいる。
日本ではまだ誰も挑戦したことのない「アート」と「ジョブフェア」を結ぶ試みに奮闘する、主催の高山健太郎に話を聞いた。
アートの仕事に就きたい人と雇用者が出会う場所。「アートジョブフェア」とは?
ーギャラリーが主体になるアートフェアは一般的ですし、最近ではアーティスト自身が運営に関わるアーティスツフェアなどもあったりします。ですが「アートジョブフェア」は初めて聞く言葉です。どのような催しなのでしょうか?
高山:簡単に説明すると、アートの担い手・働き手のキャリアアップや就労支援の場です。エンジニアリングや福祉系などを対象としたジョブフェアは頻繁に行なわれていますが、私の知る限り日本国内で「アート」に特化した就活フェアはありません。じつを言うと、このアイデアの元になったあるプロジェクトがインドネシアにあるんですが(笑)、その話も後でできればと。
ともあれ、日本では現代アートだけでなく芸能や工芸など文化芸術に関わる仕事はいろいろな種類があって、民間、国立、公立、一般社団法人、NPOなどさまざまな団体が人材を求めています。でもそれらをまとめて知る機会はこれまでなかったので、それらを一括りに「Art related jobs」としてとらえ、紹介する場をつくろうと思ったんです。
ー「アートジョブ」という言葉の響きが新鮮です。ギャラリストやキュレーターは一般にも認知される職業ですが、最近は作品設営の専門家であるインストーラーなど比較的新しい職業も生まれています。でも、それらはどれも個別の職業であって「アートに関わる職業」として大きく名指されることは少なかった気がします。
高山:そうですよね。アートジョブって言葉自体が新しい概念ですし、そこにジョブフェアが合わさることはいままでなかったはず。この事業を継続することで、アート業界に新しい人が入ってきたり、これまで活躍してきた人たちのキャリアアップ、スキルアップの機会にもなったり、アートの社会的価値を高め、底上げをしていくような場に育てていくのが私たちのミッションと思っています。
ー7月25日から出展者の募集が始まっています。
高山:今回は28社の出展を予定していますが、出展団体同士の横のつながりが出来ていくことで、業界内のキャリアアップや就労環境の問題を改善していく機会もつくっていきたい。
アートの現場を支えている団体には中小零細規模が多く、組織単体では社員研修のプログラムを行なうのも難しいと聞いています。その代替として、このアートジョブフェア内で研修に相当するセミナーやレクチャーを実施できれば、例えば近年問題になっているハラスメントを防止する機会にもなるでしょう。そういった文化芸術に関わるさまざまな課題を乗り越えていく運動体になっていきたいと思っています。
なぜいま、アートジョブフェアが必要なのか? コロナ禍で露呈した、芸術文化の社会的価値の形成の遅れ
ー高山さんは長くアート業界で働いてらっしゃいますね。アートの聖地として国際的に知られる「ベネッセアートサイト直島」を運営する福武財団で約7年間働き、その後は金沢で工芸の振興に関わる仕事をなさっています。アートジョブフェアを始めるに至った問題意識は、そういった経験が起点になっているのでしょうか?
高山:私はこれまで民間のアート事業会社の立場で、観光客や来訪者に対してアートを提供することを長くやってきました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が起こって、国境や県境を越えての移動ができなくなり、それに伴って表現すること、またそれらを鑑賞する機会さえも大きく失われてしまいました。それ以前からこれまでのような事業形態の継続は難しいと考えて、鑑賞や表現だけではないかたちでアートに関わる仕事ができないだろうかと思っていました。
そこで出会ったのが、アーツカウンシル東京が主催する「芸術文化創造活動の担い手のためのキャパシティビルディング講座」(※)です。すでにアートの現場に関わっている人たちが参加するオンライン講座で、北は秋田から南は沖縄まで16名が参加していました。
映画制作や演劇に関わる方も多く、また公的な文化セクターで働く方もたくさんいらっしゃって、これまで民間でしか働いたことのない私にとってとても新鮮な出会いの場でした。講座の内容自体も非常に充実していましたが、受講生たちが共通して抱える悩みが興味深く、また共感できるものでした。
※芸術文化事業に携わる人を対象としたアーツカウンシル東京主催の講座。一定のキャリアを積んだ人向けに、講師による実践的なレクチャーとディスカッション、課題解決戦略レポートの作成・発表などが主なプログラムという。
―それはどのような?
高山:自分はいま30代後半ですが、同じくらいの年齢になるとこのまま結婚して子どもを育てられるのか、もしくは高齢になった両親の世話をどうすればできるのかといったプライベートな悩みと、このままアートの仕事を続けることが現実的なのかといった不安が交差してくるんですよね。
実際、アートを支えている人の多くが非正規で不安定な労働環境で働いていますから。アートフェアや芸術祭が増え、経済的な価値や美術的価値の形成といった言説は強く意識されますが、コロナ禍を経たことで、芸術文化の社会的価値の形成の遅れに関心を抱くようになったわけです。
文化庁もようやくアートを支える方々の労働環境の改善に関して目を向け始めていますが、国がやるとなるとどうしても時間がかかります。そこで民間の立場にいる私たちが具体的に動いていくべきだと思いました。今年がその一年目で、まずは三年間続けることが目標です。少しずつ出展者を増やしていきながら、民間で行うアート人材のキャリアアップやスキルアップの機会を安定して提供していくつもりです。
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クローズドなつながりで成り立ってきたアート業界に、オープンなプラットフォームを
ー想定する出展者、つまり雇用を考えている企業や団体はどのような顔ぶれでしょうか?
高山:おおまかに3パターンの出展者がいらっしゃいます。一つは新規事業や新規施設の立ち上げにあたって求人したい方。例えば地方を拠点とする事業者ですと、その土地に移住して働きたいと考える人とはなかなか出会えないことが多いのが課題だと聞いています。
二つ目は事業の拡大。コロナ禍でオンラインでのイベントや発表の機会が増えましたが、そういった事業への転換・拡大を考えている事業者のなかには、システムエンジニアやカメラマン、ライター、デザイナーを探している方がかなりの数いらっしゃいます。
三つ目は、つながりや広がりを今回のフェアに参加することで得たいという事業者です。これは他の2パターンとも重なりますが、組織運営のなかで評価制度を見直すにあたって、新しい人材と出会いたい、という声もあります。
ー求職する側はいかがでしょうか?
高山:こちらも3パターンを想定しています。一つは、アート業界は未経験だけれど飛び込んでみたいという方。新卒者も含まれますから、アートに関わる仕事にどんなものがあるのかを知る機会として活用していただければと。
また、最近「アート思考」といった言葉がかなり聞かれますが、不安定な社会のなかでアートが持っているイノベーションの力に企業に属するビジネスマンの方もアートの世界に関心を持っていますよね。そういった異業種の方が、副業としてアートNPOの財務のアシストを担うといったスタイルもありえます。
もう一つは、それぞれの事業でアートのキャリアを辞めてしまった人で、もう一度アート業界に復業したいと思う方。あるいは現在アート関係の仕事としていて、より条件のよい労働環境を探している方などですね。
ーお話を聞いてだいぶイメージが掴めた気がします。私自身10年以上アートに関わるフリーライターと編集者の仕事をしていて、この仕事を始めたきっかけこそ『美術手帖』のライター募集でしたが、その後もさまざまな人的な縁で仕事を続けてきた感覚があります。ある意味でそれはとてもクローズドな交流によるものであって、そういった機会を広く開いていくというのは時代に適した変化だと思いました。
高山:アート関連の求人情報が載るサイトはこれまでもありましたが、仕事を探すほうも依頼するほうもなかなかピッタリとマッチングせず、結局は人的なつながりを頼りに人を探すのがスタンダードでしたよね。
ですが、アートの仕事も多様化してきて、ビジネスやクリエイティブの現場同様に、内容もスピードも重視されるようになっています。そういった環境で必要とされる出会い方も変化していくと思うので、それに対応したオープンなプラットフォームとしてのアートジョブフェアを目指しています。
多様化するアート業界の仕事。直島、金沢で感じた「循環」することの必要性
ーアートの仕事が「多様化」したとおっしゃっていましたが、高山さん自身もそういった労働環境の変化を実感されてきたんでしょうか? ベネッセアートサイト直島を展開する福武財団は企業メセナ(※)の代表といえると思いますし、その後には企業メセナなどの支援をうけて各地にアート系NPOが次々と誕生する時代がやってきました。そして現在は、都市ディベロッパーを中心とした民間企業が主導するアートプロジェクトが増えています。
高山:個人的な話ではありますが、私は2000年代前半の就職氷河期の最後の世代なんです。周囲のアーティストの知り合いはアルバイトで食いつなぎながらアート活動をする、というタイプが大勢いました。普通に社会人になろうとしてもなれない時代だったからこそ、食べていけるかはわからないけれど、自分の好きな仕事に就きたいと思いました。
高校を卒業した後の2年間はニューヨークで英語の勉強をし、アーティストの小沢剛さんが銀座の路上でゲリラ的に展示するプロジェクト「なすび画廊」を行っていたことに刺激を受けたりして……。大阪城公園で「ホームレス画廊」という小沢さんにインスパイアされた活動をしたこともありました(笑)。
(※)企業による芸術文化支援。1990年代から始まったとされる
ー写真に映っているのが、若き日の高山さんですか?
高山:20歳ぐらいで、長続きしませんでしたけどね(苦笑)。それで、きちんとアートの仕事、とくに美術館の仕事を経験したいと思って、当時ボランティア募集をしていた直島で働くことにしたんです。そこからアルバイトになり、契約社員になり、そして正社員になって、『瀬戸内国際芸術祭』や豊島美術館や犬島精錬所美術館のオープンに関わって2011年まで働いていました。
瀬戸内の島々に行ったことのある方であれば頷いていただけると思うのですが、直島周辺にある作品は、瀬戸内の自然のなかでアートの体験を提供するものでした。けれども2011年に東日本大震災があり、海外からの来訪者が一気に減ったことで、作品や土地の魅力だけに頼るのではないアートのあり方を考えるようになりました。
ーそれで直島を離れて金沢へ?
高山:2015年の北陸新幹線の開業に合わせて、金沢でアートのまちづくりをしていこうという機運があったんです。直島の上司でもあった秋元雄史さんが金沢21世紀美術館の館長で、金沢で文化を通じたまちづくりを行うNPO法人趣都金澤の理事長の浦淳(うら・じゅん)さんを紹介いただいて、浦さんと一緒にNoeticaという民間のアート事業会社を立ち上げました。
金沢と直島が大きく違うのは、金沢の街中にはずっとその土地に住んで活動する工芸作家さんが大勢いることです。加賀藩は伝統工芸を奨励してきた歴史がありますから、工芸というアートが、街の産業やアイデンティティーに広く深く根付いている。そういう土地であれば、単に作品をつくってそれを観光の目玉にするだけではなく、日常の暮らしの中から、非日常の催しの中まで、工芸を使う場や魅せる場を広げながら、工芸の現代化を通して、新たな価値の創出ができると思ったんです。
ー直島では豊かな自然のなかに作品をつくるけれど、金沢は人を相手にして、現在進行形で生まれる「もの」あるいは「こと」をつくっていける、ということですね。
高山:逆に言えば、その土地で暮らし作品制作を続ける「人」を意識しなければならないということでもありますね。金沢の学校や研修所で工芸を学んだ作家さんたちは、何もしなければ、東京や大阪といった「作品を売るチャンスがある場所」に移っていってしまいます。人材の流出を問題だと考え、金沢のなかに見せる場所、作る場所、売る場所があり、「循環」できるサーキットを作るために、2017年に「KOGEI Art Fair Kanazawa」という工芸に特化したアートフェアを立ち上げました。
ーそういった気づきにも、アートジョブフェアのアイデアの種がありそうですね。
高山:もう一つ付け加えるなら、ルアンルパ、セラム、グラフィス・フル・ハラというアーティストコレクティブが運営する「グッドスクール」の影響も大きいと思っています。
ーインドネシアを拠点とするアーティストたちの集まりですね。とくにルアンルパは、欧州圏を代表する国際芸術祭『ドクメンタ』のディレクターに就任したことも話題になりました。
高山:コロナ禍で行けなくなってしまったのですが、じつは文化庁の新進芸術家海外研修制度で、ルアンルパの拠点であるジャカルタに短期研修に行く予定だったんです。インドネシアは世界一の多民族国家と言われていてさまざまな問題を抱えていますが、だからこそ一緒に話し合いながら民主主義をもっとよくしていこうと活動している人たちがいます。
ルアンルパもその一つで、そういう場所だからこそ生まれる実践的なアートのあり方に興味を持っていたんです。リサーチをしている時に、ジョグジャカルタのアートセンターで行われていたのが「アーティストジョブフェア」。それがアートジョブフェアの先輩というか(笑)。
ーなるほど!
高山:現在、山口情報芸術センター[YCAM]にキュレーターとして着任した、レオナルド・バルトロメウスさんにお聞きしたのですが、インドネシアのアート業界は、日本のように多くの公的助成金がアート業界に入ってきません。だから、アーティストたちも自分がいかにサバイブしていくかを真剣に考えている。かれらのアーティストジョブフェアでは、絵画の助成金を紹介しあったり、アーティストが働きやすいパートタイムの仕事を紹介しあったりして、生存のためのエキスポとして機能している。それを日本でやるとしたら、というのが私たちのアートジョブフェアの原点なんです。
十分な賃金を払える余力があるのか? アート業界の課題
ーちょっと厳しい質問をさせてください。アートに限らず、今の日本は経済、文化、政治の面で大きな転換期にあります。そういった時代のなかで、これまでのようなアートの仕事のあり方で通用するのか、十分なお金を働く人に払えるような余力がこの業界にあるのか……。個人的にも悩みや心配は絶えません。そのなかでアートジョブフェアはどんな役割を果たせると考えますか?
高山:現実的な問題が多くありますよね。アートジョブフェアを始めるにあたって多くのヒアリングを行ないましたが、求人に困っているけれど採用にお金をかけているアート事業者はあまり多くいらっしゃいません。稀に求人サイトに少しのお金を出して求人広告を出せば事足りる、という方もいれば、誰かが辞めてから後釜を探すという声も多く聞きました。かなり大きな規模の組織でも、採用にお金をかけていないところはたくさんあるようです。
でも、それでいいとは誰も思っていないんですよ。ある事業者さんは、理想の人材を探すために結局100万円ぐらい使うことになったとおっしゃっていましたけど、それができる事業者さんはほとんどいません。また、アートの仕事においては正社員の雇用が絶対的な正解というわけでもない。自分の活動をしながら副業的に収入を得たいという方もいれば、雇用する側も従業員ではなく一緒に仕事をするパートナーを探したいという人もいて、かなり多様なんです。
ーめちゃくちゃ優秀だけれど、積極的に「働きたくない!」と考える変わった人物が多いのもアート界隈の特徴ですしね。友人知人にも多くいます。それで本当に大丈夫なのかはまた別の話ですが(苦笑)。
今後、アートジョブフェアが続いていくなかで次第に変化していくとも思いますが、現状としては就活フェアといっても、かなり多様な雇用のスタイルと求職のスタイルが混在する催しになりそうですね。
高山:おっしゃる通りです。ジョブフェアということで、明確な期待を持ってこられる方もいらっしゃると思うんですよ。しかし実際問題として、いまアート業界では応えられないことはたくさんあります。それを解決しながら、それぞれが希望する働き方を擦り合わせていく、議論していく場としても活用していきたいんです。
高山:アートがこれだけ社会的に注目されているのは、そこに人間的な楽しさや面白さがあるから。そういった環境の面白さや価値を受け入れて、副業的な関わり方からアートに実際に触れていこう、という人に来ていただけたら嬉しいです。
人生100年時代と言われるなかで、個人がずっと同じ仕事をし続けるだけではなく、新しい挑戦をしてみたり、自分がもっているスキルを活かしてまったく違う場所で働いてみる、というのはこれからの時代の働き方だと思っています。その選択肢としてアートというのはとても面白い職域ですから、このアートジョブフェアをきっかけにして、大勢の人に関心を持ってほしいです。
- イベント情報
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『ART JOB FAIR 2023』
開催日程:2023年1月28日(土)、29日(日)
時間:11:00~18:00
会場:KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
住所:〒130-0004 東京都墨田区本所2丁目16-5
入場料:無料(日時予約制)
来場者:400名(予定)
内容:出展者のブース展示、説明会、トークイベントなど
7月25日から出展者の募集を開始している。詳細は以下の通り。
募集期間:2022年7月25日(月)~9月19日(祝月)
出展資格:文化芸術に携わる活動を行い、会期中は出展ブースにて説明・展示ができること
出展料(税込):12~28万円
先行割引期間(7/25~8/26):10~24万円
出展ブース面積:18平米~42平米
出展料に含まれるもの:ブース代、プログラム参加費用、ウェブやチラシなどの宣伝媒体等
募集数:28社
参加方法:ウェブサイトにて出展申込を受付予定です。
- プロフィール
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- 高山健太郎 (たかやま けんたろう)
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1982年大阪市生まれ。2004年公益財団法人福武財団に入社。2005年から「瀬戸内国際芸術祭」の準備に携わり、2011年まで直島、豊島、犬島の美術館の立ち上げやアートプロジェクトに携わる。2012年に全国でコミュニティデザインを手がけるstudio-Lに参画し、「水都大阪フェス2012」に携わる。2013年にディレクターとして文化事業会社ノエチカの創業に携わり、「KOGEI Art Fair Kanazawa」や「KUTANism」など石川県の地域文化である工芸のまちづくりやツーリズムなどに8年間携わり、2021年4月独立。アート事業会社の株式会社artnessを創業。アートプロジェクトのキュレーションやプロデュースを手掛けている。
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