毎週更新のCINRAプレイリスト「Songs We Dance To」。ロック / ポップ、インディ、ヒップホップをはじめ、実験的なエレクトロニックミュージックからK-POPまで、ジャンルレスに選曲したプレイリスト(2022年7月18日週更新)から、編集部員が特におすすめしたい楽曲を紹介します。
柴田聡子“ぼちぼち銀河 Takuro Okada Remix”
柴田聡子”ぼちぼち銀河 Takuro Okada Remix”を聴く(Apple Musicで聴く)
柴田聡子が5月にリリースし「念じ続けている内に出来て、自分でも分からないことの多かった」と言う“ぼちぼち銀河”を、柴田聡子inFIREのメンバーとしても活躍する岡田拓郎がリミックス。揺れたり漂ったりしながら、ぼちぼち行こうかねぇと銀河を彷徨っていたオリジナルから、銀河の彼方にヒューッと飛んでいくようなリミックスで、異なる銀河体験。「ところどころに出てくる揺れるような表現に、遠く離れて通信が切れていくような物語を感じたりと、細部と全体を行き来してずっと楽しい」と柴田がコメントするように、細部まで楽しいリミックスに隅々まで聴き入ってしまう。(川浦慧)
ジェシー・ウェア“Free Yourself”
ジェシー・ウェア“Free Yourself”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
ジェシー・ウェアが先月の『グラストンベリー・フェスティバル』で初披露した新曲を、来たる5枚目のアルバムの先行曲としてリリース。2020年のアルバム『What's Your Pleasure?』のモードを引き継ぐようなディスコハウス曲だが、コロナ禍でリリースされた前作よりもさらに開放感に満ちた景気の良い一曲。本人によればこの曲は自身にとって「新しい時代の幕開け」。再びツアーに戻り、オーディエンスの前で歌えるシンガーの喜びに溢れたサマーアンセムになっている。(後藤美波)
Roska"Call Mi feat. なかむらみなみ, Sweetie Irie, Serocee & Flowdan"
Roska"Call Mi feat. なかむらみなみ, Sweetie Irie, Serocee & Flowdan"を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
UKファンキーを代表するプロデューサーRoskaが、なかむらみなみをフィーチャーした新曲“Call Mi”をリリース。以前もシングル“Pree Me”にてコラボしていたRoskaとなかむらみなみだが、今作ではSeroceeやSweetie Irie、FlowdanといったUK本国の第一線で活動するレゲエディージェイ、グライムMCと共演。TREKKIE TRAXのプロデューサーandrewとともにUKのベースミュージックを軸としたスタイルを推し進める彼女の、インターナショナルな躍進の気配をますます感じさせる一曲となった。(山本輝洋)
Tunnel“Monday”
Tunnel“Monday”を聴く(Apple Musicはこちら)
ワシントンD.C.のレーベル「House of Joy」から、Tunnelのデビュー作より。一聴してMy Bloody Valentine直系とわかるシューゲイズナンバーではあるが、アナニス・モリセットからの影響もあるようで、ドリーミングさに逃げ込まない強度のあるポップな歌が耳を惹く。本人はクラシック音楽の教育を受けたバイオリニストでありながら、ハードコアやノイズの現場でも活動してきたそうで、ノイズギターの扱い方も絶妙。なお本作にはDCポストハードコアの雄Fugaziのドラマー、ブレンダン・キャンティが参加している。(山元翔一)
このほかにも、今週はbeabadoobee、METAFIVE、SAMOEDO、TWICE、田島ハルコ、サニーデイ・サービス、blackmidi、DoomCannon、Buttering Trioなどの新曲30曲を追加。CINRA編集部がいま聴いている曲をセレクトするプレイリスト「Songs We Dance To」は、Apple Musicで毎週水曜に更新中。
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