音楽ZINE『痙攣』の第3号が2023年1月15日に一般発売される。
『痙攣』は「ネットメディアに対するオルタナティブな紙媒体のメディア」として構想された音楽ZINEで、第3号では「ロックの過剰」と題してプログレ/ニューウェーブを特集。
編集長によるBUCK-TICK論、樋口恭介の小説などを掲載
本誌には、編集長・李氏によるBUCK-TICK論をはじめ、社会学者の南田勝也のインタビューや樋口恭介による小説「分裂者たち」、今月ele-king booksより刊行される『現代メタルガイドブック』の監修を手がけたs.h.i.による論考、ダニー・エルフマン『Big Mess』やTHE SPELLBOUNDのクロスレビューなどが掲載される。
ダニー・エルフマン『Big Mess』(2021年)収録曲(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
THE SPELLBOUND『THE SPELLBOUND』(2022年)収録曲(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
今夏にはクラウドファンディングも行なわれており、出資者に対しての本号の発送は12月中旬ごろを予定しているとのこと。なお、『痙攣 Vol.3 ロックの過剰 プログレ/ニューウェイヴ 特集』の目次は下記のとおり。
【目次】
序文 李氏
[巻頭言]
ロックの過剰について ―技術・歴史・共同体の視点から― 李氏
[プログレ編]
1. 極東奇想音楽絵巻 妖怪みたまん
2. 分裂者たち 樋口恭介
3. ダニー・エルフマン『Big Mess』クロスレビュー
・「みんな」に置き去りにされた人物が背後から投げつける圧倒的なゴミの塊 永田希
・参照される存在としてのプログレッシヴロック 高橋祐希
・汚れと流れ 灰街令
4. わからないものをわからないまま理解するために:ジョン・ゾーンが取り組む「プログレッシヴメタル」の在り方と、そこに伴う「ジャンル」の話 s.h.i.
[インタールード]
ロックを語ることの現在地点 南田勝也インタビュー 取材:李氏
[ニューウェイヴ編]
1. ニューウェイヴとヘヴィメタルの融和の旅路~ゴシックメタルを介して俯瞰するHR/HMとニューウェイヴの蜜月~ tkhr _gother
2. THE SPELLBOUNDクロスレビュー
・希望を演算する漆黒のモノリス 北出栞
・不在からエーテルへ 李氏
3. BUCK-TICK論、あるいは二つの撹乱について 李氏
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